【感想・レビュー】Moon Raider(ムーン・レイダー)

こんにちは、まよねーずです!

今更かもしれませんが、メトロイドヴァニアが盛り上がっているように感じております。

年間で10以上の作品がリリースされていたりする訳ですが、毎年同じだけリリースされるので、現在もどんどん増えていっているためそう感じる部分もあるんだと思います。

それに最近では人気作の続編なんかもリリースされているため、「人気メトロイドヴァニア」なんて言葉も見かけるようになりました。

ジャンルとして真の意味で確立されるにはまだまだ足りない感じはありますが、ゆっくりながら着実に近づいていっている感じがあるので、この調子でどんどん盛り上がっていって欲しいですね。

さて今回はメトロイドヴァニア風味の2Dアクション「Moon Raider(ムーン・レイダー)」です。

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作品について

開発元Cascadia Games
リリースプラットフォームSteam、Switch
※Steam版は日本語なしのため注意
価格Steam:¥1,200
Switch:¥1,200

本作はアメリカはテキサス州にあるスタジオCascadia Gamesが手がけた作品です。初回りリースはSteam版で、2020年9月にリリースされました。

そこから3年経った今年2023年6月に日本語ローカライズされたSwitch版がリリースされました。

当初はSteamでリリースされた時はメトロイドヴァニアに分類されていたようですが、果たしてメトロイドヴァニアなのか否か、Switch版を購入してプレイしてみました。

ストーリー、ゲーム内容はどんな感じ?

病床の母を救うため月の宝石を手に入れろ

主人公の少女アヴァは、老齢ながらも聡明な科学者であるカボール博士と、月に住む種族セレナイトの女性セリーンの娘です。

昔、カボール博士が月に降り立った時、セリーンはセレナイトの王国の女王でした。しかし、王国はセリーンに背きクーデターを起こします。

彼女が危険だと察したカボール博士は、彼女を宇宙船に乗せ地球へと戻ります。しかし彼女はセレナイト、月にある特殊な宝石からのみ得られるエネルギーによって生きられる存在です。

3人が住む地球にはその残りが少なく、母はみるみる衰弱していきます。そしてカボール博士は特殊な宝石を持ち帰るようアヴァを月へと送り出すという苦渋の決断をします。

月は今や武装したセレナイト達が跋扈する危険地帯。それでもアヴァは母を救うため月へと向かいます。

果たしてアヴァは無事宝石を持ち帰り、母を救うことができるのでしょうか。母を救うため少女の冒険が始まります。

特殊な力を使ってつき進むメトロイドヴァニア風2Dアクション

本作は地球人とセレナイトのハーフである少女アヴァを操作し、母を救うため新しい王による武力で支配された月を探索し宝石を回収していく2Dアクションです。

メトロイドヴァニアな要素もありますが、メトロイドヴァニアと呼べるほど多くはないため、メトロイドヴァニア風のアクションになります、残念。

見た目はスーファミ時代を彷彿とさせる2Dグラフィックで作られており、懐かしい雰囲気です。

ゲーム内容は様々なステージを探索し敵と戦いながら母を救うため必要な宝石を集めていきます。

マップはそこまで広くはなく、全体のボリュームもクリアまで3〜4時間程度ではありますが、様々なロケーションのステージが用意されており、ボリュームも相まって最後まで飽きずにプレイできると思います。

ちなみに、ゲーム序盤で一つのスキルを獲得するのですが、これが本作の特徴的な部分となるため、良かった点でお話します。

基本一本道の2Dアクションですが、道中にはスキルを使用するためのジェムを獲得できるフロアや、宇宙人のマークの付いた壁に隠された隠し通路やアイテムなど、ちょっとした探索要素が用意されています。

また、本作はマルチプレイにも対応しており、2人で探索することもできます。が、今回はソロプレイでのレビューとなります…泣いてないやい。

良かった点

超万能なダッシュスキル

本作最大の特徴であり良かった点になります。基本アヴァはショットでの攻撃や2段ジャンプが可能など操作性は悪くありません。

しかし、最初のボスを倒しボスが使用していたダッシュを覚えてからは劇的に変わります。

まずこのダッシュは割り当てられたボタンを押すと発動可能です。使用するとアヴァの身体が光ります。

このダッシュは空中でも使用可能で、まっすぐに進むだけでなく、発動したまま上下にも移動ができます。そのため2段ジャンプでも届かない場所にも辿り着く時に重宝します。

さらに敵への攻撃にも利用でき、敵を一撃で倒せる上に、回復アイテムを必ず落としてくれます。

また、ビームなどの当たると一撃でやられてしまうトラップもすり抜けることができるという超万能スキルです。

ただ、道中に散らばっていたり、敵やオブジェクトを破壊した時に出るジェムがないと使用できない、かつボス戦では基本使用できない(一部のボスでは使用可能)ため要注意です。

気になった点

2段ジャンプ中の操作性の悪さ

基本アヴァの操作性は良好で、ダッシュもあるため万能ですが、2段ジャンプ時はちょっと厄介です。

まず、2段ジャンプ中はショットが打てません。離れた敵に攻撃したい場合はジャンプ1段目で撃つ必要があります。

また、2段ジャンプ中にダッシュを使うと回転しながら光った状態になるのですが、その状態ではなぜか上への移動ができず、下に落下してしまうことが多かったです。

仕様なのか何なのか、2段ジャンプ中のアクションにもう少し融通が利いてくれたなぁ、なんて思いました。

まとめ

ここが良かった
  • 超万能なダッシュスキル
ここが気になった
  • 2段ジャンプ中の操作性の悪さ

超万能なダッシュスキルを楽しみながら進んでいくメトロイドヴァニア風アクションです。

純粋にアクションゲームが好きな方、メトロイドヴァニア風でも良いから遊んでみたいと思うメトロイドヴァニア好きの方は一度遊んでみてはいかがでしょうか。個人的には意外と良かったですよ。

という訳で今回はこの辺で。
また次回!

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