【感想・レビュー】TEVI(テビィ)

こんにちは、まよねーずです!

気づけばもうあと1週間ほどで今年も終わりですね。毎年のことですが長かったような短かったような気持ちです。

そして今年も色々なゲームをプレイしました。来年もまた同じように色々プレイするんだろうなぁ。なんてしみじみ思ってみたり。

そんなこんなで、今は新年一発目は何をプレイしようか考え中です。新年だし、縁起の良いタイトルとかプレイしたいですよね。

そんなのあるかはよくわかりませんが、なんか賑やかそうな奴をやりたいなと思っております。

さて今回は新たなウサ耳少女のメトロイドヴァニア「TEVI(テビィ)」です。

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作品について

開発元CreSpirit
リリースプラットフォームSteam、Switch
価格Steam:¥3,980
Switch:¥4,399

本作はかわいいキャラクターが登場する弾幕うさぎメトロイドヴァニア「Rabi-Ribi(ラビリビ)」の開発元である台湾のインディー開発スタジオCreSpiritが手掛けた作品です。

「新たな弾幕うさぎメトロイドヴァニア」ということで、ラビリビをベースに様々な要素をブラッシュアップした作品として2023年2月発表されました。その後Steamにてデモ版が公開され、先月2023年11月30日にSteam版とSwitch版がリリースされました。

発表時にはPSプラットフォームやXboxプラットフォームでもリリースされる予定となっていましたが、いつリリースされるかは現在のところ未定です。僕はSwitch版での購入を考えていたのでSwitch版を購入してプレイしました。

ストーリー、ゲーム内容はどんな感じ?

様々な種族が暮らす世界で繰り広げるうさ耳少女の大冒険

本作の舞台となるのは様々な種族が暮らす世界にある大陸「アズ大陸」。かつてアズ大陸では、魔械族と呼ばれるマナと呼ばれる力を動力源に動く機械生命体の反乱が勃発しました。

王都であるアナ・テマは魔械族たちによって荒廃し、アズ大陸を統べる女帝ダリアはその反乱の際に行方が分からなくなり、後に死亡したとされました。

それから30年後の反乱の傷跡が残るアズ大陸で、アストラルギアと呼ばれる大きな力を持った遺物を求め旅をする一人の少女がいました。彼女の名はテビィ、この物語の主人公です。

テビィはゴールドハンド団と呼ばれる野盗集団の根城に潜入していました。わざと捕まって潜入し、団員たちを蹴散らしながら進んでいくと、お目当てのアストラルギアをゲットします。

お目当てのものも獲得し、脱出しようとしたところを団員であるリバルドに見つかり戦闘になりますが、獣人族ながらマナの取り扱いに長けた彼女の敵ではありませんでした。

その後その様子を陰で伺っていた魔械族の天使である女性セリアと、悪魔である少年セーブルと出会います。テビィは二人を連れて無事ゴールドハント団の根城を脱出。その足で彼女の自宅へと向かいます。

自宅では父親であるゼマ博士が彼女の帰りを待っていました。2日ぶりの帰宅に一息ついたテビィは被っていた帽子をうさ耳ごと外すとセリアとセーブルは驚きます。実は彼女は獣人族ではなく人族だったのです。そしてテビィのうさ耳は一種のカモフラージュなのでした。

テビィは獲得したアストラルギアをゼマ博士に渡すと、博士のためにまた新たなアストラルギアを探す冒険に出ると言います。こうして、テビィ、セリア、セーブルの3人はアストラルギアを手に入れるため大陸中を冒険していきます。

父の研究を手伝うための冒険が、世界の命運をかけた大冒険になるとは今は知る由もありませんでした。

より洗練された弾幕メトロイドヴァニア

本作は主人公であるうさ耳少女テビィを操作して広大なアズ大陸を探索し、様々な謎に迫っていくメトロイドヴァニアです。

レベルや細かいカスタマイズ要素はあるものの、細かいステータス表記はなく、レベルもストーリーが進むことでアップしていくため、自分で経験値を稼いでレベルアップはできません。そのためメトロイド寄りとしています。

グラフィックは前作ラビリビを踏襲していますが、ドットの滑らかさや表現力が増しております。前作も美麗ドットでしたがより洗練された感じです。

ゲーム内容は様々な場所を巡りスキルやアイテムを獲得して進んでいく王道のメトロイドヴァニア。基本は前作をベースにしているためか、バトルやポイント上限を超えなければいくつでも装備可能な装備品があるといったところは同じですが、装備品については後程詳しくお話します。

バトルももちろん凶悪な弾幕をかいくぐって敵に攻撃を与えていくタイプ。攻撃手段は近接攻撃、遠距離攻撃、爆弾攻撃と、こちらも前作を踏襲しているため、前作をプレイされた方なら問題なくプレイできるつくりになっています。

しかしシューティングゲームと見まごうほどの弾幕は相変わらずで、プレイする人を選ぶほどエグいつくりになっています。

ただ、本作のボスにはBREAKゲージという、敵に一定のダメージを与えるとボスを無防備にしてドカドカ攻撃が当たる状態にすることができるため、前作よりもアグレッシブに攻めることができるようになった印象です。

ちなみに本作はLynn氏や日笠陽子氏、杉田智和氏や釘宮理恵氏といった人気声優を起用した日本ボイスにも注目です。

そのため日本語ローカライズにはかなり力が入っており、魅力的なキャラクター達がフルボイスで物語を彩ってくれます。

良かった点

様々なスキルを駆使して戦う爽快感の増したバトル

鬼のような弾幕は相変わらずではありますが、本作ではこちら側の攻撃手段がかなり増えました。そのおかげもあってかなりアグレッシブに攻められるようになりました。

コンボのとどめに大技を放ったり、コンボから違う技につなげるものだったりと様々。敵の弾幕を回避するなんてスキルもあり、弾幕を回避してそこから技につなげることもできます。

また、スキルの中には敵を浮かせたり吹き飛ばしたりといった効果を与えるものあり、そこから別の攻撃につなげるなど非常に様々な手段で戦うことが可能です。

基本ボスは通常時浮かせや吹き飛ばしがきかないのですが、ブレイク状態にすることで浮かせや吹き飛ばしの効果を与えられるようになり、ブレイクゲージが戻るまでの間はガシガシ攻撃を与えることができます。

もちろん前作同様遠距離攻撃も可能で、セリアとセーブル二人の力を使用できます。お互いに攻撃魔法が変化するため、敵の相性に合わせて切り替えることができます。また、ゲームが進むとバリアを張って弾幕を無効化しながら攻撃を与える技も習得します。

画面内を縦横無尽に動き回り、敵の弾幕を避けながらブレイクゲージを削っていき、ブレイクゲージを削った後は様々なスキルを駆使してボスをお手玉のようにするのは非常に爽快でした。

かなり細かいカスタマイズが可能になった装備品「シジル」

本作では前作のバッジのような装備品はシジルと呼ばれるものになっています。シジルを装着する際に消費するEPが上限に達するまで自由に装着が可能です。その点は前作と同じですね。しかし、本作は装備品の数がかなり豊富で様々な効果を持った装備品を装着することができます。

単純に攻撃力が上がるものもあれば、コンボ攻撃の2撃目や3撃目の攻撃力をアップするもの、特定の攻撃や回避をした際に防御力やMP回復量、攻撃力がアップするものなど、装備品の効果自体もかなり細かく設定されています。

そのためかなり細かなカスタマイズが可能で、人によってまったく異なるビルドにすることができ、本当の意味でテビィを自分色に染められるという訳です。

シジルによって効果やコストが違いますが、シジル装着に消費するEPはストーリー進行やアイテムによってアップさせることができ、かなりの数のシジルを装備することができます。

シジルの数が多く、効果自体もかなり細かいためしっかり考えないと自分好みのカスタマイズにするのは大変ですが、カスタマイズの幅や自由度は高いのでやりごたえがあって良かったです。

気になった点

マップのつくりが複雑なうえ一方通行の場所が多い

本作はとても広大なマップを探索できるメトロイドヴァニアではあるのですが、マップのつくりが非常に複雑なため回りづらいところがありました。

というのも、本作はメトロイドヴァニアによくある上の段から下の段に飛び降りるということができないため、いちいち段差から段差へ降りていかなければなりません。

本作は様々な場所に足場や段差があるのですが、フロアによっては中間点まで降りたところでスキルがないと通れない所に遭遇したり、自身のいるフロアの真下や目的地があり道も開いているのに下段への飛び降りができないため、いちいち別ルートから迂回する必要があり非常に面倒でした。

また、一方通行で引き返すことができない場所も多く、ショートカットが開通したと思ったら単なる一方通行で、再度同じ道を通る羽目になったりと、移動にはかなり手間がかかりました。

隠し通路が非常にわかりづらい

またもマップの話になるのですが、本作は隠し通路が非常に多いです。しかしヒントがまったくなく見つけづらいため、探すのにかなり苦労しました。

中には隠し通路が正規ルートになっているところもあり、それを見つけられず何度も詰んでしまう事態になることも多かったです。

しかも壁に攻撃を加えるなどして破壊するタイプのものではなく、壁に近づくことで道が現れるタイプのため余計見つけづらかったです(何度壁に向かって歩いたことか…)。

隠し通路はあくまでも隠されたアイテムが獲得できたり、ショートカットが開通するなど、探索へのプラスアルファとして用意されているものだと思うので、ゲーム進行の障害になるようなつくりにするのはやめてほしいです。

まとめ

ここが良かった
    • 様々なスキルを駆使して戦う爽快感の増したバトル
    • かなり細かいカスタマイズが可能になった装備品「シジル」
    ここが気になった
    • マップのつくりが複雑なうえ一方通行の場所が多い
    • 隠し通路が非常にわかりづらい

    マップに関してはかなり問題があると感じましたが、ゲーム自体はとてもおもしろいつくりで、個人的にはラビリビよりも好きな作品でした。

    シューティングのようなバトルを楽しみたい方、魅力的なキャラクターや声優さんが気になる方、もちろんメトロイドヴァニアが好きな方はぜひ一度遊んでみてください。

    という訳で今回はこの辺で。
    また次回!

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