【感想・レビュー】Eternights(エターナイツ)

こんにちは、まよねーずです!

新型PS5、発表されましたね。ストレージ容量は1TBになり、機体の重量も30%軽量化されたけど、ストレージ容量アップや昨今の物価高騰もあり価格は値上がりしました。

以前どこかで聞いた「PS5はそこそこ性能の良いPCと同じ」という話を考えると、この金額も妥当なのかなと思う反面、少し頑張ればそこそこ性能の良いPCが購入できるとしたら、ゲームができてブログなんかの作業もできるPCを選択するのが良いでは?なんて考えてしまいます。

ただFF7リバースなど、PS限定でリリースされるものがあるのは事実。そしてやっぱりゲーム機ゲーマーとしてはぐぬぬ…なんて考えたりもする今日この頃です。まあPC買うんですけどね。

さて今回は、登場キャラクターとの恋愛や敵とのバトルが楽しめる恋愛アクション「Eternights(エターナイツ)」のレビューです。

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作品について

開発元Studio Sai
リリースプラットフォームSteam、PS4、PS5
価格Steam:¥4,180
PS4、PS5:¥4,070

本作はStudio Saiが手がけた作品です。ゲームクリエイターやゲーム開発会社向けに、資金面を中心に様々なサポートを行うKOWLOON NIGHTSと呼ばれるゲーム系ファンド支援の元、2023年9月12日にSteamと PSプラットフォームでリリースされました。

2022年に突如として発表され、アクションと恋愛アドベンチャーの融合ということで、どんな感じか気になっていた本作。PS4版を購入してプレイしてみました。

ストーリー、ゲーム内容はどんな感じ?

崩壊した世界で絆を深め巨悪に挑め!

本作の舞台は韓国にある架空の都市。そこに住む主人公が、親友であるチャニと出会い系アプリの登録を進めるところから物語が始まります。登録を済ませ、チャニが好きだという世界的ポップスターユナの話をして過ごしていましたが、結局進展がありませんでした。

その夜、チャニが懲りもせず出会い系アプリのURLを送ってきます。仕方なしに登録を完了すると、1人の女性から連絡が届き、明日会う約束を取り付けました。そして次の日、約束の場所へ待つ主人公の近くで突如爆発が起こり、都市が謎の壁に阻まれてしまいます。主人公はチャニと連絡を取り、彼が向かったシェルターへと向かいます。

テレビでは都市中心部に巨大な壁が出現し、それと同時に人々が突如化物に変貌し、正常な人々を襲うというニュースが流れていました。時間が経っても混乱は止むことはなく、そのうちテレビすら映らなくなってしまいました。その時突如主人公たちの部屋のドアが開かれます。

恐る恐る外に出てシェルター内を歩き、しばらくすると足音が聞こえてきました。足音のする方へ向かうと一人の少女にぶつかります。その少女がなんと、チャニが好きだと話していた世界的ポップスターのユナだったのです。

主人公たちはユナともう一人の少女リナと共にシェルターからの脱出を図りますが、その道中化物によってリナが死亡、その後主人公も突如現れた女性に右腕を斬られ、瀕死の重傷を負います。

薄れる意識の中で、主人公は1人の女性と出会います。女性は彼の右腕に化物と戦う力を宿しました。その力で危機を脱した主人公でしたが、慣れない力を使ったからか、気絶してしまいます。

そして彼は女性と再会します。女性は彼に、ウンブラと呼ばれる存在からストーンを取り返して欲しいと頼みます。ストーンはこの世界にとって重要なもので、取り返さなければ世界が崩壊してしまいほどのものだそうです。

こうして主人公は、手に入れた力でウンブラの野望を阻止するため化物達との戦いに身を投じます。しかし彼は一人ではありません。親友のチャニやユナ、まだ見ぬ仲間たちと絆を深め、この崩壊した世界に挑みます。

絆を深め敵と戦う恋愛アクションゲーム

本作は右腕に力を宿した主人公を操作し、仲間たちと絆を深めて強くなり、崩壊した世界を取り戻すために戦う恋愛アクションゲームです。

日本のアニメや漫画から影響を受けているのか日本人向けの可愛いキャラクターが登場します。キャラクターの性格やノリなんかも日本っぽさがあるように思います。

ちなみに日本語音声も収録されていて声優さんも豪華な顔ぶれ。スパイファミリーのアーニャ役で人気の種崎敦美さんや、鬼滅の刃で栗花落カナヲを演じられている上田麗奈さんなど。個人的にはワンパンマンのサイタマ役の古川慎さんは「おぉ!」って思いました。

ゲーム内容は仲間たちと絆を深めるアドベンチャーパートと、ウンブラの野望を阻止するため異形の化物達と戦っていくアクションパートを切り替えながら進んでいきます。

アドベンチャーパートは昼と夜に時間が分かれており、昼は仲間と親交を深めたり、仲間達のレッスンを受けて自身を強化することが可能です。

ただ、本作のストーリーには「◯◯日までに◯◯をしなければいけない」という期間の縛りがあり、その日程までにアクションパートをクリアしないとストーリーが進まずゲームオーバーです。

そのため期限2日前まで、自身の強化と仲間達とのふれあいを効率良く行い、期限前日にアクションパートをクリアする必要があります。

アクションパートは、主人公を操作して敵を倒しながら進んでいきます。最奥にはボスがいて、ボスを倒せばクリアです。期間内であれば任意のタイミングで挑むことができます。

主人公の基本攻撃は片手剣での中攻撃と、大剣での大攻撃。それ以外にいくつかスキルがあります。

また、敵の攻撃をタイミングよく回避することでジャスト回避となり、こちらが先に動けるようになります。その間に体力横のゲージを溜めることで必殺攻撃を放つことができます。

必殺攻撃は敵に大ダメージを与えることができます。アーマー持ちの敵の場合は、敵のアーマーを必殺攻撃で破壊してからでないと敵にダメージを与えることができません。

また、敵のアーマーには属性があり、属性に対応した必殺攻撃でないと破壊できないため要注意。各属性の必殺攻撃は仲間からの属性攻撃となります。

敵の攻撃をジャスト回避して先手を取り、必殺ゲージを溜めて必殺攻撃を放ち敵のアーマーを破壊する。そしてまたゲージを貯めて必殺攻撃で敵に大ダメージを与えるのが基本戦法になるかと思います。

キャラクター強化は仲間との夜限定の物探しイベントをこなすことで一緒に物探しに行ったキャラクターに該当したステータスがアップします。

また、アクションパートで獲得できるブラックエッセンスや、仲間とのレッスンや物探しイベントで手に入るホワイトエッセンスを使用してスキルツリーからスキルを獲得することでも強化することが可能です。

良かった点

魅力的なキャラクター達との恋愛が楽しめるアドベンチャーパート

本作の醍醐味と言っても良いのではないでしょうか。やはりこれが一番だったように思います。本作は最初に仲間になる世界的ポップスターのユナの他に3人のキャラクターが仲間になります。

アドベンチャーパートではユナやチャニを含めた5人と絆を深めることが可能です。昼間のみ一緒に時間を過ごすことができ、選択肢によって高感度やソーシャル能力と呼ばれる絆を深めるために必要なステータスがアップします。

チャニ以外の4名はソーシャル能力を上げていかないと絆を深めるイベントが発生しないこともあるため、キャラクターに合わせたソーシャル能力を上げていく必要があります。

ソーシャル能力を上げながらキャラクターと一緒に時間を過ごすことで、絆を深めていくことができます。時には一枚絵が表示されるものも。もちろんイベントはフルボイス!

さらに驚きなのが、本作は可愛い女の子3人以外にも、一人だけですがイケメン男性であるヨハンとも絆を深めることができるのです。その様はまさにBL。BL好きにはたまりません!

女性と男性どちらとも恋愛を楽しめる作品はあまり多くはないため、このラインナップは良かったのではないかと思います。ただ、個人的にはもう一人女性が出てくるのですが、その女性との絆を深めたかった…!あとチャニ!

気になった点

アクションが大味でワンパターン

個人的には一番期待していた点でした。決してつまらない訳ではないのですが、やることが決まってしまっていてワンパターンな印象が強かったです。

敵は基本ボスでもザコでも攻撃したらほぼ怯みません。そのため攻撃をしている最中に手痛いしっぺ返しを食らうことが多いです。

なので相手の攻撃をジャスト回避してこちらの攻撃を当てるのが一番安定するため、攻撃方法がジャスト回避して攻撃になりがちです。

また、アーマー持ちのザコ敵やボスに関しては必殺攻撃を使ってアーマーを破壊しないとダメージを当てることができません。攻撃して必殺ゲージを上げようものなら逆に攻撃を食らってしまうので、「ジャスト回避→攻撃を当ててゲージを溜める→必殺攻撃」となります。

アーマーを破壊後も同様に「ジャスト回避→攻撃を当ててゲージを溜める→必殺攻撃」が一番有効でした。そのためせっかくスキルがあるのにほとんど使用しなかったため、あまりバトルにおもしろみを感じられませんでした。

必殺攻撃のQTEが面倒

必殺攻撃は敵に当ててからQTEをこなす必要がありますが、そのQTEが非常に面倒で、失敗すると敵のアーマーが破壊できなかったり、敵にダメージを与えられなかったりします。

そこまで難しいものではないのですが、いちいちQTEをやらされるのは苦痛でした。また、失敗しても何かしら恩恵があれば良かったのにと感じました。苦手な方は難易度を落としてプレイした方が良いと思います。

まとめ

ここが良かった
  • 魅力的なキャラクター達との恋愛が楽しめるアドベンチャーパート
ここが気になった
  • アクションが大味でワンパターン
  • 必殺攻撃のQTEが面倒

可愛い、カッコいいキャラクターたちと絆を深めながらバトルをこなしていく恋愛アクションゲームです。

恋愛アドベンチャーが好きな方、キャラクターに魅力を感じる方にはおすすめですが、アクションにそれなりのスキルが必要になりますのでご注意ください。アクションが好きな方も、気になっている方いましたら一度プレイしてみてください。

という訳で今回はこの辺で。
また次回!

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