【感想・レビュー】人気メトロイドヴァニアシリーズの2作目『シャンティ リスキィ・ブーツの逆襲ディレクターズカット(Shantae: Risky’s Revenge Director’s Cut)』

こんにちは、まよねーずです!

今回はついにあの人気メトロイドヴァニア『シャンティ』シリーズから『シャンティ リスキィ・ブーツの逆襲ディレクターズカット』の紹介です。

いつ紹介しようかと迷っていましたが、先日新作も出たところなので、今回から紹介していこうかと思います。

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シャンティ リスキィ・ブーツの逆襲ディレクターズカットについて

開発Wayforward
リリースプラットフォームSteam、PS4、Wii U
※Steam版は日本語がない可能性あり
価格Steam:¥980
PS4:¥1,528
Wii U:¥1,500

2Dアクションに定評のある開発会社Wayforwardが手掛けた作品で、遡ること18年前、2002年にリリースされた第1作目を皮切りに、数多くの作品をリリースしている人気シリーズです。

ちなみに先日最新作である『シャンティ7人のセイレーン』をリリースしたばかりで、今後も目が離せないシリーズじゃないかと思います。

本作はその2作目となる作品で、海外のDSiウェアタイトルとしてリリースされ、日本にもローカライズ版がリリースされています。本当は1作目から紹介したかったのですが、残念ながら1作目の日本語版はないため、2作目からの紹介となります。

ちなみに今回紹介するのは、海外でリリースされているオリジナル版に日本語が加わり、色々な要素が追加されたディレクターズカット版です。僕はPS4版をプレイしました。

ストーリー、ゲーム内容はどんな感じ?

リベンジに燃えるリスキィの野望を打ち砕き街を守れ!

まずは本作を語る上で少しシリーズの世界観と前作の話をさせてください。

本作の舞台はシークインランドという世界。ここではガーディアンであるジーニーと呼ばれる魔人達が、光の魔法の力で災いや悪しきもの達から人々を守ってくれ、そのおかげで人々は平和な毎日を過ごしていました。

そんな平和な毎日の中で、いつしか人間とジーニーが恋に落ちることもあり、その中でジーニーほどではないが魔力を受け継ぐ「ハーフ・ジーニー」が生まれます。

シリーズ通しての主人公であるシャンティも、そんなハーフ・ジーニーの一人。彼女はシークインランドにあるスカットルタウンを守るガーディアンとして生活しています。

ある日、街に女海賊であるリスキィブーツが大勢の部下を率いて街を襲撃、シャンティの伯父である発明家ミミックが作り出した蒸気機関を盗んでいきます。

シャンティは街のみんなに自分を認めてもらうために伯父の発明品を取り返す冒険の旅へ、見事リスキィの企みを阻止します。これが前作『Shantae(シャンティ)』の物語です。

そしてここからは今回のお話。

リスキィの企みを阻止し平和になったスカットルタウン。ある日、シャンティは仲間達と伯父ミミックが主宰した遺跡ハンターエキスポを見にいきます。

遺跡から発掘してきた遺物の中身を確認するという今回のイベントで、皆が見守る中遺物から出てきたのは一つのランプで、中身が分かった途端ミミックは何も語らず必死に隠そうとしました。

その時リスキィブーツがイベントに突如乱入しランプを奪っていきます。すぐに追いかけたものの、取り逃してしまうシャンティ。

その後、伯父のミミックからランプは強大な力をもっており危険なものであること、今は封印されていて、力を開放するには3つの魔法の封印が必要なことを聞かされます。

こうしてシャンティは、リスキィよりも先に魔法の封印を手に入れるため、再び冒険の旅へと出発します。

アラビアンな世界観で繰り広げられるメトロイド寄り 

本作はアラビアンな世界観で繰り広げられるメトロイド寄りの作品。マップを進みながらスキルや強化アイテムを獲得しながら進んでいきます。

グラフィックはさすが2Dに定評のある開発だけありとても綺麗です。世界観も明るいポップな雰囲気で良い感じです。

シャンティは自分の髪をムチのようにしならせて攻撃するのですが、悪魔城シリーズのムチと同じように一拍おいてから伸びるタイプになっています。

また魔法もあり、街にあるアイテムショップで購入することで使用できるようになります。魔法がないと進めない場所のあり、進行にも戦闘にも利用できるものになっています。

良かった点

誰でも安心してプレイできるメトロイドヴァニアのお手本

ある意味一番重要な点だと思いますが、本作はメトロイドヴァニアのお手本として全体的によくできているなと感じます。

昨今のメトロイドヴァニアももちろんおもしろいのですが、独自の要素を入れたり高難易度化させたり独特な操作感だったり、ストーリーもどこかクセのある作品が多いイメージです(中には王道なものも多いですが)。

シャンティはその辺り王道な作りになっていて、難しい操作もなければ道中迷うこともなく、敵もそこまで強いわけではないためバランスよく進めていけます。

ストーリーもとてもわかりやすくキャラも受入れやすいため、誰がやっても楽しめるような安定感があります。

そういった意味でメトロイドヴァニアのお手本としてふさわしいつくりで、さすがシリーズ化しているだけあるなと思いました。

踊ってチェンジする変身魔法

本作を象徴する上で切り離せないのがダンスです。アラビアンな世界観、シャンティの踊り子のような見た目の通り、彼女はボタン一つでベリーダンスを踊ることができます。

最初意味のないものなのかと思っていたのですがこれがとても重要で、道中で獲得する変身魔法を使うために使用します。変身魔法はサル、象、人魚と3種類あり、ダンスの長さにより変身できるモードが違います。

変身後はサルだと狭い道を通ったり壁を登ったり、象は障害物を壊して進んだり、人魚は水中を自由に泳げたりと様々な要素があります。

他の作品ではあまりない変身後のキャラに追加スキルを習得させるアイテムなんかもあり、その点は他作品とはちょっと変わっていて斬新でした。でもそれが世界観にマッチしていて良かったです。

気になった点

マップ表示が立体的なため見づらい

多分オリジナルは違うと思うんですが、ディレクターズカット版ではマップ表示が立体的になっているため見づらかったです。

慣れてくるとそうでもないんですが、初見は自分がどこにいるのかよくわからなかったです。しかもワンボタンでっプ表示できないため不便でした。

下キー+ジャンプで降りれる場所と降りれない場所がある

書いてある通りなんですが、上下移動が激しいメトロイドヴァニアでは王道の機能です。本作もその機能があるにはあるんですが、その機能が働かず降りれない場所もあります。

意図してそうしているんだと思うので良いのですが、どこが降りれないタイプの場所かがわかりづらかったので、わかるようになっていると良いなと思いました。

まとめ

ここが良かった
  • 誰でも安心してプレイできるメトロイドヴァニアのお手本
  • 踊ってチェンジする変身魔法
ここが気になった
  • マップが立体的なため見づらい
  • 下キー+ジャンプで降りれる場所と降りれない場所がある

メトロイドヴァニアとして安定感のあるお手本のような作品だと思います。世界観もポップなので誰でも楽しめると思います。まだ未プレイの方はこの機会にぜひプレイしてみてはどうでしょうか?

ちなみに前作と比べて気になる点はあるのですが、日本語化していないのであえて比較しない方向でまとめさせてもらいました。もちろん前作もおもしろいので英語でも平気だよ!って方はぜひ前作もプレイしてみてください。

という訳で、シャンティシリーズは今後も他タイトルに挟んで紹介していきますのでよろしくお願いします。

ではでは今回はこの辺で。
また次回!

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