【感想・レビュー】2Dアクションからのメトロイドヴァニア!8ビットと16ビットを切り替えて進め『The Messenger(メッセンジャー)』

こんにちは、まよねーずです!

先週の金曜日、PS5の情報が解禁になった訳ですが、巷では本体が空気清浄機だの加湿器だの散々な言われようですね。確かにゲーム機には見えない見た目をしていますが、スペックは相当なようで、今回はパッケージ版もプレイ可能なスタンダードタイプと、ダウンロード専用機のデジタルディションが発売するようです。

デジタルエディションは今の時代にぴったりのタイプですね。皆さんはどちらを購入されますか?僕はやっぱりパッケージ版もプレイできるスタンダードタイプが欲しいです。

という訳で今回は『The Messenger(メッセンジャー)』を紹介します。

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The Messengerについて

開発Sabotage
リリースプラットフォームSteam、PS4、Switch、Xbox one
価格Steam:¥2,050
PS4:¥2,016
Switch:¥1,980
Xbox one:¥2,350

カナダにあるスタジオSabotageが手掛けています。

8ビットと16ビットを切り替えて進んでいくのが特徴で、アクション要素も満載の本作はSteam初回リリースを果たし非常に好評を獲得、その後様々なプラットフォームでリリースされ、好評を博しています。僕もSwitch版を購入してクリア済みです。

ストーリー、ゲーム内容はどんな感じ?

人類を救うため、使者よ駆けろ!

本作は滅んでしまった世界で、人類最後の生き残りである一族の青年が主人公。古くから語り継がれてきた「悪魔」や「巻物」の話を信じ隠れて暮らしているが、何百年経っても何も起こる気配がなかったため、そのことに対して疑問を持ち暮らしていた。

しかし、そんなおとぎ話だと思っていた事が現実となります。突如悪魔の軍勢があらわれ一族の村を襲撃。間一髪の所を英雄に助けられた主人公は、英雄よりある巻物を託されます。

英雄より託された巻物は一族の存亡をかけた巻物で、これをはるか遠くの山に届けるため旅立ちます。そこから壮大な話へと発展していく冒険物語です。

メトロイド寄りの2Dアクション

ゲーム内容はレベルや装備のないメトロイド寄りの作品です。

ただキャラクターの強化については道中にある店で灯籠や敵から獲得した時のかけらを支払って行います。

忍者龍剣伝のような忍者アクション満載の本作は、なんと2Dアクションとメトロイドヴァニアを組み合わせたハイブリッド作品になっています。

始めは2Dアクションなんですが、途中からメトロイドヴァニアに切り替わるという、今までなかった斬新な方法で展開していきます。

最初に8ビットの2Dアクションで進んでいきます。その後16ビットのメトロイドヴァニアがプラスされるという2部構成。それがとても斬新でした。

良かった点

「浮雲の術」を使ったアクションが楽しい

本作は気流に乗って滑空をしたり、壁に張り付いて登ったりと、主人公が忍者という事もあって様々なアクションが楽しめます。

中でも特徴的なのが「浮雲の術」と呼ばれる機能。ステージ各所にある灯籠やランプなどの破壊ポイントや敵に大して空中で攻撃を加えると、主人公の足元に白い煙のような物がつきます。その状態で再度ジャンプボタンを押すと、2段ジャンプができるようになります。

本作は2段ジャンプのスキルがないため、基本浮雲の術を使って高い場所に登ったり、落とし穴やトラップ地帯を超えていきます。

癖のあるアクションなので慣れが必要ですが、このアクションを駆使してトラップ地帯を超えられた時の達成感が半端じゃないです。

8ビットと16ビットを切り替えるありそうでなかった要素

本作はメトロイドヴァニアになった後は、8ビットと16ビットを切り替えながら進めていくんですがこれがおもしろい。

8ビットと16ビットは過去と未来という設定になっています。過去では通れなかった場所が未来では通れるようになっていたり、その逆もあったりします。さらには見た目まで豪華になるんだから驚きです。

また、本作辿り着けない場所は切り替えをうまく使う事で到達できるんです。例えば、過去で高い所にあって進めないマップがあったとします。しかし未来だとその場所に進むことができます。

なので未来に一度飛んでからいくと過去の進めない場所にも到達できる、という具合です。

特定のポイントでしか切り替えができないのですが、ちゃんと到達できるルートがあるのは良かったです。

アイテム屋の店主や相棒の悪魔とのユニークなやり取り

本作は一見硬派な忍者アクションかと思うのですが、随所にユニークなネタが仕込まれています。特にアイテム屋の店主と相棒の悪魔とのやり取りがユニークです。

アイテム屋の店主は敵を倒して手に入れた時のかけらで主人公を強化をしてくれるんですが、店に訪れると哲学のような話を聞かせてくれたり、本作のシステムに関わるメタ的な発言もあったりと主人公とユニークなやり取りをしてくれます。

一方の悪魔は主人公が死亡した時に蘇らせ、直近のセーブポイントからリトライさせてくれる大事な相棒です。ですがとてもしたたかな性格で、死亡すると主人公が回収しているポイントの何割かをもらっていきます。

さらには、主人公が死亡した時になかなかの毒を吐いてくれます。プレイヤーをイラッとさせる発言が多かったりするんですが憎めない奴で、逆にこちらを和ませてくれたりします。

この二人が物語に花を添えているんじゃないかと思うくらい、色々な意味で重要なキャラクターです。ちなみに店主に関しては物語に関わってくるほどの重要キャラだったりします。

気になった点

アクションの難易度が高いため人を選ぶ

様々なアクションを駆使してステージを進んでいくのが楽しいですが、アクションの難易度が高いため人を選びます。

本作は一撃死の落とし穴ポイントが多く、越えるためには様々なアクションを駆使して進む必要があるので、かなり高度な操作を要求されます。

敵やトラップも邪魔をしてくるため、最後の最後で落下してしまうのは珍しくなかったです。そういうのが苦手な人にはストレスになってしまうと思います。

メトロイドヴァニアになってからのバランスが悪い

ゲーム後半からメトロイドヴァニアに変わるのですが、タイミングが遅いため探索範囲がとても狭いです。また、2Dアクションの時にほとんどのボスを倒してしまうため、メトロイドヴァニアになってからのボスはかなり少ないです。

また、2Dアクションステージが探索できるようになったという状態のため、1本道の場所が多く、まだ訪れていない場所にいくにはとにかくステージを越えていく必要があります。

前述したアクションエリアも何度も通らなくてはいけないのは苦痛でした。せめてショートカットが欲しかったです。

まとめ

ここが良かった
  • 「浮雲の術」を使ったアクションが楽しい
  • 8ビットと16ビットを切り替えるありそうでなかった要素
  • アイテム屋の店主や相棒の悪魔とのユニークなやり取り
ここが気になった
  • アクションの難易度が高いため人を選ぶ
  • メトロイドヴァニアになってからのバランスが悪い

斬新な要素が盛り沢山のアクションでした。難易度は高いですが丁寧に作られた作品なので、やりごたえのあるアクションをプレイしたいという方はぜひ本作をプレイしてみてください。

それでは今回はこの辺で。
また次回!

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