【感想・レビュー】へべれけ2(hebereke2)

こんにちは、まよねーです!

悲しいことがありました。なんと、愛用していたPS4がお亡くなりになってしまったのです!

その日もプレイ中の龍が如く7を楽しんでいたわけですが、突如ゲームが落ちるようになり、何が起きたかわからぬまま再起動やシャットダウンを繰り返していたところ、そのまま起動しなくなりました。

原因はHDDの破損とのこと。念のためHDDを取り外して挿入しなおしてもみましたが、状況変わらずでした。4月には百英雄伝を購入してプレイする予定だっただけに、このタイミングは非常にショックが大きかったです。

新しいHDDに交換すれば問題ない状態、かつ本体そのものがセーブデータはPSPlusがあるため無事(オンラインストレージへ自動アップロードにしていたはず…)だと思いますが、何かとお金のかかる3月、4月ではさすがにそこまで手が回せません。

これは「PS5を購入しろ」というお告げでは!?なんて思ったりもしますが、ゲーミングPCを所持している今、正直PSにこだわる必要はないのかなと思う自分もいるため、とりあえず今後どうするか色々考えていこうと思います。ゲーム機ゲーマー、ついにメインプラットフォームを変えるか!?

さて今回は、あの名作タイトルが32年くらいぶりに新作としてカムバック!ヘンテコキャラたちが繰り広げる2Dアクション「へべれけ2」です。

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作品について

開発元SUNSOFT
リリースプラットフォームSteam、PS5、Switch、Xbox Series X|S
価格Steam:¥3,300
PS5:¥3,300
Switch:¥3,300
Xbox Series X|S:¥2,900

本作は国内ゲーム開発会社SUNSOFT(サンソフト)が手掛けた作品です。サンソフトといえば、「いっき」や「メタファイト(BlasterMaster)」シリーズ、「ギミック」などといった往年の名作(中には迷作も…)を世に送り出してきた会社です(個人的には「弁慶外伝」シリーズや「ラフワールド」なんかが好きです)。

「へべれけ」もそんなサンソフトを代表する作品のひとつで、作品に登場する妙ちくりんでクセの強いキャラクター達は、以降、会社のマスコットキャラクターのように活躍するほどでした。

「へべれけ」は4人のキャラクターを切り替えて進んでいく探索型アクションで、今でいうメトロイドヴァニアでした。公式が「早すぎたメトロイドヴァニア」と言うほど、メトロイドヴァニアらしいつくりの作品でした。

それから32年くらいが経った現在、ついにその正統続編がリリースされたのです。前作はリアルタイムでは遊んでいませんが、3DSでアーカイブが配信された際購入してプレイしました。

往年の名作といわれる「早すぎたメトロイドヴァニア」待望の続編は一体どんな作品に仕上がっているのか、今回はSwitch版を購入してプレイしてみました。

ストーリー、ゲーム内容はどんな感じ?

世界をばっちぃまみれにするうつーじんの野望を阻止せよ!!

本作の舞台はへべ達の住む地球。平和な地球にまさかの異変が。何やら未確認な飛行物体が飛来したようです。

そこに乗っていたのは地球征服を企むうつーじん。地球征服に張り切っていたら勢い余って墜落してしまったようです。

そこを通りかかる主人公のへべ、うつーじんに臆せず話しかけてみますが邪険にされてしまいます。しかしもうつーじんには何やら変なものがくっついている模様。

ぶみょんと呼ばれるそれはばっちぃ(汚い)ため、うかつには近づけません。ただよく見ると、へべが持っているぽぷーんに似ている様子。

試しにぽぷーんを当ててみるとあら不思議。ぶみょんが消えてしまいました。ぶみょんが消えたことに衝撃を受けたうつーじんでしたが、各地にぶみょんをばら撒くためどこかへ行ってしまいました。

ぶみょんをばら撒かれて地球がばっちくなってしまったら大変。へべはうつーじんの野望を阻止するべくうつーじんを追いかけます。

仲間のおーちゃん、すけざえもん、ぢぇにふぁーも巻き込んで始まるへべ達の冒険。見事うつーじんの野望を阻止し地球に平和を取り戻すことができるのでしょうか。

ほんのりメトロイドヴァニアなステージクリア型2Dアクション

本作は4人のキャラクターを操作して世界を探索していくメトロイドヴァニア風の2Dアクションです。見た目は今の時代に合わせた雰囲気になっており、フェルトとアイロンビーズで表現された世界を同じくフェルトで作られたキャラクター達が動き回るかわいらしく優しい雰囲気です。

ゲーム自体はメトロイドヴァニアの要素はありつつも、各ステージを進めていく2Dアクションでした。前作のようなメトロイドヴァニアを期待していた身としてはちょっと残念。

へべの家を拠点に様々なロケーションへと赴き、ステージをクリアしてアイテムやスキルを獲得し進んでいくタイプです。

マップは入り組んだつくりにはなっていないため、右か左に進んで上や下に分岐するレベルです。各エリアはステージのようになっていて、どんどん先へと進んでいきゴール地点にあるボスの部屋でボスを倒せばステージクリアです。

行く手を阻む敵はジャンプしておしりあたーくで敵を踏んづけるようにして倒します。ただ踏んづけるだけではだめで、ちゃんと対応したボタンを押す必要はありますが、難しくないので大丈夫。

また本作オリジナルとしてぶみょんという紫色のゲル状生物が道をふさいでいたり、ボスにまとわりついて攻撃を無効化したりします。そんな時にはぽぷーんを当てることでぶみょんを消すことができます。

ステージをクリアするとへべのうちに戻り、また違うステージへと赴きます。マップを探索していくとコインを獲得できるのですが、コインを獲得したらへべのうちにある自動販売機でアイテムやスキルを購入することで探索の幅が広がっていきます。

また、ゲームを進めていくとおーちゃんやすけざえもん、ぢぇにふぁーといったお馴染みの面々が仲間に加わります。加入後はボタン一つで交代可能で、各々がもつスキルでへべでは進めない場所を進めるようになります。

良かった点

個性豊かで魅力的なキャラクター達

本作で一番感じられるのは、やっぱり個性豊かなキャラクター達ではないでしょうか。一応主人公であるへべを始め、なかなかに個性たっぷりなキャラが揃っています。

へべはしゃべり方が独特で一人称は「わち」で語尾が「にょ」だったり「しょ」だったり「ぴょ」だったり、驚いたりすると「すぴょろぽぷ~ん」とか変な言葉を発する愛嬌たっぷりなキャラです。

その周りを囲むのが超高飛車な着ぐるみ?キャラのおーちゃん、おばけなのかよくわからない武士言葉のすけざえもんに、口は悪いが気は優しくどこでも眠れる魚類?ぢぇにふぁーといった癖の強い面々。

本作は前作にも増してキャラの特徴がよくわかる会話シーンがたくさんあります。特に自販機でアイテムを購入した際は必ずアイテムに関する会話シーンが入り、クスリとしてしまうキャラクターの会話シーンが楽しめます。

とにかくクセが強くインパクト大のキャラクターが多いですが、総じて嫌なキャラはいないので、見ていて微笑ましいです。

前作からのファンとしてはこのゆるーいやり取りを現代でみることができて個人的に満足です。殺伐とした作品ばかりやってきた身にはかなり沁みます笑

ランダム性のあるステージ

ステージクリア型ではあるものの、ゲームの進行上何度も同じステージをプレイする必要がある本作ですが、少しでも退屈にならないようなつくりになっています。

ステージは入るたびにランダムでマップのつくりが変わるようになっており、一度クリアしたステージも2回目は違ったつくりになっていたりします。

完全な自動生成かどうかはよくわからないんですが、プレイ中同じステージを何度も行き来しましたが、毎回違うマップのつくりになってます。

もしかしたらいくつかあるマップをランダムで切り替えているんじゃないかと思います。何パターンあるかまでは検証できていませんが…。

ステージごとにいくつか用意されているとして、結構な数が用意されているんじゃないかと思います。それぐらい被ることがなかっため、毎回新鮮な気持ちでプレイできたのは良かったです。

また、アイテムを獲得することでもステージが少し変化したりもするので、そこも面白かったです。突如現れるトロッコとか、いつの間にか設置されたジャンプ台とか、色々あります。

気になった点

ゲームとしてはプレイ時間も短く全体的に地味

癖は強いけど魅力的なキャラクターやランダムで切り替わるステージが楽しめる本作ではありますが、これといった特徴がなく全体的に地味なつくりです。

決しておもしろくない訳ではないのですが、あくまでも僕のような前作をプレイした方向けのキャラゲーといった印象が強かったです。

また、クリアまでの時間は非常に短く、4~5時間程度でクリア可能です。詰まるところもないため、早い人なら3時間とかでクリアできてしまえるんじゃないかというレベルです。

もう少し探索要素を増やしたり、いっそ前作の続編ではなく新へべれけとして、マリオのようなワールドマップありきのステージクリア型にするなど、少しでも長く遊べるようなつくりしたら良かったのかなと思いました。

まとめ

ここが良かった
  • 個性豊かで魅力的なキャラクター達
  • ランダム性のあるステージ
ここが気になった
  • ゲームとしてはプレイ時間も短く全体的に地味

名作「早すぎたメトロイドヴァニア」の続編としてリリースされた2Dアクションでした。決しておもしろくない訳ではないんですが、ゲームとして楽しむなら前作の方がおもしろいという感想でした。ただよく続編を出してくれた!という気持ちはいっぱいです。

とはいえ、誰でも簡単に楽しめる点はファミリー向けとしてはとても良いと思います。普段あまりゲームをしない方でも楽しめると思いますので、気になった方はぜひプレイしてみてください。

という訳で今回はこの辺で。
また次回!

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2件のコメント

自分はリアルタイムで初代をやっていたので
復活が感無量と言わざるを得ない程嬉しかったです(特別版も買った程)。
何度も何度も夢に出てきて正夢になりました。

でもまあ記事の通り
メトロイドヴァニア成分が減ったのと
短いのと不満もあります。
何故かこのシリーズは続編の
ジャンルが毎回違っていました。
見下ろし型乱闘(スマブラより早かった)とか落ち物パズルとか。
素直な正当続編まで
時期がかかりすぎという気は強いです。
色々あったのは分かりますが。
ですが、
じどーはんばいきによるアイテムや
世界観を楽しみました。
ただこれだけ待ったのだから、
やはりもっと長くやりたかったです。
せめて2、30時間はストーリー攻略をしたかったものです。

まだ浸りたいので2週目を始めて
ノートに自作の
じどーはんばいきアイテムリスト作るという
常軌を逸脱したプレイをしています

むじんとうりもこんさん、いつもありがとうございます!

なんと、それなら感慨もひとしおですね。僕は当時その存在すら知りませんでした。リアルタイムで会いたかったです。
そうなんですよね。正当続編なのでもっとメトロイドヴァニアを期待してたんですが(公式も早すぎたメトロイドヴァニアとして話してましたし)、その点はちょっと残念だったと思います。
SFC時代はへべれけのぽぷーんとか、すごいへべれけとか色々ありましたよね。すごいへべれけはリアルタイムでやりました。

なんとじとーはんばいきアイテムリストはすごい!ある意味メインコンテンツですもんね、じどーはんばいき。アイテム一個ごとに会話シーン違いますし、常軌を逸してるなんてとんでもない!立派な攻略情報ですよ。
無事の完成を願っております!

もし次回作があるなら、もっと1作目に寄せて欲しいですね。個人的にはやっぱりメトロイドヴァニアとしてプレイしたいです。

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