こんにちは、まよねーずです!
僕がよく見ているYouTubeチャンネルで、メトロイドヴァニアをメインで紹介しているチャンネルがあるんですが、新作がアップされているとワクワクします。
ただほとんどが海外のスタジオ開発のため、日本語対応のない作品ばかりではあるんですが、クオリティの高い作品が多いです。
ぜひ日本語で!なんて作品も多いので「パブリッシャーにでもなるか」なんて考えますが、会社を立ち上げる資金もないので、あと10年くらい考えます。
さて今回は、メトロイドインスパイアの中でも屈指の人気作「アクシオムヴァージ」待望の続編「AXIOM VERGE2(アクシオムヴァージ2)」です。
Table of Contents
AXIOM VERGE2について
開発 | Thomas Happ Games |
リリースプラットフォーム | Switch |
価格 | Switch:¥1,999 |
本作はThomas Happ Gamesが開発した作品です。
メトロイドインスパイアとして高い評価を得た前作はプレイした方も多いのではないかと思います。
そんな前作から5年、2020年にニンテンドーダイレクト内で突如本作が発表され、2021年8月にリリースされました。リリース時にプレイするつもりだったんですがなんやかんやで今になってしまいました。
前作から一体どんな風に変わったのか、Switch版をプレイしたレビューをしたいと思います。
ストーリー、ゲーム内容はどんな感じ?
1人の科学者の失踪が未知の世界への扉を開く
2007年、超高速通信技術を生み出しその名を世に知らしめたハモンド社CEOにして科学者のエリザベス・ハモンド博士。
そんなハモンド博士は2053年、南極で謎の失踪を遂げ、その影響により会社は経営危機に陥ります。
これに目をつけたのが巨大企業グループであるグローブ3の創業者にして本作の主人公インドラ・チョーダリーです。
彼女はハモンド社に関わる大半を買収し、競合の排除に成功します。そして超高速通信装置「アンシブル」のオリジナルプロトタイプとその研究開発室を手中に収めます。
そして今会社のマーケティングに利用しようと考えアンシブルに電源を入れます。するとモニターには「娘と再開したいなら南極へ来い」という文字が。
彼女は何が何なのかわからぬまま、南極へと向かいます。
一体このメールを送って来たのは誰なのか、そして南極でインドラを待つものとは。ここから未知の世界への扉が開かれます。
前作から大きく変化したメトロイドインスパイア
前作がメトロイドを色濃くインスパイアした作品でしたが、前作にはなかった様々な要素を取り入れています。
まず世界観は前作がギーガー氏が描くような奇妙な世界観でした。本作も奇妙な世界というのは変わりませんが、古代メソポタミア文明を参考にしているようで宗教色が強くなりました。
他にはバトルには近接武器が追加されました。メトロイドといえばショットなので前作もそうだったんですが、本作は近接攻撃が主になっています。
また、スキルツリーが追加され様々な強化が可能になりました。こんな感じで前作から大きく進化を遂げた作品になっています。
良かった点
スキルツリーの実装
個人的に「おっ」と思ったのがスキルツリーです。
本作から追加された要素で、マップの探索や特定の敵を倒すことで手に入るアポカリプス・ノードでスキルポイントを1獲得できます。中には2獲得できるものもあります。
段階によって必要なポイントは違いますが、自身の強化やスキルの強化、ドローンの強化なと様々なものを強化可能です。
個人的にスキルツリーが好きな人間なのでこの追加は良かったなと思います。
パワーアップしたハッキングスキル
前作にもあったハッキングスキルですが、大幅にパワーアップしています。
本作のハッキングはスキルボタンを押すと主人公の周りに紫の電磁波が発生し、敵がその電磁波に触れるとハッキングを行います。
敵によって複数のハッキング方法を選択でき、動きを遅くする、味方にするなど様々。
エリアに設置されたオブジェクトもハッキング可能で、ドアの解除や回復アイテム生成、高所えの移動に使えるオブジェクトが設置されています。
さらにはイベントシーンでハッキングが必要だったり、スキルツリーでハッキングスキルを強化できたりと、前作よりも至れり尽くせりなものになっています。
アクシオムヴァージはハッキングが特徴的な作品なので、この変化は良いんじゃないかと思いました。
ドローンの利便性と自由度が上がった
狭い場所を通れるため探索範囲を広げてくれるドローン。本作はこのドローンもパワーアップしています。
本作のドローンはなんと自由に動き回れるんです。というのも、前作ではドローン捜査中は主人公が無防備になるため、近くに敵がいるとダメージを受けていました。
本作も序盤はそうなんですが、中盤を過ぎると主人公とドローンを自由に切り替えできるようになります。
すると主人公が無防備にならず、いちいち安全地帯からドローンを操作する必要もなくなります。
その場で自由に切り替えも可能なため利便性もアップします。
さらにドローンしか入ることができない裏マップもあり、表マップと同じボリュームで探索できるのはすごい!
スキルツリーで強化もできるため後半はほぼドローンのみで進んでいました。
気になった点
全体的に薄味
おもしろい作品ではあるのですが、今回は全体的に薄味のつくりなっているように感じました。
というのも、ボス戦はゲーム内では2回しかなく盛り上がりがありません。倒すと強化アイテムを落とす中ボス的な存在はいるのですが、ボスではないのでおまけ程度の強さです。
また、ストーリーも盛り上がりに欠ける部分がありいまいち記憶に残りません。
じっくり丁寧に作られた1と比べて駆け足で作られたことで全体的に薄くなってしまったんのではと感じてしまったので、時間はかかっても良いからもっと濃厚な感じにしてほしかったなと思いました。
マップが迷いやすい
通常のマップとドローンマップはポータルで繋がっています。そのポータルを使い通常マップとドローンマップを切り替えて進むのですが、とても迷いやすいつくりになっていました。
ポータルが予期せぬところにあったり、あるスキルを使い遠くにあるポータルを引き寄せて切り替え場所を変化させたりすることもあり、場所が目まぐるしく変わるため同じ場所を何度も行き来したりしてしまうなどありました。
本作のプレイ時間が長くなる要因はここにあると思います。もう少し探索しやすいつくりにしてほしかったなと思います。
まとめ
- スキルツリーの実装
- パワーアップしたハッキングスキル
- ドローンの利便性と自由度が上がった
- 全体的に薄味
- マップが迷いやすい
前作より物足りなくなってしまった部分もありますが、前作よりおもしろくなった部分もあり、やっぱりメトロイド好きにはプレイしてほしい作品です。
前作をプレイされた方もぜひ違いを楽しんでほしいのでプレイしてみてください。
という訳で今回はこの辺で。
また次回!