メトロイドヴァニアとは?その特徴を解説

こんにちは、まよねーずです!

さて、今回は本ブログの要となる「メトロイドヴァニア 」とは何なのか?についてお話していきたいと思います。メトロイドヴァニアのあれやこれやを話すブログを立ち上げたからには、ちゃんとメトロイドヴァニアについて説明できないといけませんよね。

という訳で知ってる人も知らない人も、まずはコレを読んでみてください。そうするとこの後の記事がもっと楽しくなるはずです!

なるべくわかりやすく順を追って説明していくつもりなので、ちょっと長いですがご容赦いただけると嬉しいです。
それではいきましょう。

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「メトロイドヴァニア」とはどんなジャンルなのか?

僕らが大好きなゲームには、必ずジャンルが存在します。プレイヤーの思い通りにキャラクターを操作できるアクション、数ある選択肢の中から最適なものを選び物語を進めていくアドベンチャー。

街や国を作ったり、さらには自分を磨いて女の子と親密な仲になったりといった、様々な疑似体験が楽しめるシミュレーション、そして世界をまたにかけた壮大な大冒険が楽しめるRPGなど、様々なものがあります。

他にはアクションRPGやシミュレーションRPGなど2つのジャンルを合わせたものなんかもあります。最近では三人称視点で銃撃戦を繰り広げるTPSや、リアルと同じ主観視点で銃撃戦を楽しめるFPSといったジャンルも出てきています。

ではメトロイドヴァニアはどんなジャンルなのかというと、2D横スクロールの探索型アクション、またはアクションRPGのことを指します。昔ながらの横スクロールの広大な2Dマップを、様々なアイテムを獲得しながら探索していくアクションゲーム。

こうやって聞くと「それってアクションとかアクションRPGじゃん」と思う方も多いと思います。ではなぜそういったジャンルのゲームを「メトロイドヴァニア 」と呼ぶのでしょうか。

そもそもメトロイドヴァニアの由来って何?

由来は2つの作品から来ている

「メトロイドヴァニア」とは、国内でリリースされた作品である「メトロイド」と「悪魔城ドラキュラ(その中のシリーズである「月下の夜想曲」)」という、2つの作品のタイトルを組み合わせた造語です。

「メトロイド」はあの任天堂が開発した作品で、 主人公が未知の惑星を探索していく横スクロールアクションゲームです。 惑星は広く迷路のように入り組んでおり、初期段階では辿り着けない場所がたくさんあります。

しかし、探索していく中で獲得する様々なアイテムを活用することで、今まで踏み込めなかった場所へと足を踏み入れることが可能となります。様々な場所を進みアイテムを手に入れたりキャラを強化しながら惑星を隅々まで探索していく、というゲームです。

続いて悪魔城ドラキュラはコナミが開発した作品です。昔のコナミはおもしろいゲームをたくさん開発していたのですが、今のコナミは…。

僕の知っているコナミはもういない…。

そんな愚痴は置いといて、本作は主人公が打倒ドラキュラを目指し、魑魅魍魎が跋扈するドラキュラの居城を進んでいく横スクロールアクションゲームです。

元々悪魔城ドラキュラは、ステージクリア型のアクションゲームですが、まれに様々な土地へ行き主人公を強化させていくRPG要素が含まれたシリーズが発売されることもあります。

初代PSで発売された「悪魔城ドラキュラ 月下の夜想曲(以下月下)」はそんなRPG要素が含まれたシリーズで、さらにメトロイドのような広大なマップを進んでいく、探索型アクション(月下の場合レベルや装備があるためアクションRPGになる)に生まれ変わりました。

巷では別名「探索型ドラキュラ」と言われています。

メトロイドと悪魔城ドラキュラで「メトロイドヴァニア」?

そんな2作品のタイトルを組み合わせて「メトロイドヴァニア」になる訳ですが「え?メトロイドと悪魔城ドラキュラなのに何でメトロイドヴァニアなの?」と思う方多いと思います。

なぜ「メトロイドヴァニア」なのか?それは悪魔城ドラキュラは海外で「Castlevania(キャッスルヴァニア)」という名前で発売されているからです。

海外では日本でのマイナーさをカバーするほど、どちらの作品もカルト的な人気を誇るタイトルとして君臨しています。2作品をインスパイアしたメトロイドヴァニア作品が数多く開発され、高い人気を獲得している現状を見れば頷けると思います。

そんな海外ゲーマー達が上記2作品への愛と敬意を込めて、Castlevania(キャッスルヴァニア)をインスパイアして開発された作品の総称を「メトロイドヴァニア (Metroidvania)」と名付けたのです。

メトロイドヴァニアの詳しい特徴

そんなメトロイドヴァニアですが、数々の作品が生み出されている昨今では「定義が曖昧になっている」という問題が発生しています。

現在のインディー作品には多くのメトロイドヴァニアが開発され、毎月結構な数の作品がリリースされています。メトロイドヴァニア好きの僕としてはとても嬉しくありがたい事(開発者の皆さま、本当にありがとうございます)ですが、そうなると生まれるのが「ジャンルの定義の曖昧さ」。

「メトロイドヴァニア」自体実際のゲームジャンルのように、しっかりとジャンルが確立されている訳ではないため、それに対する明確な定義がありません。そのためメトロイドヴァニアをうたっている作品にも関わらず、プレイしてみたら普通のアクションやRPGだったりと、メトロイドヴァニアではないなんてことがあったりします。

どんなゲームでもそうですが、「アクション」と書いてあれば「ああ、こういうゲームなんだな」という基本的なイメージがあります。メトロイドヴァニアも例外ではなく、基本的な特徴というものがあるためイメージがあります。

しかし、そのイメージとは違った状態になりやすいのがこのジャンルです。いくら公式がメトロイドヴァニアをうたっていても、しっかり事前に調べないでプレイすると「あれ、これ全然違う」という事が起こりやすいです。

では「メトロイドヴァニア」とはいったいどんなジャンルなんでしょうか?ここから特徴についてお話していきます。

メトロイドヴァニアの特徴は?

それでは「メトロイドヴァニア」にはどんなものなのかということで、その特徴をリストにまとめてみました。

メトロイドヴァニアの特徴

2D横スクロールタイプ
・マップが広大で入り組んだ迷路のようになっている
・複数のエリアに分かれており様々なロケーションを探索できる
・一本道ではなく何度も行き来可能
・何かがないと明らかに踏み込めない場所がある
・アイテムやスキルといった形で様々なアクションを習得すると、踏み込めなかった場所に到達できるようになり、行動範囲が広がる

基本こんな感じなんですが、僕が様々な作品をプレイした中でわかったことは、メトロイドヴァニアには2作品のどちらかに寄せて作られるため、2パターン存在するということです。

「メトロイド」はレベルやステータス、装備(武器や防具)といったRPG要素のないアクションとなっています。そんなメトロイドに似た作品を僕は「メトロイド寄り」と呼んでいます。

「悪魔城ドラキュラ 月下の夜想曲」はレベルやステータス、装備といったRPG要素が入っています。月下に似た作品は「ヴァニア寄り」と呼んでいます。

何が違うかはRPG要素があるかないかだけなので、基本的にはほぼ同じです。ちなみにメトロイドヴァニアは時系列的にメトロイドが先発だったため、基本的な特徴はメトロイドがベースになっていると思われます。

ちなみにそこまで違いがないとしたら、ヴァニア寄りの方がRPG要素がある分おもしろそうに感じると思いますが、そこにはお互いにメリットやデメリットあります。

2つに分かれるからこそプレイの幅が広がっている

メトロイド寄りの場合、RPG要素がない分余計な作業は必要なく、飽きずに最後までクリアできるという方も多いです。さらにプレイ時間が短い分、タイムアタックをやり込み要素の一つにできるのはメリットです。

しかし、プレイ時間が短くやり込み要素が薄い、RPG要素がない分キャラクター強化が少ないため、アクションにプレイヤースキルが求められるといったデメリットがあります。

一方ドラキュラの場合、RPG要素の関係上様々な場所にアイテムが点在しているため、マップの探索し甲斐があります。さらにレベル上げや装備を整えるなどすれば、アクションが苦手な方でもクリア可能という点はメリットです。

しかし、レベル上げをすればクリアできてしまうためゲームが単調になりやすい、取り逃がしたアイテム探しのために、時間をかけて同じ場所に行き来することもあり作業と化してしまう、といった点がデメリットです。

このように、同じメトロイドヴァニアでもこの二大巨頭には違いがあります。ただ魅力的なのは、その人の好みに合ったものが選択できる点です。

アクションゲーム好きにはメトロイド、アクションRPG好きならドラキュラという形で住み分けがしっかりできますが、そのどちらもメトロイドヴァニアなんです。一つのジャンルなのにこういった違いがあるのはおもしろいですよね!

まとめ

いかがでしたでしょうか?何となくでもメトロイドヴァニアというジャンルのことが伝われば嬉しいです。

このブログでもメトロイドに似たものはメトロイド寄り、ドラキュラに似たものはヴァニア寄りとして紹介していきますのでぜひ違いを楽しんでもらえたら嬉しいです。

という訳で今回はこの辺で。
また次回!

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