こんにちは、まよねーずです!
緊急事態宣言、全国にでちゃいましたね。まだまだ落ち着かない状況ですが「stay home」の名の下に、みんなでおうち時間を楽しみましょう。外に出なきゃ楽しめないものもあるけど、家にいないと楽しめないものもありますからね。ゲームとかゲームとかゲームとか。まあ携帯ゲーム機なら外でもできますけどね。てか、ゲームしかしてないや。
さて、今回は『Blasphemous(ブラスフェマス)』を紹介します。
【注意】本作は暴力シーンやグロテスクなシーンが多いです。流血表現も多々あるため、苦手な方はご注意ください。
目次
「Blasphemous」について
開発 | The Game Kitchen |
リリースプラットフォーム | PS4、Steam、Switch |
価格 | PS4:¥2,750 Steam:¥2,750 Switch:¥2,570 |
本作はスペインのゲームスタジオThe Game Kitchenが手掛けた作品です。メトロイドヴァニアのゲーム性とダークソウルの雰囲気を持つ作品として、リリース前から注目されていました。
スペインのスラブ神話から着想を得たという事もあり、16世紀〜17世紀の南スペインの絵画、彫刻、建築の特徴から影響を受けて作られているそうです。
ゲームはどんな感じ?
神の奇蹟が呪いを生む、暗く陰鬱な世界の物語
本作はクヴストディアと呼ばれる世界が舞台。神の意志として降り注ぎ、厄災となって世界に蔓延した奇蹟の謎を解き明かすため、悔悟者と呼ばれる主人公がたった一人で旅をしていく物語です。

雰囲気はダークソウルからも影響を受けている事もあり、暗く陰鬱なダークファンタジーです。ゲームはメトロイド寄りのため、様々な場所にあるアイテムやスキルを獲得して進んでいきます。敵を倒すと償いの涙と呼ばれる、この世界でいう通貨が手に入ります。これを使用して攻撃スキルを獲得していきます。

この作品も装備する事で様々な効果が得られる、ロザリオと呼ばれるものがあります。ホロウナイトやラビリビに似ていますが、ポイント制ではなく装備できる数が決まっており、その中で自身の装備したいものを選択します。

まさにアート!美しくも残虐な2Dドット
この作品は昔懐かしいドット絵で作成されていますが、そのドット絵がとても美しいです。主人公や敵キャラクター、オープニングのカットシーンなど、全てがドット絵で表現されています。様々なロケーションも魅力で、主人公と同じ悔悟者達の死体が積み上げられた修道院や、雪と氷に覆われた氷山など一つ一つが細かく作られています。さらにキャラクターも動きも細かく、主人公や敵の動きがとても滑らかです。

また、本作は一定の確率で敵を特殊キルで倒すことが可能なのですが、その特殊キルがグロテスク!膝をついた相手を掴み肩口から心臓付近まで何度も剣を食い込ませたり、敵の持っている大きな盾で押し潰したりと、とにかく主人公の殺し方が残虐です。

とはいえ、主人公もかなりえげつない殺され方をします。大きな赤ん坊のボスに体を引き千切られたり、針山に落ちて針の穴だらけになったりと、残虐なシーンをこれでもかと美麗なドット絵で見せてくれます。
パリィが楽しい!重みのあるアグレッシブな戦闘
2Dながらバトルは一撃に重みのあるタイプ。バトルの難易度も高いため、一撃をしっかりと当てていく必要があります。色々なアクションを繰り出すことができるので爽快感が感じられます。

体力ゲージ下の「熱情」ゲージを消費して祈詞と呼ばれる魔法を使用できます。色々な祈詞があり、その中から一つを装備して使用する形です。
また、ダークソウルではおなじみのパリィもあります。敵の攻撃に合わせてタイミングよくボタンを押すと、敵の攻撃を弾き大ダメージを与える事が可能です。

相手の攻撃をパリィで弾き、渾身の一撃をお見舞いするのは実に爽快です!ただ、パリィにも弱点があり、巨大な敵やボスの攻撃はパリィできません。ただ防ぐだけになってしまうので注意。
理不尽な死と面倒な罪過回収はただただ辛い
とはいえ、もちろんもう少しどうにかして欲しい点はあります。
まず敵の攻撃をくらった後も無敵時間がないため、ただただ敵の攻撃をくらい続けてしまう事があります。それだけならまだ良いのですが、敵の攻撃を受けふっ飛ばされた先が針山地帯だと、そのまま串刺しになり死亡してしまいます。敵の攻撃後は少なくても良いから無敵時間があると良かったのではと思います。

さらに、死亡するとその場に罪過(魂のようなもの)を落とし、熱情ゲージの上限が下がった状態になってしまいます。罪過を回収するとゲージの上限を元に戻せるのですが、その回収がとても面倒です。もし回収の途中で死亡した場合、その死亡した場所にも罪過を落としてしまいます。ロストはしないものの、複数罪過を落としている状態になり、どちらも回収しないと減ったゲージを完全に元に戻す事ができません。

救済措置として償いの涙を支払い、罪過を一度に回収できる場所はあります。しかし真のエンディングを見る場合、その場所が一切利用できなくなってしまい、自分の足で回収しに行かなければならなくなります。それがとても面倒で、もう少し回収が楽なら良かったのにと思うばかりです。
まとめ
- スペインの神話をベースにした世界観
- 美しい2Dドットアート
- パリィからの一撃を狙えるアグレッシブな戦闘
- 理不尽な死
- 面倒な罪過回収
気になる点があるものの、雰囲気やゲーム性はメトロイドヴァニア好きにもダークソウル好きにも刺さると思います。気になったらぜひ一度プレイしてみて欲しい作品です。
ではでは今回はこの辺で。
また次回!