こんにちは、まよねーずです!
ゴールデンウイーク、あっという間に終わっちゃいましたね。皆さんはどこか出かけられましたでしょうか?僕はどこにも行かずのんびりゲームに明け暮れていました。
やりたいゲームがたくさんあって、すぐ目移りしてしまう性格なので連休中は進めては放置、進めては放置という浮気性を発揮し、進んだんだか進んでいないんだかよくわからない感じになっちゃいましたけど。
そういえば、最近欲しいタイトルがいつの間にかリリースされていることが多いんですよね。積みゲーが大量にあるため極力購入は控えているんですが、そうすると時代に追いついていない感じになり、ゲーマーとしてはどうなんだ!?
なんてことを考えながら、僕は今日も色々なゲームに手を出しています。いやーゲームって、ほんっとにいいもんですね(水野晴郎さん風に)。
さて今回はようやっと正式リリースとなった見下ろしタイプのドット絵アクションRPG「Secrets of Grindea(シークレットオブグリンディア)」です。
Table of Contents
作品について
開発元 | Pixel Ferrets |
リリースプラットフォーム | Steam |
価格 | Steam:¥1,480 |
本作はスウェーデンのスタジオPixel Ferretsが手掛けた作品です。見下ろし型のアクションRPGとして、Steamで2015年に早期アクセスが開始しました。
それから9年という長い歳月を経て2024年3月1日、ついに正式リリースを果たしました。ちなみに開発期間としてはなんと13年!?10年ひと昔と考えるとすごいですね!開発者の方も当時はまだ学生だったようです。
かつてSteamで配信して欲しいゲームをユーザーが決める企画「Steam Greenlight」に選出されていた頃から存在は知っており、Steamで早期アクセスされてからどうしても欲しくて購入したんですが、少しプレイしてから正式リリースを待ちたいと今の今まで放置しておりました。
ついに正式リリースを果たした本作、プレイしたあの頃と何が変化しているのかプレイしてみました。ちなみに本作のSteamのみでのリリースです。ちょっと残念。
ストーリー、ゲーム内容はどんな感じ?
新米コレクターの世界を股にかけた大冒険!
本作の舞台はグリンディアと呼ばれる世界。グリンディアには不思議な力を持つアイテム達が世界中にありました。そしてそんなアイテムを集め研究するコレクターという機関も存在します。
物語は、そんなコレクターを目指す主人公がコレクター試験を受けに行くところから始まります。主人公は父と同じコレクターになる試験を受けるべく、父に見送られエバーグリンドの街を目指します。その際父より祖父の代から続くという魔法のバッグを受け取ります。
旅の支度を整えた主人公は生まれ育ったピラーマウンテンより街を目指しますが、道中不思議なことが。父からもらった魔法のバッグが突如動き出ししゃべり始めます。なんとバッグはこの世界に存在する希少なしゃべるアイテム「アーティファクト」だったのです。
バッグのレクチャーを受けながら街に到着した主人公は試験会場へと向かいます。コレクターになるため釣り、パズル、バトルと3つの試験に挑戦します。
どの試験もそつなくこなし、しかも最後のバトル試験では希少なモンスターカードを手に入れた主人公は試験に、見事合格。コレクターとしての第一歩を踏み出しました。
最初の任務はパンプキンウッドの森を越えた先にある古代の遺跡に、瞬時に移動できるテレポートプレートを置くこと。ここから主人公の偉大なコレクターになるための冒険が始まります。果たして主人公は幾多の冒険を経て偉大なコレクターになることができるのでしょうか。
初期のMMORPGのような雰囲気を持ったアクションRPG
本作は主人公を操作して、広大なグリンディアの様々な土地を冒険するアクションRPGです。スーファミ時代の16ビットをインスパイアして作成されていますが、非常に美麗なドットグラフィックで動きもかなり滑らかなため、スーファミよりも洗練されているようにも見えます。
ゲーム内容はメインクエストを進めつつ、サブクエストやアイテム収集にいそしむ感じで、アクションRPGではあるのですが、「ラグナロクオンライン」や「エランシア」といった古き良きオンラインゲームのような雰囲気を持った作品だなと感じました。
バトルは基本攻撃やスキルを駆使してのよくあるオーソドックスなものです。ただ各ドットキャラクターが非常によく動いてくれるため、サクサク爽快なバトルを楽しめます。見た目に反して難易度は高めで、しっかり立ち回らないとすぐにやられてしまいます。
ただ、本作はソロプレイはもちろんのこと、最大4人までマルチプレイが可能になっています。それもあって難易度が少し高めなのかなと思いました。それもオンラインゲームっぽさを感じる要因かもしれませんね。ただ僕は周りにプレイする仲間がいないためソロプレイです。ぐすん。
ちなみに通常のストーリーモードだけでなく、ローグライクのようにフロアをクリアしながら街を発展させていくアーケードモードもあり、もはや別ゲームなレベルのボリュームになっています。
開発期間が13年もあっただけに、様々なコンテンツが実装され非常にボリューミーな作品になったように思います。ある意味2本分のゲームが入っていると考えるとすごいですね。
良かった点
自由度の高いキャラカスタマイズ
個人的に良かったと感じたのは自由度の高いキャラ育成です。本作はレベルが上がるとスキルポイントとタレントポイントを獲得でき、それを割り振ることでスキルを習得したりします。
スキルポイントでは必殺技や魔法といったアクティブスキルを習得でき、タレントポイントではパッシブスキルを習得できる仕組みになっています。
どちらも近接、魔法、タンクといった3つのタイプに分かれていますが、習得したいものを自由に選択することができます。近接や魔法特化型にするもよし、魔法戦士タイプにするもよしと、自由なカスタマイズが可能で良かったです。
しかも嬉しいことにポイントの振り直しも可能で、お金はかかりますが特殊なアイテムを使用するといったことはありません。習得した1つのスキルごとになりますが、割り振ったポイントを1つ戻したり、すべてリセットしたりできるため、最初から振りなおす必要がない点も良心的だなと思いました。
釣りやクラフト、カード収集といったやり込み要素
メインも非常に楽しいですが、僕が楽しいと思ったのはやり込み要素の方でした。本作は寄り道的な要素として釣りやアイテムクラフト、モンスターカード収集なんかがあります。どれも地道な作業ながら楽しかったです。
昨今のゲームには結構ついているお馴染みの釣りは、浮きが沈んだ瞬間にボタンを押すと魚とのバトル画面が非常され、左右に捕獲バーを動かし魚のアイコンをその中に収めた状態にキープしたままこちらまで引き寄せれば成功です。魚によって捕獲バーが狭くなるため、なかなかに手強いです。
エリアごとに1か所釣り場が用意されており、釣れる魚も違うためなかなかやりごたえもあります。また、モンスターをペットにした際に釣った魚を上げることができ、その際に入る経験値も高めなので、結構釣りたくなってしまいます。
アイテムクラフトもよくある要素なんですが、敵を倒して素材を集め、その素材で武器や防具、アクセサリーや自身のマイホームに飾るアイテムを作ったりできる要素です。
敵ごとに2種類くらい素材を落とすため素材の数は結構多く、ものによってはなかなか落とさないこともあり、根気よく倒し続ける必要があります。ただ素材を集めたらすぐその場で作れるのと、パーツによって見た目も変化したりするので、ついつい集めてしまいます。
また、モンスターカードは敵を倒すとまれにカードを落とすことがあるのですが、獲得すると自身にステータスアップや付加効果といったもの永続的にもたらしてくれるものです。
モンスター1種類につき1枚必ず所持していますが、こちらは素材以上に落ちないこともありひたすらに同じモンスターを狩り続ける必要があります。ただ、獲得できれば戦力が上がるため、集められるなら集めておきたいものです。
アイテムクラフトやカード集めはひたすらモンスターを狩り続けるという作業になりますが、こういった作業は個人的に嫌いではなく結構ずっとやってることも多いタイプです。そのためひたすらやり続けてしまいます。
あくまでもやり込み要素なのでやる必要はありません。やらなくてもクリアは可能ですがついついやってしまいたくなる要素なので個人的にはあって嬉しい要素でした。
気になった点
素材は多いがクラフト要素が薄い
クラフト要素を良かった点として挙げてはいますが、モンスターが落とす素材の種類の多さに反して、クラフトできるアイテムは少ない印象です。
せっかく色々な素材を落としてくれるので、もっと色々なものがクラフトできると良いなと思いました。ただ、今後もアップデートは行われるということなので、アップデートでそういった点が解消されていくことを期待します。
レベルの上がりが渋い
僕が本作をMMORPGっぽいと言ったのはこちらの理由もあります。最初のうちは特に感じなかったのですが、後半になるにつれてレベルの上がり悪くなってきたなと感じました。
新しいエリアで敵を倒しても微々たるものしか経験値が入らず、その割に敵が結構硬かったりするので、大変でした。
できればもう少し経験値が獲得できてレベルが上がりやすくなると良いなと思いました。ひたすら狩り続けるゲームではあると思うんですが、なかなか倒せない敵をひたすら狩り続けるのは疲れてしまいます。
まとめ
- 自由度の高いキャラ育成
- 釣りやクラフト、カード収集といったやり込み要素
- 素材は多いがクラフト要素が薄い
- レベルの上がりが渋い
ドットグラフィックが美麗なやり込み要素満載のアクションRPGです。2Dゼルダや3Dではない聖剣伝説シリーズなど(もちろんクインテット三部作も!!)が好きな方は一度プレイしてみてください。きっと楽しめると思います。
ちなみに本作は基本日本語対応していません。パッチを当てることで日本語になりますので、プレイの際はご注意ください。ただ、すべて日本語になる訳ではないのでそちらもご注意を。
という訳で今回はこの辺で。
また次回!
これ完成してたんですね…!
価格が価格だし完成しない前提で購入してたので良い意味で以外でした!
私がプレイしてた時は中盤の砂漠?あたりで日本語化止まってたのですが
有志の訳者さんの翻訳センスがすごく好きだったのでいつか翻訳終わったらはじめからやろうかな…
エヌさん、コメントありがとうございます!
そうなんです。正式リリースしてたんです。現在も砂漠の所で少しだけ日本語化している程度で、ラストになると日本語化されていない状況です。
翻訳の方のセンス良いですよね!翻訳がうまいです。長い目で見てラストまで翻訳していただきたいですね。クリアしちゃいましたけど、翻訳されたら僕もまたラストまでプレイしたいです。