【感想・レビュー】The Darkest Tales(ダーケストテイルズ)

こんにちは、まよねーずです!

インディーメトロイドヴァニアプレイの傍ら、メジャータイトルをプレイしているという話はしたかと思います。

インディーメトロイドヴァニアが、アクション要素の多い作品なこともあり、メジャータイトルはもっぱらRPGをプレイしていました。

先日プレイしていたオクトパストラベラーをクリアして以来、RPG熱が上がっております。

今はテイルズオブベルセリアをプレイ中(戦闘はアクションだけどRPGだよ!)。

プレイ時間が25時間以上の作品をプレイするのは久しぶりなので、ボリュームがすごく感じます。RPGだと壮大なものが多いので余計ですね。

とりあえずこの熱が冷めるまでは色々RPGをプレイしようと思います。積みに積んだRPG達を!

さて今回はくまのぬいぐるみが夢の中にある狂ったおとぎ話の世界を冒険するメトロイドヴァニア「The Darkest Tales(ダーケストテイルズ)」です。

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The Darkest Tales(ダーケストテイルズ)について

開発元Trinity Team
リリースプラットフォームSteam
価格Steam:¥2,050

本作はイタリアはボローニャに拠点を置くTrinity Teamが開発した作品です。主人公がくまのぬいぐるみというなかなかにとがった内容だったため気になっていました。Steam版のみではありますが、2022年10月13日と割と最近リリースされた作品になります。

当初はメトロイドヴァニアなのかよくわからなかったため一旦保留にしていた作品でしたが、リリース後調べてみるとメトロイドヴァニアということがわかったため、Steam版を購入してプレイしてみました。

ストーリー、ゲーム内容はどんな感じ?

少女を救うためくまのぬいぐるみが体験する残酷なおとぎ話

本作はある部屋から物語が始まります。部屋の主の名前はアリシア。どこかの街に住む小さな女の子です。

ある夜眠りについている彼女の部屋の中で、小さな光が飛んでいました。小さな光は目的を果たすべく彼女の部屋にある大きなおもちゃ箱へと向かいます。

小さな光がおもちゃ箱を開けると中には大量のおもちゃ達が。光はその中で眠っている1体のくまのぬいぐるみ(以下テディ)に声をかけます。

あまりに光が話しかけるのがうるさかったのか、彼は気怠そうに起き上がり光に向かって悪態をつきます。

光はテディにアリシアがドリームデーモンに連れ去られたという話をします。そしてドリームデーモンに連れ去られたアリシアを救うため、彼に力を貸して欲しいと伝えます。

しかし、彼はそっけない態度を光に向けます。というのも、彼はアリシアにおもちゃ箱の中に入れられ構ってもらえなかったことを根に持っていたのです。

しかし光は彼にしつこく迫ります。あまりのしつこさに耐えかねたテディは観念し、アリシアを救うため彼女の夢の中へと向かう事に。こうして1体のくまのぬいぐるみと小さな光の冒険が始まります。

しかし、彼女の夢の中は一筋縄ではいかないほど、悪夢に侵食されていたのです。果たして彼らは無事にアリシアを救うことができるのでしょうか。

残酷なおとぎ話の中で繰り広げるヴァニア寄り

本作は意外にもヴァニア寄りのメトロイドヴァニアです。プレイヤーはテディを操作しアリシアの夢の中にある様々なエリアを進んでいき、強化アイテムやアクションスキルを獲得しながら進んでいきます。

最初のスタート時点では光とテディのおしゃべりで夢の世界に行くだけなので、一見メルヘンな感じなのかと思いきや、本作の舞台となるアリシアの夢の中は決して穏やかではない世界になっています。

各エリアは様々なおとぎ話になっているのですが、世界観が僕らが知っているおとぎ話とは違いかなりダークです。

狼を殺すことが生きがいの狂った赤ずきんちゃんや海賊になった白雪姫、マッドサイエンティストなゼペット爺さんなど、おとぎ話のキャラクター達がとにかくぶっ飛んだ姿で登場します。

あの有名なおとぎ話のキャラクター達があんな姿、こんな姿で登場するためあまり子どもには見せられない内容ではありますが、大人としては悪くない感じがあります。

そんなぶっ飛んだ世界を様々な武器やスキルを駆使して進んでいきます。アクションスキル以外にもスキルツリーやセット用スキルなんかもあり豊富です。詳しくは良かった点で話したいと思います。

良かった点

種類豊富な武器やスキル

本作はぶっ飛んだ世界観から勝手に世界観重視のアクションアドベンチャーを想像していたんですが、プレイしてみるとかなりスキルや武器が豊富なことがわかりました。

まず武器は最初ハサミの剣二刀流なのですが、ゲームを進めていく事で様々な武器が手に入ります。

剣の二刀流以外にも槍や斧といったものから、弓やブーメランといった飛び道具に盾なんかも装備できたりと種類が豊富でした。

武器はライドウエポン、ヘビーウエポン、レンジ武器など3つのカテゴリを同時に装備することができ、自分好みに組み合わせることが可能です。

また、武器以外にも装備可能なスキルがあります。装備スキルはマップを探索することで見つけることができ、最大6つ装備可能です。

攻撃に追加効果を与えたり、この後説明しますが敵を倒した際に獲得できる経験値を増やしたりと、様々なスキルがあります。

装備の切り替えはセーブポイントでしかできませんが、武器も含めて自由にカスタマイズできる点は良かったです。

豊富なスキルツリー

好きな要素なのでつい良かった点にあげてしまいますが、やっぱりスキルツリーがあるのは良かったです。

本作は敵を倒すと経験値のようなポイントを獲得できます。一定量溜まるとポイントが獲得でき、そのポイントをスキルツリーに割り振ることができるという、オリとくらやみの森と同じつくりになっています。

最初は剣や回復スキルに関するものだけですが、武器やスキルを獲得することで新しいツリーが解放されていきます。

武器だけでなくアクションスキルにもスキルツリーがあるため、様々な武器やスキルを強化できるのは良かったです。

気になった点

動きがもっさりで処理落ちも発生する

プレイしていて一番気になったのがこれでした。全体的に動きがもっさりしていて操作しづらかったです。場所によっては処理落ちで動きが遅くなることもありました。

メトロイドヴァニアなのでゴリゴリな3Dゲームのような高スペックを要求されることはなく、僕のPCスペック自体も条件を満たしていたのですが、処理落ちしてしまうことが多かったです。

そのため映像設定で諸々の質を下げるなどやってみたのですがまったく効果がなく、一体何が原因で処理落ちが起きているのかわかりませんでした。

背景と足場の区別がつかない

本作は世界観もあって様々なエリアがあります。おとぎ話の世界に合わせたつくりになっており、見た目はおもしろい場所が多いです。

しかし、そういった世界観に合わせる点を強く意識しているためか、背景と足場の区別がつきづらい場所が多く、足場かと思ってジャンプしたらただの背景だったという場所がたくさんあります。

世界観に合わせて作ってくれるのは良いんですが、もう少し足場と背景の区別がつくような遊びやすい設計にして欲しかったです。

まとめ

ここが良かった
  • 種類豊富な武器やスキル
  • 豊富なスキルツリー
    ここが気になった
    • 動きがもっさりで処理落ちも発生する
    • 背景と足場の区別がつかない

    やさぐれテディベアが冒険を繰り広げるダークなメトロイドヴァニアです。ここで話した以外にも操作性やマップ構成で様々な粗がありますが、キャラクターや世界観、盛り込まれた要素はすごく良かったです。

    テッドのようなやさぐれたくまのぬいぐるみが好きな方、ホントは怖いグリム童話系のダークなおとぎ話が好きな方、プラットフォームアクションが好きな方にオススメなので、気になった方はぜひ一度プレイしてみてください。

    という訳で今回はこの辺で。
    また次回!

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