【感想・レビュー】Afterimage(アフターイメージ)

こんにちは、まよねーずです!

いやー、暑いですね。毎年のことながらこの暑さ何とかならないものかと思います。北海道も30℃超えが当たり前になり始めてきました。

何をやっても暑い。寝てても音楽聴いてても、ゲームやっててもブログ書いててもとにかく暑い!汗っかきなんで夏は四六時中汗をかいています。

浴室で水風呂に浸かったままゲームをして過ごしたいと思いますが、残念ながら浴室からではテレビでゲームができないので諦めてます(携帯ゲームはやろうと思えばできますけどね)。

とりあえずエアコンが欲しい今日この頃。最近の北海道の夏は楽じゃないですね。

さて今回は、ようやっと、ようやっとこの作品のレビューができます!脅威のプレイ時間を誇る美麗グラフィックのメトロイドヴァニア「Afterimage(アフターイメージ)」です。

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作品について

開発元Aurogon Shanghai
リリースプラットフォームSteam、PS5、PS4、Switch、Xbox Series X/S、Xbox one
価格Steam:¥2,800
PS5、PS4:¥3.850
Switch:¥3,850
Xbox Series X/S、Xbox one:¥2,800

本作は中国のデベロッパーAurogon Shanghaiが手掛けた作品です。Aurogon Shanghaiは中国でドラマ化されるほど人気の高いRPG「古剣奇譚」シリーズを手掛けたデベロッパーです。

古剣奇譚は日本では馴染みのない作品ですが、2018年にSteamにてリリースされたシリーズ最新作が、2021年に日本語ローカライズされました。そこで初めてプレイした方もいるんじゃないかと思います。

そんなデベロッパーが手掛けたメトロイドヴァニアということでとても楽しみにしていました。リリース時からマルチプラットフォームでの展開だったため、Switch版を購入してプレイしました。

ストーリー、ゲーム内容はどんな感じ?

神の加護を失った世界で、少女は自身の記憶と向き合う

本作の舞台はエンガディンと呼ばれる神が作りだした広大な世界。そこでは秩序の守り人である巨人と人間が平和に暮らしていました。

しかし一部のおごり高ぶった人間は巨人に対し戦争を仕掛け、巨人からすべての力を奪います。そして手に入れた力で禁断の儀式を行いますが、その際に発生した大災害により世界は崩壊してしまいます。

災害により戦争は終結しますが、世界には大きな爪痕が残り、残された人々はその煽りを受けますが、各地に小さな村を作り暮らしていました。

主人公であるライネは、そんな小さな村の一つに住む記憶を失った少女。その日もお役目を終え、相棒であるイフと共に村への帰路に着く途中でした。

その道中で彼女は謎の怪物に襲われ命を落とします。しかし、気がつくと村の近くで目を覚まします。

どうやら彼女は神からの贈り物として不死の力を授かっていたようです。ひとまずこのことは置いておき、2人は村を目指します。

ライネ達が村に到着した時には、すでに村は荒れ果て、そこには狼の魔物の姿が。魔物はライネの姿を見ると襲いかかってきます。

何とか魔物を倒したライネは、村の奥で倒れている自身の師であるアロスを発見します。しかし彼女に意識はありませんでした。

そんなライネ達の目の前にローブの少女が現れます。彼女は意味深な言葉を言い、アロスの魂を持ち去ってしまいます。

ライネはイフと共に、持ち去られたアロスの魂を取り戻すため、少女の行方を追う旅にでます。その旅がきっかけでライネは自身や世界の記憶を辿ることになります。

様々な要素のあるヴァニアフォロワー

本作は主人公であるライネを操作して、エンガディンと呼ばれる広大な世界を探索していくメトロイドヴァニアです。グラフィックはかなり美麗で、キャラクターやマップのクオリティは非常に高いです。

ゲーム内容はレベルや装備といったRPG要素のあるヴァニア寄りで、装備や探索スキルを獲得しながらマップを探索していく、ヴァニア寄りとしては王道なつくりになっています。

中でも本作はとにかく世界が広く、非常に探索しがいがあります。すべて回ってクリアするとおそらく70時間以上かかるレベルです。

メトロイドヴァニアの中でも長いと言われたホロウナイトを上回るほどのプレイ時間を誇っています(クリア後さらにあるんですが、それはぜひクリアして確かめてみてください)。

ヴァニア寄りのため敵を倒して経験値を獲得しレベルアップするのですが、死亡してしまうと経験値をその場に落とすというソウルライクな要素もあります。

また、レベルアップ時はスキルポイントを獲得するので、スキルツリーポイントを割り振ることでキャラクターを強化できます。

それ以外にも料理でのステータスアップや、アフターイメージと呼ばれるステータスに付加効果を与えたり、特殊効果を発動させくれる要素もあります。

ちなみに本作は日本語の吹き替えがついており、ライネ役はNieR:Automataで2Bを演じた石川由依氏、イフ役はポケットモンスターのピカチュウ役で有名な大谷育江氏など、ゲームでも活躍されている声優さん達が物語を盛り上げてくれます。

良かった点

様々なロケーションで楽しめる大冒険

すべて遊び尽くすには想定70時間以上かかるだけあり、数多くのエリアが用意されています。

青い空の下草花が生い茂る草原や不思議なキノコが生える洞窟、荘厳な雰囲気の城や火山地帯など、様々なロケーションを探索できます。

驚くのはそれだけではありません。各エリアはすべて地続きかと思いきや、ゲーム中盤?でエイやマンタのような生物に乗れるのですが、乗ると突然ワールドマップに切り替わります。

そしてその生物を操作して、海の上を移動することができ、新しいエリアに向かう事ができます。それもあってかとにかく広い!探索しがいがあります。

メトロイドヴァニアというと大体長くても10〜15時間なため、人によっては疲れてしまうかもしれませんが、長い分様々なロケーションを探索できるため、個人的には楽しかったです。

豊富なカテゴリや必殺技がある武器

本作には様々な装備品が登場します。特に武器は様々なカテゴリが用意されており、その中でも豊富な種類の武器が用意されています。

武器のカテゴリは剣、巨剣、鎌、双剣、鞭、太刀の6種類があり、メインとサブに装備可能です。メインとサブ武器はボタンの割り当てが別になっているため、いちいち切り替える必要がないのは良い感じ。特に制限はないためどの武器種もメインやサブにすることができます。

できることが武器によって違うため、どれを使ってもおもしろいです。また、スキルツリーには武器ごとのツリーも用意されており、武器の性能を上げたり、コマンド技を習得することができるものもあります。

コマンド技は武器ごとに5種類もあり、武器の特性を活かした技を習得できます。いくつかの技は秘伝書を獲得したあとスキルポイントを割り振らないと習得できませんが、その分強くてカッコいい技が多いです。

また、武器の中には特殊な攻撃が可能なものも。ドラキュラ月下に登場する連続でスパスパと切り刻むヴァルなんちゃらに似た攻撃が可能な武器もあるので、ぜひ探してみてください。

ちなみに僕のメイン武器は剣、サブ武器は鎌か双剣です。片手剣には月の形に剣を振るう技があり、とてもカッコいいかつ使い勝手も良いのでオススメです。

気になった点

進行順路がわかりづらい

次にどこに進んだら良いのか分かりづらくて大変でした。どんな進み方をしても問題ないという点は自由度があって良いのですが、進んだ先が実は現在のレベルで来るのが早いエリアで、敵が強すぎるといったことがよくありました。

ある程度強いならわかるのですが、前のエリアとの差が極端な時があり、前のエリアでは普通に戦えていたのに、そのエリア入った途端ザコ敵の攻撃で体力が4割持っていかれた時は驚きました。

本作に関してはマップが広い分、次にどこへ進んだら良いのかナビが欲しかったです。メインの行き先はありつつ、そこまでの到達方法は自由なのが良かったと思います。

ダッシュの使い勝手がすこぶる悪い

本作で一番キツかった点です。使用できるダッシュはただのダッシュで、敵の攻撃をすり抜ける効果はありません。

本作のザコ敵やボスは避けづらい攻撃をバシバシ使ってきます。中には範囲が広すぎて「これ絶対避けられないだろ!?」なんて攻撃をしてくる奴もいます。しかも敵との接触も当たり判定があるため余計に厄介です。

ゲーム終盤でダッシュにすり抜け効果がつくようになりますが、ゲーム終盤なので使いどころは限られてしまうためあまり意味がありません。

正直最初からすり抜け効果のあるダッシュにして欲しかったです。ただただストレスでした。

まとめ

ここが良かった
  • 様々なロケーションで楽しめる大冒険
  • 豊富なカテゴリや必殺技がある武器
ここが気になった
  • 進行順路がわかりづらい
  • ダッシュの使い勝手がすこぶる悪い

プレイしてみると「もっとしっかり作り込んで欲しかったなぁ」と思うところが結構ありますが、メトロイドヴァニアとしてのおもしろさはしっかり抑えていると思います。

ヴァニア寄り作品が好きな方。遊べる時間が長い作品が好きな方にはオススメですので、一度プレイしてみてください。

という訳で今回はこの辺で。
また次回!

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