【感想・レビュー】荒野のハーク (HAAK)

こんにちは、まよねーずです!

先日、口笛と荒野のRPGワイルドアームズと、ファンタジーでゴシックホラーなRPGシャドウハーツのプロデューサー2名がダブルで新作RPGを発表しました!

キックスターターで新しい試み「ダブルキックスターターキャンペーン」を立ち上げ、1日立たずに見事最初のゴールをクリア。

いやー、さすが往年の名作RPGを生み出した方々です。ワイルドアームズもシャドウハーツどちらも好きな作品。それを生み出した方々の新作となれば楽しみじゃない訳がありません。

今後1ヶ月ごとに情報を解禁していくそうなので、楽しみに待ちたいと思います。

余談ですが、僕はどちらの作品も1作目が1番好きだったりします。人気に火が付いたのは2からだと言われてますけどね。

さて今回はアクロバティックなワイヤー操作が特徴的なメトロイドヴァニア「荒野のハーク(HAAK)」です。

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荒野のハークについて

開発Blingame
リリースプラットフォームSteam、Switch
価格Steam:¥1,840
Switch:¥2,468

本作は香港のスタジオBlingameが手掛けた作品です。

2020年にSteamにて早期アクセスリリースが始まり、そこから2年後の今年、2022年8月に正式リリースとなりました。

正式リリースに合わせてSwitch版もリリースされたため、Switch版を購入してプレイしました。

ストーリー、ゲーム内容はどんな感じ?

文明の滅びたウェイストランドで兄を探す青年の物語

本作の舞台は大昔に栄えた文明が滅び荒地と化した世界。主人公であるハークは、サンホーと呼ばれる場所の廃墟で目を覚まします。

彼は探し人を求めてこの場所に来たようですが、ここには探し人はいなかったようです。ハークは廃墟からの脱出を試みます。

廃墟内を探索していると、突如彼が持っていた腕時計から通信が聞こえてきます。ハークはTr8と呼ばれる人物と通信をすることになります。

どうやら時計は彼が廃墟探索中に拾ったもので、その持ち主に対して通信を行っていたようでした。

Tr8はこの時計の持ち主である3kyoを探しているようで、ハークに3kyo捜索の依頼をしてきます。しかしまずはこの廃墟から抜け出す必要があるため、Tr8はハークの脱出に協力してくれることに。

様々なトラップをかいくぐり、廃墟を縄張りにするオウ・ヘイとの戦いに勝利したハークはなんとか廃墟からの脱出に成功します。

脱出後、ハークはTr8に兄のバークを探している事を告げます。Tr8の話ではネオ・サンホーという都市に行けばバークの情報が手に入るかもしれないとのこと。

ハークはバークの情報を得るため、ネオ・サンホーへと向かいます。果たしてハークは兄のバークを見つけることができるのでしょうか。

アクロバティックなメトロイドヴァニア

本作はメトロイド寄りの探索アクションで、強化アイテムや探索スキルを獲得しながら進んでいきます。

見た目はドットのようなそうでないようなトゥーンな見た目をしており、何となくホロウナイトのようにも見えます。

ゲーム内容で特徴的な部分は、他の作品よりもアクロバティックな要素が強い作品です。

良かった点でも語りますが、様々なスキルを駆使して縦横無尽に飛び回っていきます。

また、本作にはワールドマップがあり、ワールドマップから探索したいエリアを選択するタイプとなっています。

マップは結構広く探索できるエリアも多いため、ひとつひとつのエリアが狭いかと思いきや、結構広いので探索しがいがある点も嬉しいです。

良かった点

アクロバティックなアクション

本作はプラットフォーム要素が強くやり応えのあるアクションが楽しめます。武器はブレードと移動にも使えるワイヤー。二つと少ないですが、これだけで様々なアクションを行うことができます。

ゲームを進めるごとに手に入るスキルには様々なものがあり、硬い壁を破壊できるため斬り、道を塞ぐバリアを回避しつつ壁を破壊できるダッシュ攻撃などがあります。

他にもバリアも回避し止めるまでずっと滑ることが可能な永久スライディングやマントを広げてのホバリングなどもあります。

また、ワイヤーは離れた場所にいる敵に攻撃できたり、フックに引っ掛けて勢いよく飛び上がる、グラップリングをするといったことが可能で。

スキルこそないものの、発射速度やワイヤーの長さアップといったワイヤー自体の強化が可能です。

本作のステージはかなりプラットフォーム要素が強いため、ワイヤーで飛び上がりながらダッシュでバリアを避けて足場に到着したり、かなり細かい操作が要求されます。

しかしスキル自体の使い勝手は悪くないため、コツを掴めばビュンビュン飛び回って動けるのは良かったです。

支援という名の救済措置

プレイしてわかったことなんですが、本作はアクションだけでなくボス戦もなかなかに難易度が高いです。

なかなか倒せないボスや、抜けられないトラップ地帯、そんなどうしても変えられない壁に当たった時役に立つのが、ベジコインという特殊なコインで購入できるお助け要素です。

ベジコインは死亡した時に1枚必ずもらうことができます。各エリアに緑のモニターの機械があり、そこでお助けアイテムの購入や、サポート機能の利用が利用できます。

アイテムは敵の攻撃をある程度防いでくれるバリアや、キャラクター強化に必要なコインと交換したりも可能です。

サポート機能はエリア内のトラップの効果を軽減したり、ボスの弱体化といった自身が有利になる恩恵を授かることができます。僕は強化するためのお金が欲しくてコインを使いまくりました。

使用することでエンディングで流れる評価に影響はありますが、特に評価気にしない方はバンバン使用して問題ありません。ゴリゴリのプラットフォーマーが苦手な方には良い救済措置だと思いました。

気になった点

プラットフォーム要素が強すぎる

ゲームの性質上仕方ない事ではあるのですが、バトルや探索よりもプラットフォーム要素が強すぎます。

各エリアを探索しようとするとトラップやスキルを使わなければ破壊できない場所などがたくさん出てきます。先に進むごとにその数はどんどん増えていき、破壊できる壁を破壊するために張り巡らされたトラップ地帯を越えていく場面ばかりになります。

張り巡らされたトラップをようやく超え、その先にある部屋にあったのがお金だけだった時の絶望感はすごかったです。

ある程度のプラットフォームは許容できますが、数が多すぎると疲れてしまうのでもう少しバランスを調整して欲しかったです。正直ゴリゴリのプラットフォーマーが苦手な方にはオススメできないレベルでした。

バランスのおかしいボスがいる

僕がそこまで上手い訳ではないというのもあるかもしれませんが、本作に登場するボスの中で明らかに他のボスよりも難易度が高いボスがいました。

攻撃を頻発し隙がほとんどなく、敵の攻撃はかなり激しいためひたすら避けることに注力した操作を続けることになり、ボスと戦っているというよりはトラップを掻い潜っているかのような気分になりました。

体力を減らすとさらに攻撃が激しくなり、明らかにバランスを間違えたんじゃないかと感じるレベルでした。ベジコインを使えば弱体化できるという点はありますが、あの難易度の高さはコインを使わせようしているんじゃないかとすら感じてしまいました。

まとめ

ここが良かった
  • アクロバティックなアクション
  • 支援という名の救済措置
ここが気になった
  • プラットフォーム要素が強すぎる
  • バランスのおかしいボスがいる

アクロバティックなアクションが爽快なメトロイドヴァニアです。ちょっとプラットフォーム要素が強いため、万人にオススメできる作品ではないですが、プラットフォーマーが好きな方は楽しめる作品だと思うので、気になった方はプレイしてみてください。

という訳で今回はこの辺で。
また次回!

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