【感想・レビュー】Chronicles of Teddy : Harmony of Exidus(クロニクルズ オブ テディ ハーモニー オブ エクシダス)

こんにちは、まよねーずです!

ゲーム中毒を名乗っていながら、実はあまりFPSをプレイしてこなかった僕。決して嫌いとかそういう訳ではないけれど、昔「レジスタンス」というゲームをプレイした時、あまりにもエイムが定まらず散々な目にあって以来敬遠してました。

しかし最近妙にFPSやりたい熱が加速しまして1本購入してみました。まずは「RAGE2」を購入してプレイしているんですが、超おもしろい。

昔と違ってやたら当たる当たる(ゲームのエイムがとても親切設計だからだと思うんですが)!そのおかげでこれから色々なFPSをプレイしたい欲求が出てきております。

そんな中でもブログの更新はもちろん忘れていませんよ!という訳で今回は異世界から来た少女とテディベアの冒険活劇「Chronicles of Teddy : Harmony of Exidus(クロニクルズ オブ テディ ハーモニー オブ エクシダス)」です。

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Chronicles of Teddy : Harmony of Exidusについて

開発Storybird Games
リリースプラットフォームSteam、PS4、Wii U
※Steam版の翻訳は少し雑なため注意
価格Steam:¥1,480
PS4:¥1,528
Wii U:¥1,528

本作はフランスのスタジオStorybird Gamesが手掛けた作品です。以前レビューした「Aggelos(アゲロス)」と同じスタジオが手掛けた作品で、本作の方がAggelosより先にリリースされています。

このChronicles of Teddyは過去にこのスタジオがリリースしたアドベンチャー「Finding Teddy」と同じ世界観を共有した続編になっているのですが、ゲーム開始時に前作を振り返るモノローグを見る事ができるため、前作をプレイしていなくても問題ありません。

少し古い作品なので家庭用機版はPS4とWii Uしかリリースされていませんが、今ならPS4版でプレイするのが良いと思います。

もしSteam版でプレイされる場合は、日本語翻訳が家庭用機版と違い少し雑なので気になる方は注意です。ただプレイできない範囲ではありません。

僕はPS4版をプレイしたため、PS4版でのレビューとなります。

ストーリー、ゲーム内容はどんな感じ?

友人を助けるため少女は再び異世界へと旅立つ

主人公である少女は、幼少期にある不思議な体験をしました。

それは大好きなテディベアを探すため異世界「エクシダス」で冒険を繰り広げ、そこでエキシデスの王「タラント」と友達になったことです。

少女は無事に自分の世界へと戻り、平穏な暮らしを送っていました。そんな体験から数年後、少女の前にタラントが再び現れます。

タラントは「邪悪な魔法使いアングイスによってエクシダスの平和が脅かされている。世界を救うのを手伝ってほしい」と少女に告げます。

友人の一大事とあっては黙っている訳にはいきません。少女はテディベアに乗り移ったタラントと共に再びエクシダスへと旅立ちます。

果たして少女は無事友人の住む世界を救うことができるのでしょうか?

前作とはガラッと変わったメトロイド寄りアクションアドベンチャー

前作はポイントクリック型のアドベンチャーで、しかも雰囲気は若干暗めな印象でした。

しかも本作よりも幼い主人公が、異世界の生物にあんな感じやこんな感じで殺害されてしまうショッキングなシーンが多かったのですが、本作はそういうシーンはまったくなく不思議な世界での大冒険です。ご安心ください。

前作同様2Dドットという点は継承していますが、ゲーム内容自体は全然違うため違うゲームとして楽しめます。

内容はメトロイドヴァニアなので様々なマップを巡って探索アイテムや強化アイテムを獲得して進んでいくメトロイド寄りです。

マップはステージに分かれておりゲーム冒頭で訪れる図書館で、各所に隠された本を見つけることでステージが解放されていきます。

本は全部で4冊なので全4ステージ、4つの世界を冒険していきます。

特徴的なのはミュージコムという音符を奏でる楽器です。合計12の音符が世界に散らばっており、集めることで謎解きや敵とのバトルで利用できるようになります。

バトルは上下に攻撃ができるタイプで、立った状態で上段攻撃、しゃがんだ状態で下段攻撃になります。

ジャンプ時に上ボタンで上突き、ジャンプ時に下ボタンで下突きを繰り出せます。

ちなみに強化アイテムは一部図書館にあるアイテムショップで購入可能です。ショップには攻撃力の高い剣や、防御力の高い服などが購入できます。

良かった点

上段下段攻撃を使ったシンプルながら駆け引きのあるバトル

本作に出現する敵の中には盾を持った敵がおり、盾で上段攻撃や下段攻撃をガードしてきます。中にはジャンプ下突きをガードしてくる敵も。

そういった敵は盾で防御していない所を狙い攻撃します。こちらも盾を持っているので、敵の上段攻撃や下段攻撃をガードできます。

これによりシンプルながら本格的な駆け引きが楽しめるのが良かったです。

この上段下段の駆け引きがあの名作「リンクの冒険」を彷彿とさせてくれ、往年のアクションアドベンチャー好きにはどストライクのバトルです。

ミュージコムを利用した謎解きやボス戦が斬新

様々なメトロイドヴァニア作品の中でも珍しいシステムであるミュージコム。

音符を組み合わせて音を奏でることで謎解きやボス戦で利用できるのですが、これが斬新なシステムになっています。

各世界にはそこに住む住民がいるのですが、彼らの言葉は音符となっており話すことで、新しい音符の組み合わせを覚えることができます。

覚えた音符の組み合わせを使って扉を開放したり足場のトラップを解除したりできます。

特にボス戦は特徴的で、適した音を奏でることで敵の弱点を露出させたり、敵の動きを鈍くしたりといった斬新なバトルを楽しむことができます。

この演奏がゼルダの伝説シリーズの「時のオカリナ」や「風のタクト」を彷彿とさせる雰囲気でした。

調べた感じどこにも記載はなかったんですが、本作はゼルダの伝説シリーズにかなりインスパイアされているのかもしれませんね。

気になった点

謎解きのヒントが少ないため詰まりやすい

様々な謎を解いて進んでいく必要がある本作ですが、謎解きのヒントが少なく詰まりやすいです。

ボス戦でもどう攻撃を加えたら良いか分かりづらいボスもいて、そのヒントがなかったため何度もやられてしまうことがありました。

もう少しヒントがあってくれるとスムーズに進めて良かったなと個人的に思いました。

獲得アイテムの説明がなく利用方法がわからない

探索アイテムや収集アイテムなど様々なアイテムがあるものの、獲得時や通常時に一切説明がなく、探索アイテムに至っては何ができるかまったくわかりません。

収集アイテムに関してはまだ良いのですが、探索アイテムを獲得時にどんなことができるかの説明があったら良かったなと思います。

まとめ

ここが良かった
  • 上段下段攻撃を使ったシンプルながら駆け引きのあるバトル
  • ミュージコムを利用した謎解きやボス戦が斬新
ここが気になった
  • 謎解きのヒントが少ないため詰まりやすい
  • 獲得アイテムの説明がなく利用方法がわからない

気になった点として紹介したもの以外にもたくさんの粗がある作品ではありますが、ゼルダの伝説に濃いインスパイアを受けた作品です。

ゼルダシリーズが好きな方は楽しめる作品だと思うので、ゼルダファンの方はぜひプレイしてみてください。

という訳で今回はこの辺で。
また次回!

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