【感想・レビュー】Catmaze(キャットメイズ)

こんにちは、まよねーずです!

札幌は少しずつ雪解けが始まり、このまま行けば4月にはあらかた溶けてくれそうです。

今年の降雪量はえらいこっちゃだったので、例年よりも待ちに待ったという気持ちです。

東京はそろそろ桜が咲く頃でしょうか。桜の咲く頃に帰省できたら良いんですが、さすがに仕事の都合もあるので難しいです。年度末は色々忙しいですしね。

久しぶりに上野公園の桜を見たいなぁ。キレイなんですよ、花見もやってるから屋台とかもあって賑やかですし、行ったことない方はぜひ一度行ってみてください。

さて今回は、魔女っ子が頑張るメトロイドヴァニア「Catmaze(キャットメイズ)」です。

Sponsored Link

Catmazeについて

開発Redblack Spade
リリスプラットフォームSteam、Switch
価格Steam:¥1,010
Switch:¥1,000

本作はロシアのスタジオであるRedblack Spadeが開発した作品です。

スラヴ民話をベースにした作品で、チェルノボーグやドモヴォーイ、キキーモラといったスラヴ神話の神や妖精などが登場します。Steamで2018年にリリースし、リリース後は「非常に好評」を獲得しています。

リリース時から2年ほど日本語ローカライズはなかったのですが、2020年にローカライズが進み、日本語でプレイ可能となりました。

※2022.9.19更新※
2022年9月9日にSwitch版「キャットメイズ 魔女の子の冒険」がリリースされ、家庭用機でもプレイが可能となりました!記事投稿時はSteam版のみだったため、Steam版でのレビューとなります。

ストーリー、ゲーム内容はどんな感じ?

母を取り戻すため魔女の少女が世界を巡る物語

物語の舞台は現世の世界ヤーヴと死後の世界ナーヴの2つが存在する世界。ヤーヴに住む魔女ドミラは一人の赤ん坊を授かります。赤ん坊は主人公である少女アレスタです。

アレスタはラドミラと共に平和に暮らしていました。そんなアレスタが16歳になった頃、病を患っている母のため、彼女は薬を作るための材料を探しに行きます。

色々ありましたが無事に材料を手に入れ嬉々として帰路につくアレスタ。しかし母は浮かない顔をしていました。

そしてその夜、ラドミラをナーヴへと連れていくため、マーラという悪魔が現れます。呪いに蝕まれていたラドミラは、アレスタに別れを告げマーラと共にナーヴへと行ってしまいます。

突然の別れに納得のできないアレスタは、何としても母を取り戻すため、ナーヴへの道を探す旅に出ることにしたのです。

この世界に住む猫たち、なかでもベインという猫がナーヴのことをよく知っているということで、アレスタはまずベインを探します。

果たして彼女は無事ベインを見つけ、ラドミラを取り戻すことができるのでしょうか。

ストーリー重視のメトロイド寄り

本作はメトロイド寄りの作品です。マップを巡りスキルやアイテムを獲得しながら進んでいきます。

見た目は2Dドットのかわいらしいキャラクター達が繰り広げる懐かしいタッチです。スーファミ世代としては嬉しい見た目です。

特徴的なのはメトロイドヴァニアに足りないとされる、ストーリー部分を書く事に重点を置いている点です。そのためテキスト量もなかなかで、しっかりとした物語が展開されます。

ストーリー重視と聞くと「もしかしたらゲームボリュームが少ないんじゃないか」「話ばっかりで肝心な部分のつくりが雑なんじゃないか」などあると思いますがそんなことはありません。

特に変わったシステムはなく全体的にオーソドックスなつくりですが、メトロイドヴァニアを楽しめるようになっているのでご安心を。

また、パッシブ効果のあるお守りを装備できるのですが、そのお守りはレベルによって効果が変わります。

敵を倒して手に入る白い球を獲得しゲージを溜めてレベルアップするのですが、敵の攻撃を食らうとゲージが下がります。この要素は洞窟物語をプレイした方はピンとくると思います。

レベルが高ければ高いほど効果がアップするため、敵の攻撃を食らわないよう立ち回るのが重要になります。

また、レベルは特別なアイテムを獲得することで上げることができ、レベルが高いほど効果もアップしていきます。

上記以外にも色々な要素があり、ストーリーだけでなくゲーム内容もしっかり楽しめます。

良かった点

バトルにも探索にも頼れる様々な仲間達

本作のバトルは様々な仲間達を召喚して戦います。コウモリやハリネズミ、カラスやクモといった動物たち(中にはゴーレムやスノーマンといった仲間もいますが)を召喚します。

といっても、アレスタの代わりに戦ってくれるという訳ではなく、攻撃やアクションの時だけ出現してアクションを発動するイメージです。エンダーリリーズをプレイした人はピンとくると思います。

仲間は近距離タイプと遠距離タイプの2種類が存在し、近距離タイプは基本攻撃、遠距離タイプはMPを使った攻撃となっています。

キャラクターによって攻撃方法に違いがあり、左右だけでなく上下に攻撃可能なもの、バリアのようにアレスタの周りを回転するもの、画面上の敵にダメージを与えるものなど種類は様々。

また、攻撃だけでなく探索に必要な効果を持つものもいます。道を塞ぐ岩を壊す、敵を凍らせて足場にしたりなど、様々な効果で探索をサポートしてくれます。

しかも仲間たちは攻撃力アップや攻撃スピードアップ、遠距離攻撃の飛距離アップなどパワーアップもするため、とても心強い仲間達です。

やっぱり色々な攻撃方法があるゲームって楽しいですよね。武器とかスキルとか色々な攻撃方法があると個人的にテンション上がっちゃいます。

エンディングにも影響する豊富なサブクエスト

豊富なサブクエストがあるのも魅力です。本作はユニークで魅力的なキャラクターがたくさん登場するのですが、様々な場所にいる彼ら彼女らに話しかけることで、クエストが発生することがあります。

日記に記載という文字が表示されたらクエスト状況が更新されたという合図です。クエストはマップに?マークで表示してくれるのでとても分かりやすいです。

様々なクエストがあり、お使いクエストやボスと戦うクエストなど種類も豊富。中には狼に乗って戦うボス戦や、ほうきに乗って進んでいくシューティンゲームのようなクエストもあります。

どちらも通常ではできないクエスト独自の内容になっているため、いつもとは違った感覚で楽しむことができます。

また少しネタバレなのですが、クエストはエンディングにも影響を与えるため、グッドエンディングを見たい場合はクエストをこなしておくのが良いです。

ただ、クエストは1回きりで終わることはなく、様々な場所を行ったり来たりしなければいけないため少し面倒ですが、上述したいつもと違うクエストもあるためあまり飽きがこなかったのは良かったです。

気になった点

日本語だとストーリーに浸りづらい

本作はストーリー重視になってはいるものの、日本語だとちょっと意味のわからない点がり、ストーリーに浸りづらかったです。

日本語でプレイできるだけでもかなり嬉しいし、頑張ってくれた開発者の方に本当にありがとうを伝えたいレベルです。

だから多少日本語おかしくても全然何とも思わないのですが、本作はストーリー重視という点があるため、もう少し日本語に力を入れ、ストーリーを楽しませてほしかったです。

セリフが表示されない&セリフがおかしくなるバグがある

こちらもストーリー部分なのですが、キャラクター達の掛け合いの際に、キャラクターのセリフが表示されなかったり、明らかに違うキャラのセリフを話している等のバグがありました。

ストーリーを楽しませるという点で、こういったバグがあるのはさすがにまずいと思います。これは明らかにバグなので修正してほしいです。

まとめ

肝心のストーリー部分には若干粗がありますが、英語やロシア語などでプレイした場合はしっかりとストーリーに浸れる作品じゃないかと思います。

とはいえストーリーはある程度理解できるので問題ありません。また、ストーリーだけでなくゲーム内容もしっかり楽しめる要素が盛り込まれた作品だと思うので、気になった方はぜひプレイしてみてください。

という訳で今回はこのへんで。
また次回!

Sponsored Link