こんにちは、まよねーずです!
聖剣伝説3、なんやかんやで終盤まで到達しました。今回はバトルのアクション要素が高いため敵の攻撃もバリバリ避けられ、無駄なダメージが減ったこともありスムーズに進めていけます。そして終盤にきたことでいよいよランク3のクラスチェンジ!これから例の種を求めて色々なところにカチコミに行ってきます。本作は前回と違いおもしろいので気になった方はぜひ。
さて今回は、メトロイドヴァニアっぽいけどメトロイドヴァニアじゃない「メトロイドヴァニア風」の作品を紹介させてください。
何を言ってるかよくわからないと思いますが、昨今のインディーゲーム界隈ではこういった作品が増えているんです。おもしろいタイトルも多いので今回を皮切りにちょこちょこ紹介させてもらおうかと思ってます。
そんな記念すべき1本目は、『The Vagrant(ソード オブ ザ バークラント)』を紹介します。
Table of Contents
The Vagrantについて
開発 | O.T.K Games |
リリースプラットフォーム | Steam、PS5、PS4、Switch、Xbox one |
価格 | Steam:¥410 PS5、PS4:¥1,000 Switch:¥1,000 Xbox one:¥1,000 |
本作は中国のインディーゲームスタジオO.T.K Gamesが制作した作品です。
見てわかる方も多いと思いますが、本作は「オーディンスフィア」や「朧村正」、「ドラゴンズクラウン」などで知られる国内ゲームメーカー、ヴァニラウェアをリスペクトして作られた作品です。
開発者の方がヴァニラウェアを敬愛しており、自身もそのような作品を作りたいという事から、3年以上の歳月をかけて作り上げたそうです。
ちなみに国内家庭用機にも「ソード オブ ザ バークラント」という名前で2022年12月1日にリリースされました。
家庭用機でのリリースでも価格は安く、1000円だったので宣言通りSwitch版を購入しちゃいました。ただ、レビューはSteam版でのレビューになります。
ストーリー、ゲーム内容はどんな感じ?
失踪した父を追う女戦士の放浪の旅路
主人公であるヴィヴィアンは、失踪した父を探す放浪の女戦士。父が最後に見つかったという大陸ミスリリアを目指し船旅をしていたところ、船が魔物に襲われてしまいます。
何とか魔物を退けますが、戦闘の衝撃で船が大破し海に落ちてしまいます。
何とか陸地を見つけたどり着いたのは、奇しくも目指していた大陸ミスリリアでした。
彼女はその大陸で父を探しながら、自らの一族にまつわる秘密を解き明かしていくことになります
ヴァニラウェア作品にインスパイアされた2DアクションRPG
本作は一見ヴァニア寄りのメトロイドヴァニアかと思われますが、メトロイドヴァニアではなく2DアクションRPGです。
なぜかというと本作には「各所でスキルを獲得することで探索範囲が増える」という概念がないからです。
本作にもメトロイドヴァニアおなじみの2段ジャンプが存在します。ただそれはスキルツリーから習得することが可能です。
特にマップを回る必要もなく、敵を倒して手に入る経験値代わりのマナを使ってスキルを開放していくことで、どのタイミングでも習得することができます。
そこがマップを回ってスキルを獲得するメトロイドヴァニアとは違う点です。
しかし類似する点は多く、どこかで本作を「メトロイドヴァニラ」なんて呼んでいるのを見かけたこともあるので、メトロイドヴァニア風ゲームとして紹介している、という訳です。
良かった点
ヴァニラウェア作品をリスペクトした美麗グラフィック
冒頭でもお話ししましたが、本作の魅力はなんといってもヴァニラウェア作品をリスペクトしたグラフィックです。
主人公ヴィヴィアンや他キャラクター、敵やボスなどが手書きのタッチで丁寧に描かれています。ちなみに朧村正はこんな感じ。そこまで遜色ないクオリティですね!
アクションも滑らかです。イラストタッチのゲームは動きが硬く見えてしまうことが多いんですが、本家に負けないくらいヌルヌル動きます。
特に女性キャラクターのあの肉感はたまりません。もうスクショなのが申し訳なくなるくらいプルンプルンですよ!ありがとう!
本家クリエイター制作の美麗サウンド
これを知った時には本当に驚きました。本作のサウンドはあの崎元仁氏率いるベイシスケイプが手掛けています。
ベイシスケイプはなんとオーディンスフィアや朧村正の楽曲も手掛けており、まさに本家のサウンドを取り入れているのです。ここまでするか!というレベルなんですが、それが愛というものなのでしょう。
ベイシスケイプが手掛けていることもあり耳に残る良曲揃いで、本当にヴァニラウェアの新作をプレイしているかのような錯覚になるレベルです。
価格破壊レベルの超低価格
最後にビックリなお話を(冒頭を見てもらえるとわかる話なんですが)。ここまで話してきて高クオリティな作品だということは理解いただけたかと思います。
しかし本作、このクオリティに反して価格が恐ろしく安いです。何とお値段たったの410円!家庭用機版だって1000円という価格。この値段を見た時は目玉が飛び出るレベルで驚きました。
この値段だと何かしら穴があるだろうと思うかもしれませんが、プレイ時間は約10時間はあります。
グラフィックのクオリティも高く、サウンドも本家と同じ著名サウンドクリエイターが手掛けている、にも関わらずこの値段はさすがに衝撃です。昨今のメジャーゲームなんか…ごにょごにょ。
気になった点
アクションに爽快感が足りない凡庸なつくり
グラフィックやサウンドのクオリティは高いですが、アクションRPGとしては普通です。オーディンスフィアや朧村正ほどアクションに爽快感がないので、戦闘が物足りなく感じてしまうことがありました。
ただ、決して面白くないわけではなく、十分楽しめるレベルです。価格もかなり安いですしね。
まとめ
- ヴァニラウェア作品をリスペクトした美麗グラフィック
- 本家クリエイター制作の美麗サウンド
- 価格破壊レベルの超低価
- アクションに爽快感が足りない凡庸なつくり
メトロイドヴァニア風作品初の紹介ということもあり、説明も入れたため長くなりましたが、本作はグラフィック、サウンド、価格とすべてが驚きの内容になっています。
ヴェニラウェア作品が好き、手堅い横スクロールのアクションRPGが好きという方は絶対プレイしてみてください。十分満足できるはずです。
それでは今回はこの辺で。
また次回!