【感想・レビュー】NECROTOPIA(ネクロトピア)

こんにちは、まよねーずです!

moonscarsプレイ中です。メトロイドヴァニアと聞いていたので今回レビューするつもりだったんですが、メトロイドヴァニアとしてカウントできそうになかったです。

というのも、メトロイドヴァニアとして重要な要素だと考えている「スキルやアイテムを獲得することでできるアクションが増えていき、探索範囲が広がる」という点がかなり微妙で、そのせいでプレイのモチベーションが下がり、速度が遅くなっています。

個人的な意見ではあるんですが、二大巨頭のメトロイドとドラキュラ月下のように、アイテムやスキルで新しいアクションを習得し、それを使用することで進めない場所に進めるようになってこそ「メトロイドヴァニア」だと考えています。

鍵などのアイテムを獲得し使用することで探索範囲が広がる作品が「メトロイドヴァニアである」という世間の定義に違和感を感じている今日この頃です。

ただゲームとしてはおもしろいので、クリアしたらレビューします。それまでしばしお待ちください。

さて今回は、ツギハギの怪物が自分自身を知るため冒険するメトロイドヴァニア「NECROTOPIA(ネクロトピア)」です。

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ネクロトピアについて

開発元day-to-day management
リリースプラットフォームSteam
価格¥1,220

本作は国内の同人ゲーム開発サークルday-to-day managementが手がけた作品です。

5年以上の開発期間を経て、2021年11月にPC版がリリースされ、その後2022年2月にSteam版がリリースされました。

同人ゲームなこともあり、あまり告知はされていなかった知る人ぞ知る作品ですが、Steam版を見つけることができたためSteam版を購入してプレイしました。

ストーリー、ゲーム内容はどんな感じ?

ツギハギだらけの怪物が行く自分探しの旅

激しい嵐の夜、大量のヒトのような何かやガラクタが大量に捨てられた廃棄場の一角、人のような何かが山積みになった頂上に一筋の雷が落ちます。

雷が落ちしばらくするとその山が動き出し人目を覚まします。それはツギハギだらけの怪物。人間と獣のパーツを縫い合わせて作られた異形が本作の主人公です。

道中遭遇したしゃべるカカシから、廃棄場近くにある城に住む者が自身のことを知っているかもしれないとの事。

怪物は自分が一体なぜ自分がこんな場所にいるのか、そもそも自分が一体何者なのかもわかりません。しかも怪物には腕がありません。とりあえず廃棄場で見つけた獣の腕を拾い取り付け進みます。

どうやらその城の住人は「死体を刻んで繋げて蘇らせる」実験をしている錬金術師であることを知った怪物は、錬金術師の住まう城を目指して進みます。

自分は一体何のために生み出されたのか、すべては錬金術師が握っているいるかもしれない。自分と同じツギハギだらけの怪物たちを倒しながら、貝淵は錬金術師が住む城を目指して進みます。

腕を切り替える要素が特徴的なメトロイド寄り

本作はツギハギだらけの怪物を操作して進むメトロイド寄り作品です。

マップを探索し強化アイテムやスキルを獲得して進んでいくオーソドックスなメトロイドヴァニアですが、本作ならではの特徴的な要素もあります。

主人公はツギハギの怪物ということもあり、腕を付け替えることができます。しかもこの腕の付け替えがかなり重要かつおもしろい要素でした。詳しくは良かった点でお話しますので、一旦紹介まで。

また、道中で様々なアクセサリーを獲得します。アクセサリーは装備することで様々な効果を付与することができます。

良かった点

腕の付け替えシステムがおもしろい

本作一番の要素としては先ほどお話したこちらです。本作は基本腕を使って攻撃するのですが、腕は付け替え可能で様々なものを付ける事ができます。

付けられるものは様々で、剣や槍、盾といったオーソドックスな武器から、バールやノコギリなどの工具、大岩や鉄塔、石像といった武器と呼ぶにはちょっと違うものまで様々なものがありとてもユニークです。

武器によって斬撃武器や破砕武器、刺突武器などのカテゴリ分けされ、使用している武器のカテゴリによりレベルがあり、敵を倒して経験値を獲得するとカテゴリレベルがあがります。

レベルが上がると攻撃力アップやカテゴリごとの必殺技が使用可能になったりとメリットがあります。自分好みのカテゴリを強化することもできますが、武器は使用する事壊れてしまいます。

敵とのバトル中に壊れてしまい手近にある違うカテゴリの武器を使用する場合もあるため、様々なカテゴリのレベルを満遍なく上げておくのがオススメです。

武器のカテゴリも結構な種類があり、各カテゴリ様々な武器があります。オーソドックスなものから「え、こんなものまで!?」というユニークな武器もたくさんあるためどれを使っても楽しかったです。

武器によっては火をつけたり聖なる属性を付与したりして攻略していく場所もあり、専用の武器(?)もあったりするため色々使えるのも良かったです。

敵から武器を奪う要素が楽しい

本作は道中に落ちていたり設置されていたりするものを武器にする以外にも、敵から武器を奪って自分のものにすることも可能です。

ゲームを進めていくと敵から武器を奪うスキルを獲得できます。その後は敵を攻撃して怯ませたところで敵が装備している武器を奪えます。背後に回って攻撃することで怯ませやすくなるため積極的に狙いたくなります。

また、武器を奪う事で、敵の攻撃を弱体化させることができるため強い敵とのバトルではかなり重宝します。敵から奪い取らないと使用できない武器もあるので、コレクションがはかどります。

本作は様々基本武器を楽しむ作品だと個人的に思っているので、武器を奪ったり様々な武器で戦うのがとても楽しかったです。

気になった点

ワープフロアがない

プレイ時間は6時間くらいのためそこまで広くないと思われましたが、意外と回れる場所がありファストトラベルがないと厳しかったです。

場所によってはぐるっと回り道をしないと行きたい場所にいくことができないエリアもあるため、各エリアに一つワープできるフロアがあって欲しかったです。

まとめ

ここが良かった
  • 腕の付け替えシステムがおもしろい
  • 敵から武器を奪う要素が楽しい
ここが気になった
  • ワープフロアがない

ツギハギの怪物を操作して進むメトロイドヴァニアです。腕の武器付け替え要素が斬新で面白い作品でした。

プレイ時間もそこまで長くないので、サクッとメトロイドヴァニアがやりたい方や武器の付け替え要素が少しでも気になった方はぜひ一度プレイしてみてください。

という訳で今回はこの辺で。
また次回!

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