【感想・レビュー】ブリキの騎士(Feudal Alloy)

こんにちは、まよねーずです!

FF7リメイクは見送り、聖剣伝説3リメイクを購入予定です。聖剣3オリジナルは僕が小学生、ちょうどゲーム真っ盛りの時にプレイした作品です。

国同士の絡みがないパーティーでプレイし、後半はストーリーそっちのけでブラックラビとの苛烈な争いを繰り広げておりました。

今回もブラックラビ出るんですかね?できれば出て欲しい。あの阿鼻叫喚をもう一度。

それではいつものメトロイドヴァニア紹介いってみましょう。今回は「ブリキの騎士(Feudal Alloy)」のレビューです。

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ブリキの騎士について

開発Attu Games
リリースプラットフォームPS4、Steam、Switch
価格PS4:¥1,528
Steam:¥1,730
Switch:¥1,500

この作品はチェコの2名の方が所属する小さなスタジオAttu Gamesが手掛けた作品です。元々は「Feudal Alloy」という名前でリリースされていたのですが、日本で発売するにあたり「ブリキの騎士」という名前になったようです。

意外性のある見た目だった事もあり、リリース前から様々なゲームサイトで取り上げられていました。自分もメトロイドヴァニアだった事もありチェックしていた作品です。

ストーリー、ゲーム内容はどんな感じ?

村に平和を取り戻すため、主人公ロボが立ち上がる!

アッツはオイルを取り戻すべく盗賊団を追いかける

舞台はどこかの世界にあるどこかの村。若い頃兵隊として従事し、年齢により退役したお年寄りロボット達の世話をして暮らす農民ロボットの主人公アッツ。

お年寄りたちの話を聞きながら、毎日平和に暮らしていた彼ですが、ある時村に「ロボット盗賊団」が現れ、村にとって必要不可欠なオイルを奪って行っていきます。

このままではお年寄りロボットたちの世話ができない!アッツは大切なオイルを取り戻すため、盗賊団に立ち向かっていく物語です。

金魚鉢ロボットが盗賊団ロボットに立ち向かうヴァニア寄り

装備は様々なものがあり、見た目も変化する

物語だけ聞くとキャラクターが全員金魚鉢ロボットである事以外は至って王道なのですが、注目するべきはその見た目です。見た目については後述します。

ゲーム内容はヴァニア寄りで、レベルや装備があります。しかも装備はバリエーション豊かで、主人公の見た目も変わります。見た目が変化するって良いですよね。

スキル習得画面。探索スキル意外にも様々な種類がある

レベルが上がるとスキルポイントが獲得でき、簡単ですが自分の好きな要素を強化する事が可能です。攻撃スキルや防御スキルなど様々なものがあります。

モジュール画面。探索スキルはロボットらしく、
モジュールという形でセットされる

2段ジャンプやダッシュといったメトロイドヴァニアおなじみのスキルは、身体に取り付けるモジュールという形になっています。

モジュールでスキルを獲得していくのはいかにもロボットらしいですよね。

良かった点

インパクト抜群のキャラクターデザイン

地下道へと降りていくアッツ。金魚がめっちゃ下見てる

この世界のロボット達はみんな金魚鉢にパーツが取り付けられた奇妙な見た目をしています。しかも中にはしっかりと金魚がいるんです。

なぜそんな見た目をしているのかについては一切語られませんが、あまりのインパクトに僕は未だ疑問を持っています。

そもそもロボットがメインなのか、金魚がメインなのかすらわかりません。しかも全員が全員そうなので、主人公だけが特別に金魚が好きすぎて体に金魚を飼っている、という訳でもありません。超謎。

ただインパクトは抜群で、これだけでしっかり記憶に残るのはすごいと感じました。そういう意味で本作の良いスパイスになってくれるから不思議です。

誰にでもとっつきやすい難易度

ヴァニア寄り作品として丁寧に作られている

つくりは王道なため特に目新しさはないですが、レベルや装備といった強化要素もありつつ、難易度も簡単な方だと思うので、数あるメトロイドヴァニアの中でも遊びやすい部類に入ると思います。プレイ時間的なボリュームも大きすぎず短すぎず、ちょうど良い塩梅です。

ヴァニア寄りとしても丁寧に作られていて、アクションRPGとしての楽しさを感じられるのは良かったです。

ロボットの表現が細かくておもしろい

メーターが最大になると体から煙が出る。めっちゃ出る

主人公がロボットという事もあり、ロボットらしい表現がされている部分があります。体力下にあるメーターはスタミナゲージのようなものなのですが、本作はその表現が変わっています。

このゲージは主人公のエンジンのようなもので、攻撃やダッシュといった行動をすると減るのではなく逆に増えていきます。

冷却液使用時。金魚鉢の頭を開け身体に液を流し込む。
パカッと開きます

最大まで増えてしまうとオーバーヒート状態になり、ゲージを消費するアクションができなくなってしまいます。

そのため冷却液という、熱が上がらないようにするアイテムもあるなど(これが結構重要だったりします)、アイテムにもロボットらしいアレンジが加わっています。

とても細かい部分ですがその点はおもしろいなと思いました。ちなみに、使用時のモーションがちょっとおもしろいです。

気になった点

全体的にボリューム不足

ここまでしっかりとメトロイドヴァニアとして作り込まれている本作ですが、正直ボリューム不足な点もあります。

ただ本作に至ってはプレイ時間という意味ではなく、実際のプレイがボリューム不足という感じです。それは何なのかというとボス戦の少なさです。

本作のボス戦は、道中とラスボス合わせて2回しかありません。ボス戦の代わりなのか、大量に出現する敵を蹴散らす部屋もあるのですが、あくまでも道中に出てくる雑魚の大量発生。

全体的に丁寧な作りなだけにその点は物足りなかったです。

厄介な強制オーバーヒートゾーン

また、温度が高く自動的にオーバーヒートを起こしてしまう場所もあります。

オーバーヒート中は移動やガード以外の行動ができないのですが、その道中も敵が出現したり、場所によってはダッシュ避けをしないと一撃死してしまう火の玉が飛んでくる一本道もあります。

そんな時は冷却液を使えば問題ないのですが、冷却液もそこまで長持ちするものでもないので、気づかぬ間に効果が切れてしまっている事もありました。その点は気になりました。

まとめ

ここが良かった
  • インパクト抜群のキャラクターデザイン
  • 誰にでもとっつきやすい難易度
  • ロボットの表現が細かくておもしろい
ここが気になった
  • 全体的にボリューム不足
  • 厄介な強制オーバーヒートゾーン

物足りない部分はあるものの、普段あまりメトロイドヴァニアをやらない人には遊びやすい作品だと思います。

サクッとメトロイドヴァニア作品に触れてみたい方はぜひプレイしてみてください。

では今回はこの辺で。
また次回!

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