【感想・レビュー】鉄の剣を手に戦う2Dアクション「スティールソードストーリー(Steel Sword Story)」

こんにちは、まよねーずです！

最近とてつもなく暑いですね。北海道も一時は涼しくなったんですが、今週は最高気温なんと31度！北海道といえば昔は避暑地だと言われていたはずなのに、今やまったく避暑地の感覚はありません。

しかも本州と違いマンションやアパートにエアコンがないのは当たり前のため、毎日大量の汗をかきながら扇風機だけで過ごしております。早く夏が終わってほしいです。もう汗が辛い。

という訳で今回は「スティールソードストーリー(Steel Sword Story)」を紹介します。

スティールソードストーリーについて

本作は国内のスタジオ8bits fanaticsが手掛けた作品です。あのRPGツクールと同じ「ツクールシリーズ」の一つであるアクションゲームツクールMV内のサンプルゲームとして作られた作品です。

本来であればアクションゲームツクールを購入して初めてサンプルゲームとしてプレイができるのですが、最近は独立した形でリリースされることもあるようで、本編は興味ないけどサンプルゲームは気になるという方には嬉しい販売方法だと思います。

かくいう僕もそのタイプなので、独立して販売してくれるのは嬉しい限り。

物語の舞台はある一つの王国。一人の騎士である主人公が王国を追放される所から始まります。

せめてもの情けにと王様から一振りの剣が贈られます。それは何の変哲もない鉄の剣、最愛の人である姫より剣を受け取った主人公は何も語ることなく王国を後にします。

そんなある日、彼は遠くの丘から王国に火の手が上がっているのを目撃します。もう一度王国に足を踏み入れれば罪になる、それがわかっていても王国の一大事を見逃すことはできない。王国を去る時に手渡された鉄の剣を手に彼は王国を目指します。

本作はステージクリア型の2Dアクションです。4つで構成されたマップを順に進んでいきます。ステージは4つですがステージ自体はいくつかのエリアに分かれており、一つのステージ自体は広めです。また、ステージは何度も行き来することが可能です。

アクションについては、まず基本攻撃は鉄の剣です。この鉄の剣が万能で、左右だけでなく上や下にも攻撃ができます。しかも攻撃は剣閃は少し伸びるようになっており、少し離れた敵にも攻撃ができるのが便利です。

本作は強化要素があります。ステージの各所に宝箱が隠されており、宝箱の中には強化アイテムが入っています。強化は剣、鎧、魔法やポーションの数、回復量などと多岐にわたります。

また、最大HPやMPをアップさせることも可能で、この2つはセーブポイントで女神像にお金を支払うことで上げることが可能です。

2時間程度でクリアできる短めのボリュームなのですが、強化要素がある分濃い2時間を楽しませてくれます。

僕の中で一番良いと思った点です。成長要素があるのももちろん良かったんですが、何より本作は少しだけですがスキル習得と探索要素もあります。スキルはステージにいる商人などのキャラクターから購入可能です。

スキルは二段ジャンプや空中回避があり、スキルを利用することで獲得できるアイテムもあります。そのため「これはメトロイドヴァニアで紹介すべきか！？」と考えたくらいです。

少しだけとはいえ、メトロイドヴァニアな要素があるのはやっぱり嬉しいですね。

前方に火球を飛ばす魔法ですが、あまり使い勝手がよくありません。

というのも、一定の距離まで飛ばせる仕様になっているのか、そこまで到達しないとあまり意味がないからです。

一定の距離まで行くと地面で燃え続け一定時間留まるため、ちょうど良い距離にいる敵には継続ダメージが与えられるのですが、敵にあたってもすり抜けてしまうためあまり期待できませんでした。

敵に当たってもすり抜けないようにしてほしかったです。

本作をプレイ中、何度も処理落ちが影響で動きが遅くなることがありました。2Dのためそこまで処理落ちするほどの負荷はかかっていないはずなのですが、敵の多い場所やラストステージでは頻繁に動きが遅くなることがありました。

何が負荷の原因かはわかりませんが、もう少しスムーズにプレイできるようにしてほしかったです。

ここが良かった

ここが気になった

クリア時間は2時間程度と短めのボリュームなのですが、強化要素や探索要素で楽しませてくれる作品です。メトロイドヴァニア好きや2Dアクションゲーム好きの方はかなり楽しめる作品なので、ぜひ一度プレイしてみてください。価格も安いですよ！

という訳で今回はこの辺で。
また次回！