【感想・レビュー】Jack Move(ジャックムーブ)

こんにちは、まよねーずです!

TGS2024始まりましたねー。今回はモンハンワイルズやドラクエ3なんかもあるので、去年よりも盛り上がりそうですね。

僕も今年も参戦…したかったんですが、仕事が休めないため帰省ができず断念。今年もあの熱狂の中、色々なインディーブースを巡りたかったんですが…残念です。

来年は参加できたら良いなと思いつつ、いい加減ビットサミットにも参加したいと思う今日この頃です。

さて今回は16ビットなサイバーパンク世界で巨大企業に電脳バトルを繰り広げるRPG「Jack Move(ジャックムーブ)」です。

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作品について

開発元So Romantic
リリースプラットフォームSteam、PS4、Switch、Xbox Series X/S、Xbox one
価格Steam:¥2,050
PS4:¥2,420
Switch:¥2,390
Xbox Series X/S、Xbox one:¥2,200

本作は台北のスタジオSo Romanticが手掛けた作品です。海外でじわりじわりと増えつつあるターン制RPGとして2022年9月にSteam、PS4、Switch、Xbox Series X/S、Xbox oneで一斉にリリースされました(正確には1日ずれリリースされたプラットフォームもありますが…)。

RPGはクリアに時間がかかってしまうため、購入しては放置を繰り返すことが多いのですが、最近RPG熱が沸き上がっており、結構な頻度でプレイしております。

本作もSwitch版を購入してから例のごとく放置となっていましたが、ようやっと重い腰を上げてプレイしました。

父を救出するべく巨大企業に挑む若きハッカーの物語

本作の舞台は近未来のサイバーパンクな世界。主人公である少女ノアは、街の自警団に所属するハッカー。相棒であるオペレーターのライダーと共に、企業からデータを盗む依頼で日銭を稼いでいました。

今回もいつものように依頼をこなしライダーの元へ戻ると、突然父親のアブネルから電話が。「自身の研究がモノマインドに奪われてしまう」と言い残し電話が切れてしまいます。

電話のあと、心配するライダーをよそにノアは、研究に没頭するあまり幼少期から彼女をないがしろにしていた父親の言葉を信じることもなく「私たちの問題ではない」「父はおかしなことを言っているだけ」と気にも留めません。

その夜、自宅で眠りについていた彼女の元にモノマインドの社長であるクロールが現れます。クロールはアブネルの研究の一部をノアが隠していると知ってそれを奪いにきたようです。

何の話かわからないノアはクロールを追い返そうとするも、圧倒的な力により一瞬で倒されてしまいます。気が付いた時にはクロールたちはいなくなり部屋は荒らされた後でした。

どうやら父親からの電話は虚言ではなかったようです。ノアはすぐライダーに連絡し、父親の自宅へ向かいます。アブネルがノアに伝えたかったこととは?そしてモノマインドが狙うものとは?ハッカーの少女が巨大企業に挑む物語が始まります。

超美麗なドットで描かれたサイバーパンク世界を冒険するターン制RPG

本作は主人公ノアを操作して冒険を繰り広げていくRPGです。超美麗なドットで描かれたサイバーパンク世界と同じくキャラクターも超美麗なドットで描かれています。

ゲームはオーソドックスなRPGで、ストーリを進めて行くメインクエストと特定の人と話すことで受注可能なサブクエストで構成されています。

敵との遭遇はランダムエンカウントを採用しており、画面右上にあるゲージで遭遇タイミングがわかるようになっています。ゲージは歩いていると徐々に溜まっていき、最大になるとバトルが発生します。

バトルは素早さによって敵味方の行動順が変わるターン制で展開されます。画面右上に行動順が表示されているため、次は誰が行動するのかがわかりやすいです。

サイバー空間での電脳バトルという設定ではありますが、各名称がそれらしいものというだけで、実際は敵の弱点となるスキルで戦うオーソドックスなコマンドバトルなのでシンプルです。

本作は通常攻撃だけでなくスキルでの攻撃もクリティカルが発生するため、敵の弱点をつきさらにクリティカルまで発生するより大きなダメージを与えられるのも嬉しいです。

攻撃を与えたり攻撃を受けたりするとゲージが溜まっていき、最大になると本作のタイトルにもなっている「ジャックムーブ」という必殺技を放ち、敵全体に大ダメージを与えることができます。

発動時はコマンドが表示され、タイミングよくコマンドを入力するとダメージがアップします。とはいえ、コマンド入力自体も非常に簡単なため、ほぼほぼミスすることはないと思います。

スキルは任意のものを装備して使用するタイプで、スキルは様々なものがあり、所持メモリの上限いっぱいまで自由にスキルを装着することが可能です。

また、スキルとは別に最大3つまでハードウェアを装備することが可能で、攻撃力や防御力をアップしたり、カウンター発動や全体攻撃を可能にするといった付加効果を与えることができます。

「キャッシュ」や「インストール」コマンドが便利

非常にオーソドックスなターン制コマンドバトルとなっている本作ですが、個人的に本作のバトルは「キャッシュ」と「インストール」が便利だと感じました。

「キャッシュ」は一度防御態勢に入り敵からのダメージを軽減するコマンドで、「インストール」はターンを消費して装備しているスキルの付け替えできるコマンドです。

キャッシュはただ敵からダメージを減少させるだけでなく、防御後すぐのターンで2回行動できるようにしてくれる非常に役立つコマンドです。

本作に登場するボスは特殊攻撃で大ダメージを与えてきたり、状態異常を付与してくることがあるのですが、キャッシュによってダメージを軽減しかつ2回行動できるようにしてくれるため、体力が少ない状態や状態異常の場合でも回復と攻撃を行うことができ非常に効果的です。

インストールも1ターン消費してしまいますが、自身が装備しているスキルに効果的なものがなかったりした際、効果のあるスキルに付け替えできるのは地味に便利です。

どちらもいざとなった時に非常に便利なコマンドで、このコマンドによってバトルに選択肢の幅ができた感じがして良かったと思います。

あまり突出した特徴がない良くも悪くも無難な作品

全体的に良くできた作品のため個人的に気になる点はないですが、人によってはこれといった特徴のない無難な作品にとどまってしまう感じがありました。

クリアまでに10時間程度といった短い作品、かつストーリーもそこまで盛り上がりがある訳ではなく、バトルも特別特徴的なものではないため、良くも悪くも無難に仕上がった作品という印象でした。

ただ、スーファミ時代のオーソドックスなターン制RPGとしてはかなりよくできただと思います。

まとめ

ここが良かった
  • 「キャッシュ」や「インストール」コマンドが便利
ここが気になった
  • あまり突出した特徴がない良くも悪くも無難な作品

非常に美麗なドットで描かれたサイバーパンクRPGです。僕と同じスーファミ世代の方、オーソドックスなターン制RPG好きな方は間違いなく楽しめる作品だと思いますので、気になった方は一度プレイしてみてください。

という訳で今回はこの辺で。
また次回!

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