【感想・レビュー】スピンオフとして製作されたレトロな傑作2Dアクション『Bloodstained: Curse of the Moon(ブラッドステインド:カース・オブ・ザ・ムーン)』

こんにちは、まよねーずです!

最近無線LANルーターを買い替えました。何だか最近ネットの調子が良くないなと思い、原因を探ってみるとどうやらルーターがかなり古いものだったため、現代のネットワークに追いつくにはかなり限界だった様子。確認してみると6年前!?それはさすがにいかんですね。

なので今まで使っていたルーターの上位版を購入して接続したところ、見事サクサクになりました。やっぱりこまめな買い替えって大事ですね。

という訳で久しぶりちょこっとインディーアンです。今回は『Bloodstained: Curse of the Moon(ブラッドステインド:カース・オブ・ザ・ムーン)』の紹介です。

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Bloodstained: Curse of the Moonについて

開発インティクリエイツ
リリースプラットフォームSteam、PS4、Vita、Switch、3DS、Xbox one
価格Steam:¥980
PS4:¥998
Vita:¥998
Switch:¥980
3DS:¥980
Xbox one:¥1,080

以前紹介させていただきましたIGAこと五十嵐孝司氏率いるArtPlayが手掛けた『Bloodstained: Ritual of the Night(ブラッドステインド:リチュアル・オブ・ザ・ナイト)』のスピンオフ作品です。開発は2Dアクションに定評のある国内メーカー、インティクリエイツが手掛けています。

リチュアル・オブ・ザ・ナイト(以下、RotN)の資金調達時、段階的に区切られた上限額達成報酬の一つとして開発され、RotNより先にリリースされました。

本編とは違いファミコン時代の悪魔城ドラキュラを彷彿とさせる作りになっており、五十嵐作品のファンだけでなく、往年のアクションゲームファンやファミコン時代の悪魔城ドラキュラシリーズのファンにも好評を博しました。

ちなみに本作が好評だった事もあり続編がリリースされました。スピンオフなのにまさかの続編とはすごいです。現在プレイ中なのでこちらも頃合いを見て紹介させてもらいます。

ゲーム内容、ストーリーはどんな感じ?

月光に誘われし隻眼の退魔師が今宵悪魔を斬る

本作はスピンオフという事で、主人公はミリアムではなくRotNにも登場する退魔師の斬月が主人公。悪魔を憎み、自身に月の呪いをかけた悪魔とそのすべての悪魔を斬り滅ぼすために旅をしています。

そんなある夜、斬月は巨大な悪魔の力を感じ取り、RtoNの舞台でもある地獄の城へと誘われます。そこで仲間達との出会いや悪魔との戦いを繰り広げていく物語です。

往年の8ビットグラフィックが懐かしい2Dアクション

本作はメトロイドヴァニア ではなく、ステージクリア型の2Dアクションです。コナミの名作悪魔城ドラキュラ、しかも初期のステージクリア型だった頃のシリーズにインスパイアされた本作は、80年代のファミコンのような懐かしいグラフィックで展開されます。

また、ステージを進めていくとキャラクターが仲間になり、主人公を含め合計4人でゲームを進めていく形になります。キャラクターの切り替えはリアルタイムに行うことが可能で、それぞれ能力が異なるためその能力を駆使して進めていきます。

ステージ内の構成もよくある1本道のものとは違いいくつもの分岐が存在し、主人公以外のキャラクターでなければ進めない場所もあったりとバリエーションが豊富です。悪魔城ドラキュラシリーズのように進め方によってステージが変わる訳ではないのですが、ショートカットやアイテムが隠されている場所にいけたりと、ステージ内でしっかり楽しませてくれます。

良かった点

各キャラクターの個性がしっかりしている

ステージを進めていくと仲間になるキャラクターですが、斬月とは能力が異なっています。ミリアムは通常攻撃がムチのため少し離れた場所から攻撃ができ、ジャンプが他の仲間よりも高いため、少し高い場所にも移動できます。また、スライディングもできるため、狭い通路を通ることが可能です。

アルフレドは最強の錬金術師と呼ばれるにふさわしいほど魔法が強力で、中でも氷魔法はボスですら凍らせてしまう威力を持っています。ジーベルは蝙蝠に変身することができるため、離れた場所へ飛んで移動することが可能です。もちろん蝙蝠状態でも攻撃ができとても使い勝手が良いです。

一人一人にしっかりと個性を持たせており、場面に合わせて切り替えもスムーズにできる点が良かったです。しかもキャラクターごとに体力が割り振られているため、ピンチになったら切り替えもできるなど、仲間がいることでのメリットが感じられる点も良かったです。

強化アイテムを獲得できる探索要素もある

本作はステージクリア型ではあるのですが、なんとメトロイドヴァニア のような強化アイテムも隠されています。

体力アップやサブウェポンポイントアップ、攻撃力アップや防御力アップなど、そこまで多くはありませんがステージごとに一つ隠されています。ただステージをクリアするだけではなくこういった隠しアイテムを獲得できると言った探索要素があるのは、メトロイドヴァニア 好きとしては嬉しかったです。

仲間か自身の強化か選択できる点がおもしろい

本作は最初の3ステージではステージのボスを倒すと仲間と出会います。その際、話しかけることで仲間になってくれるのですが、話しかけずに攻撃して殺す事も可能です。殺してしまうと仲間にはならないのですが、斬月が新しいスキルを覚えます。

2段ジャンプ、ダッシュといったスキルを習得できるのですが、仲間はいないため斬月一人で進めなければなりません。仲間を増やして安定を求めるか、自身を強化して修羅の道を進むか選択できるのはおもしろかったです。仲間を殺してしまってもただ難易度をげるだけではなく、ちゃんと自身の強化も行われるという点も良かったです。

ちなみに仲間にしないという選択肢もあるのですが、そちらは仲間にもならないスキルも覚えないハードモードです。気になる方はぜひチャレンジを。

気になった点

クリアしたステージをプレイできる機能はあるが何も引き継がれない

そこまで気になる点ではないのですが一応。本作は「カースオブザムーン」という機能でステージを遡ってプレイする事が可能です。しかし、ただステージをやり直すという形になるため、せっかく獲得したアイテムも所持していない状態まで戻されます。

さらに、ステージには特定のキャラでしか進むことのできない場所があるのですが、このやり直し機能によってキャラクターを仲間にする前まで戻されてしまうため、明らかに近づくことができない場所がありました。

ステージ1にミリアムでないと進めない場所があるのですが、ステージ1のボスを倒すことで仲間になるため、初回でもやり直しでもそこには近づけないという状況です(進み方を教えてください)。

できる事なら獲得したアイテムや仲間はそのままに、過去のステージをプレイできたら良かったなと思いました。

まとめ

ここが良かった
  • 各キャラクターの個性がしっかりしている
  • 強化アイテムを獲得できる探索要素もある
  • 仲間か自身の強化か選択できる点がおもしろい
ここが気になった
  • クリアしたステージをプレイできる機能はあるが何も引き継がれない

往年の2Dアクションを彷彿とさせる傑作でした。難易度は昔のドラキュラシリーズよりも優しい、かつやり込み要素も充実しているので、2Dアクションが苦手という形でもプレイしやすいと思います(難易度変更もできます)。もちろんレトロゲームが好きな方、ステージクリア型のドラキュラが好きな方にはぜひプレイしていただきたいので、まだ未プレイという方はぜひ遊んでみてください。

という訳で今回はこの辺で。
また次回!

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