【感想・レビュー】ストーリー、アクション共に高水準!聖女と魔女の美しくも切ない戦い『Minoria(ミノリア)』

こんにちは、まよねーずです!

最近足ツボが健康面にかなり効果を発揮するという話を聞いたので、足ツボマットを購入し、毎日数回は踏むようにしています。最初は片足からと書かれていたのですが、無謀にも両足で飛び込むという暴挙に出る毎日です。

今まで足ツボを刺激するという習慣がなかったのでかなり痛い。乗っていられるのもほんの数秒、足踏みなんてもってのほかです。ただ毎日乗っていると不思議と痛みが和らいでいるように感じてきている今日この頃です。

果たしてこれは少しずつ健康的になっているという事なのか、はたまたただ単に痛みに慣れてきただけなのか、とっちなんでしょうね。

さて今回は『Minoria』を紹介します。

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Minoriaについて

開発Bombservice
リリースプラットフォームSteam、PS4、Switch
価格Steam:¥2,050
PS4:¥2,200
Switch:¥2,200

本作は『モモドラ: 月下のレクイエム』の開発でおなじみのBombserviceが手掛けた作品です。前作のような重く陰鬱なダークファンタジーの雰囲気は踏襲しつつ、アクション、ストーリー面とかなり強化されており、シリーズ物ではないオリジナルとして制作されています。

日本語の翻訳もしっかりされているのに、記事投稿時はSteam版のみのリリースだった本作ですが、ついに国内PS4版とSwitch版がリリースされました!

Steam版を持っている僕ですが、Switch版も購入するつもりです、フフフ。

ストーリー、ゲーム内容はどんな感じ?

中世ヨーロッパ風の世界で紡がれる聖女と魔女の争い

本作は中世ヨーロッパ風の文化、思想を持つ世界が舞台。ここでは神への信仰が厚い王国と魔女と呼ばれる異端者達が争いを続けています。

本作の主人公であるシスター・セミヤ(セミリア)は相棒のフランと共に、王国への忠誠の名の下魔女との苛烈な戦いに身を投じていきます。

レベルや装備あり、スキルもあるヴァニア寄り

本作はレベルのなかったmomodra月下と違い、レベルアップ要素のあるヴァニア寄りのつくりです。数は限られますが武器の変更も可能です。

また、お香と呼ばれるスキルのようなものもあります。回復をしたり敵に攻撃したりできる魔法のようなアクティブ、主人公に付加効果を与えてくれるパッシブの2種類があり、アクティブは3つパッシブは2つまで装備可能となっています。

アクティブのお香は使用回数が決まっているため、回数がゼロになると使用できなくなってしまいますが、セーブポイントで回復可能です。

良かった点

トゥーンシェイドで制作された滑らかなグラフィック

本作は3Dのトゥーンシェードで制作されています。前作のドットの描き込みもとても好みですが、こちらはドットとは違う滑らかさを感じられて良いですね。特に一部の女性キャラクターはそれはもうたゆんたゆんで見応えが…ありがとう!!

また、アクションもスピード感が増しており、敵をバシバシと攻撃してくれて爽快です。特に武器を変更すると攻撃モーションも変わるのが良かったです。新しい武器を手に入れたら積極的に試したくなりました。

バトルの肝となるパリィが爽快!

本作は敵の攻撃をタイミングよくガードする事でパリィが発生します。パリィというとタイミングがシビアなイメージがありますが、本作ではそんな事はありません。有効時間が長めに取られているため、少しタイミングがズレても敵の攻撃を拾ってくれます。

パリィの後は姿を消し、敵を何度も斬り刻んでくれるという、ある種必殺技のようなカウンターが発動します。そのカウンターがカッコいいわ強いわで爽快です。

ちなみにこのパリィ、敵の遠距離攻撃にも有効で、離れているのにしっかりカウンターも入れてくれるという、かなりの高性能!相手がボスの場合はガードになってしまうのですが雑魚敵の場合は積極的に狙っていきたくなります。

暗く陰鬱な世界観の中で紡がれる切ないストーリー

雰囲気は暗めで陰鬱ですが、その中に切なさを感じさせてくれる世界観やストーリーが良かったです。

中世ヨーロッパに流行した魔女狩りをベースにしたものになっている事もあり、王道ながらも色々と感じさせてくれる物語になっています。

神に対する信仰と神の名の下に行われる迫害、虐殺。その度に幾度となく流される血。魔女は本当に滅ぶべき存在なのか、多くはないもののそんな背景が度々語られます。

シスター・セミヤは戦いの中で様々な人と出会い、その思いに触れていき、最終的に自分はどうするべきか決断を迫られ、そして選択します。その答えはぜひ自分の目で確かめてみてください。

気になった点

敵の一撃が重いパリィ前提の難易度

前作同様高難易度を目指したのか、雑魚敵が与えてくる一撃が重く、平気で半分近く持っていかれ、すぐやられてしまいます。

パリィを成功させればノーダメージでカウンターを決められるため、強制的にパリィを使わせようとしているのかなと思ってしまうレベルです。

いくらパリィの敷居が低いとはいえ、ああいった直感的な操作が苦手な人はストレスになってしまうと感じました。

レベルアップの恩恵をあまり感じない

高難易度についてもう一点あります。今回レベルアップ要素があるため、レベルを上げれば問題ないんじゃないかと思ったのですが違いました。

確かに多少楽にはなるのですが、相変わらず敵の一撃が重く、レベルアップの恩恵をあまり感じませんでした。そもそも武器以外の装備はないため防御力は低いんですが、ちょっと紙過ぎる気がします。もう少しレベルアップに恩恵があれば良かったです。

まとめ

ここが良かった
  • トゥーンシェイドで制作された滑らかなグラフィック
  • バトルの肝となるパリィが爽快!
  • 暗く陰鬱な世界観の中で紡がれる切ないストーリー
ここが気になった
  • 敵の一撃が重いパリィ前提の難易度
  • レベルアップの恩恵をあまり感じない

高難易度ではあるものの、個人的には前作よりも好みの作品でした。切ないダークファンタジーが好きな方はぜひプレイしてみてください。

では今回はこの辺で。
また次回!

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