【感想・レビュー】Salt and Sacrifice(ソルトアンドサクリファイス)

こんにちは、まよねーずです!

直近になって読んだ記事により「まさか日本では5月10日に出ないのでは?」なんて思われた「Salt and Sacrifice」ですが、特に問題なくリリースされました。

だってほとんどのゲームメディアで「海外では〜」と書かれており、あまつさえ一部メディアでは「なお日本での〜」という記載もある始末。リリース2、3日前にしてはちょっと書き方酷すぎやしませんかね。

書けない事情があったにせよ、2、3日前なんだから出る出ないくらい何となくでもわかるようにしておいて欲しいなと正直思いました。そのためリリースされるまでちょっとムッとしていた僕です。

さて、なんて愚痴もほどほどにレビューをしていこうと思います。という訳で今回は冒頭から話題にあがったソウルライク系メトロイドヴァニア「Salt and Sacrifice(ソルトアンドサクリファイス)」です。

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Salt and Sacrificeについて

開発Ska Studios
リリースプラットフォームPS5、PS4
※PC(Epic Games版)はリリース済
価格PS5、PS4:¥1,980
※PC(Epic Games版)も上記と同じ価格

本作はあの2Dソウルライク系メトロイドヴァニアをSalt and Sanctuaryを製作したアメリカはシアトルのスタジオSka Studiosが手掛けた作品です。

前作Sanctuaryをベースによりソウルライク作品としてパワーアップした作品として、今月5月10日にPSプラットフォームでリリースされました。一応PC(Epic Games版)もリリースされたのですが、Steam版はまだ未定のようです。

僕は元々PS版を購入予定だったため、PS4版を購入してプレイしました。無事10日にリリースされてホントに良かった!

ストーリー、ゲーム内容はどんな感じ?

邪悪な魔導司を狩りその心臓を奪え

本作の舞台は魔導司と呼ばれる者たちによって破滅の危機に瀕した王国。

魔導司は幾多の魔導の力を使い王国を蹂躙していきます。そのためいまや王国は異形の怪物や魔導司が跋扈する穢れた地へと変貌させました。

王国の人々はルーンの力によって危険な地と安全な地を切り離す事で魔導司の脅威を逃れ暮らしていました。

そして魔導司を滅ぼすため、罪を犯し死刑宣告を受けた罪人達で組織された集団「刻印の審問官」に魔導司狩りを命じます。主人公であるあなたもそんな刻印の審問官の1人。

あなたは汚れた王国内で魔導司を見つけ出してはその心臓を抉り出し、永遠に葬り去らなければいけません。

魔導司達との苛烈な戦いの先にあるのは犯した罪に対する救済か、それとも…。

前作の雰囲気を残しつつ変化したソルトヴァニア

前作の雰囲気や要素を残しつつも、見た目もさることながらその内容も変化したソルトヴァニア。

見た目についてはタッチは変わっていないものの、等身が高くなり大人びた雰囲気になりました。

そして肝心のゲーム内容ですが、本作は前作と違いすべてがつながったオープンな世界ではなく、拠点である免罪の谷から、各エリアへ繋がるゲートを通り、エリアごとに探索をしていくというデモンズソウルのようなつくりになっています。

新しいエリアに行くためには前のエリアを探索し、新しいルーンの組み合わせを獲得しなければいけません。

エリアの探索はいつものソウルライクで、探索アイテムを獲得すると探索範囲が広がるのも前作と同じです。一点違うのは魔導司狩りについてです。

魔導司狩りについては良かった点と気になった点があるため後述します。

ちなみに本作は前作よりもマルチプレイが充実しており、協力プレイやPvPなどマルチで楽しめるようになっています。

良かった点

魔導司狩りが楽しい

本作はメインの探索とは別に魔導司狩り要素があります。

各エリアを探索していると不思議なもや?のかかった亡骸を発見します。亡骸に触れると魔導司狩りミッションの詳細が表示され、受託するとミッションが始まります。

ミッションを受けると煙のような火のようなものが画面に吹き出し、吹き出した方向に向かうと魔導司と遭遇します。

魔導司は自身の属性に合わせた使い魔を召喚しながら様々な場所へ逃げ回ります。それを何度か繰り返すと魔導司とのバトルが始まります。

各所には魔導司を倒さないと開かない扉があるため、ストーリーに絡んでくるのですが、メインの探索とは別に魔導司狩りを楽しめるクエストもあります。

魔導司は必ず属性をもっており、属性も様々な種類があるため(魔導司オリジナルの属性もあります)、種類が豊富なのは良かったです。

魔導司狩りの素材で可能な武器防具作成

魔導司は瀕死までダメージを与えると膝をつきます。この時にアクションボタンを押すととどめの一撃演出(心臓を抉り出す!)が入ります。

そして魔導司を倒すと属性にちなんだ素材を獲得できます。素材を獲得して拠点の鍛冶屋に持っていくと、魔導司の素材をベースにした装備を作ることができます。

ここに来てまさかのモンハン要素が入ってきました。もちろん装備は魔導司の持つ属性の数だけ作れます(モンハンもモンスターの数だけ作れますしね)。

ちなみに同じ属性の魔導司は1体だけではなく「名もなき○○」といったように複数存在するため、足りない素材もしっかり取れるので安心です。

ソウルライクだけでなくまさかのハンティングアクションの要素まで備えているなんて驚きました。でも魔導司を狩り素材を集めて装備を作るのって楽しいですよねぇ。

そう考えるとマップが分かれているのも納得できますね。拠点からマップに行く時ラッパを吹きたくなります。モンハーン♪

気になった点

敵からの攻撃でお手玉状態になる

ソウルライクやモンハン、メトロイドヴァニアの要素を組み合わせたハイブリッドになった本作ですが、前作よりもストレスフルな点が多かったです。

一つはこれ。敵からダメージを受けると、大体身体が浮かされた状態になるのですが、その状態にも当たり判定があり、攻撃をされると食らってしまいます。

しかも状況によって攻撃→浮かし→攻撃→浮かし…とお手玉状態にされそのまま死亡するという理不尽な殺され方になります。

攻撃で浮かされるのはまだ良いとしても、お手玉状態にされるのはストレスしかありません。すぐに修正して欲しい点です。

ちなみにPC版ではアップデートが入りお手玉状態は修正されたそうです。PS版のアップデートはまだのようですが、近々アップデートされるんじゃないかと思われます。

アスレチックやトラップが増えバトルが楽しめない

次はこれ。本作ではフックなどの探索アイテムを獲得できるのですが、これによりアスレチック要素がアップし、頻繁に使用させられます。

それだけでなく、落ちる床や床のスイッチを踏んだら飛び出す矢弾、通路を塞ぐように飛び出す刃物など、厄介なトラップが増えました。

そのため、敵とのバトル中にトラップに巻き込まれたり、アスレチック中に敵の飛び道具を食らうなど、せっかくのバトルを楽しめない時が多々ありました。

また、足場の悪い所でのバトルも多く、敵の攻撃で吹っ飛ばされる→そのまま高所から落ちて死亡も頻発します。

うまく立ち回れば良い話ではあるのですが、理不尽な時も多々あるため、この辺りもどうにかして欲しいです。

まとめ

ここが良かった
  • 魔導司狩りが楽しい
  • 魔導司狩りの素材で可能な武器防具作成
ここが気になった
  • 敵からの攻撃でお手玉状態になる
  • アスレチックやトラップが増えバトルが楽しめない

前作に比べバランスが悪く気になる点も多い作品ですが、ソウルライクに色々な要素をミックスしておもしろくしようとしているチャレンジングな点は好印象です。これがマルチでしっかり楽しめるのはすごいと思います。

ソウルライク好きはもちろんメトロイドヴァニアファンもそうですが、モンハンのような狩りゲーが好きな方、マルチプレイ好きの方にはぜひプレイしていただきたいです。

という訳で今回はこの辺で。
また次回!

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