【感想・レビュー】アリス・エスケイプト!(Alice Escaped!)

こんにちは、まよねーずです!

いよいよ今週に迫った東京ゲームショー2023が迫ってまいりました。今年は僕も参加するため非常に楽しみです。事前にどこを回るか考えているんですが、どこをまわって良いやらよくわからない感じになってます。

というのも、メトロイドヴァニアやインディーゲームメインのブログなので、インディーゲームコーナーを色々回りたい訳ですが、どこが何を出展してるのか探すのも一苦労。

開発スタジオの名前は知ってるけれど、パブリッシャーの名前は知らない所が多いため、出展情報を漁っている所です。

とりあえずメトロイドヴァニアがあったら行きたいので、まずはメトロイドヴァニアをピックアップしていき、そこから色々インディータイトルにいきたいと思います。

さて今回は、可愛い女の子2人が不思議な世界で繰り広げるアクションアドベンチャー「アリス・エスケイプト!(Alice Escaped!)」です。

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作品について

開発元illucalab –いるからぼ–
リリースプラトフォームSteam、Switch
価格Steam:¥1,980
Switch:¥1,980

本作は国内のスタジオいるからぼの作品です。可愛い女の子二人が大冒険を繰り広げるメトロイドヴァニアとして開発されていた本作は、2023年1月28日にSteam版が先行リリースされ、その後8月24日にSwitch版がリリースされました。

メトロイドヴァニアと聞いていたため、 Switch版を購入してプレイしたのですが、探索スキルを獲得しながら進める要素は一切なく、メトロイドヴァニアとは言い難い作品だったのは残念でした。

冒頭からちょっと愚痴っぽくて申し訳ないのですが、最近明らかにメトロイドヴァニアとして開発されていない作品が「メトロイドヴァニア」と呼ばれることが増えているように思います。

リリース前はメトロイドヴァニアとして話題になっていたのに、リリース後プレイしてみるとメトロイドヴァニアではなかった、ということも少なくありません。それだけメトロイドヴァニアというジャンルが曖昧なものなんだと思います。変な話探索要素のある2Dアクションですからね。

それでも「ソウルライク」や「ローグライク」といったジャンルが確立されたように「メトロイドヴァニア」ももっとジャンルとして確立されることを願います。

ストーリー、ゲーム内容はどんな感じ?

元の世界に戻るため不思議な世界を冒険する二人の少女の物語

夏休みのある日。主人公である女子高生のうさだとコトラは、夏休みの間にうさだが溜め込んだ課題を終わらせるため、図書館を訪れました。

うさだがしっかり課題を終わらせられるようコトラがサポートをしますが、うさだは30分でダウン、困り顔のコトラをよそに勝手に休憩を取ってしまいます。

しばらくして、うさだはコトラの元に戻ってきました。そして向こうで見つけてきたという古い本をコトラに見せます。その本にはタイトルが書かれておらず、中も何が書いてあるかわからないものでしたが、何とか日付が書かれていることはわかりました。どうやらこれは誰かの日記のようです。

本を見ていると、うさだが何かが挟まっていることに気づきます。本には便箋が挟まっており、そこには「アリスを探して」と書かれていました。すると突然本が光りだします。驚いた二人は本を閉じようとしますが、光は徐々に大きくなり二人を包んでしまいました。

二人は気がつくと知らない場所にいました。しかも二人の格好が変わっています。何が何だかわからない二人の目の前を何やら不思議なウサギが通り過ぎます。もしかしたら何かがわかるかもしれないとウサギを追いかけることに。

よくわからないまま不思議な世界を冒険することとなったうさだとコトラ。いったいここはどこなのでしょうか。そして便箋に書かれていた「アリスをさがして」とはどういうことなのでしょうか。突如不思議な世界に迷い込んだ二人の女子高生の冒険が始まります。

二人のキャラクターを切り替えて進むアクションアドベンチャー

本作は不思議な世界に迷いんだ二人の少女うさだとコトラを操作し、元の世界に帰るため不思議な世界を探索していくアクションアドベンチャーです。探索スキルを獲得することで行ける範囲が広がるという要素はないため、メトロイドヴァニアではありません。

見た目はとても可愛らしい作りになっており、登場するキャラクターもみんな可愛い子ばかり。こちらは良かった点で詳しくお話できればと思うので今はここまでにします。

ゲーム内容は二人のキャラを切り替えて進むアクションアドベンチャーです。こちらも良かった点で詳しくお話しますが、バトルではタイプの違う二人のキャラクターを操作して爽快感のあるアクションが楽しめます。

また、キャラクターとの会話イベントでは選択肢を出てくるのですが、選んだ選択肢によって展開が変わったりします。選んだものによっては戦闘になってしまったりそうでなかったりします。

マップ内では3種類のクリスタルを獲得できるのですが、そのクリスタルを使ってスキルツリーからスキルを習得することでキャラクターを強化します。スキルツリーでは上記選択肢に絡むスキルや攻撃スキル、移動スキルなど様々なものがあります。

クリスタルは青→緑→赤の順で貴重なものになるのですが、緑と赤は特定の場所でしか獲得できないものの、青いクリスタルはマップ上の小クリスタルを獲得して右下のゲージを貯めたり、所々で発生する強制戦闘をクリアすることで中クリスタルを獲得でき、それを4つ貯めることでクリスタルを1個獲得できるなど比較的獲得しやすいです。

良かった点

可愛く魅力的なキャラクター

本作に登場するキャラクターは一部を除きかわいい女の子ばかり。主人公であるうさだとコトラもそうですが、他にもたくさんのキャラが登場します。

イベント時にはアドベンチャーゲームのように一枚絵が挿入されることもあり、かわいいキャラクターをさらに堪能することができます。

イラストのキャラももちろんかわいいのですが、ゲーム中のデフォルメされたキャラもかわいいです。会話シーンではコロコロ表情が変わるため、見ていて癒されます。

ちなみに、かわいい女の子キャラクターも良いですが、個人的にはうさむらさんと呼ばれる関西弁のうさぎのキャラクーがゆるキャラ感があって好きだったりします。皆さんもプレイした際はぜひ推しキャラを見つけてみてください。

爽快感抜群のツープラトンアクション

かわいい見た目に似合わず、本作はゴリゴリのアクションが楽しめます。近接特化のうさだと遠距離特化のコトラを切り替えてのバトルはなかなかに爽快です。

うさだはハンマーを使って近接攻撃がメインです。コンボ攻撃や敵を上空に浮かせたり遠くへ吹き飛ばしたりなど、様々な攻撃方法があります。コトラに比べ一撃が重く、少ない手数で敵に大きなダメージを与えることができます。

コトラはマシンガンを、使っての遠距離攻撃がメインで、遠距離から敵にダメージを与えることが可能です。うさだと違いコンボがない分、上や斜めに弾を発射することができたり、マシンガン以外にも爆弾を投げるなどが可能です。

攻撃自体は手数で押すためうさだに比べ弱いですが、敵が近接型の場合、相手を近づかせることなくゴリゴリ体力を減らすことができます。

また、ボスや特定の敵は体力以外にアーマーゲージを持っているため、まずアーマーゲージを減らしブレイク状態にすることでダメージを与えることができるのですが、うさだの攻撃で一気にゲージを減らしたり、コトラで遠くからゴリゴリ削ったりと、好みや戦略に合わせてキャラクターを切り替えられるのは良かったです。

ちなみに、敵にダメージを与えることでキャラクター横のゲージが溜まっていき、一定の量まで溜まると必殺技を発動することができます。最初のうちはゲージを消費してキャラを切り替えますが、いつでも切り替え可能なスキルを獲得すれば好きなタイミングで切り替え可能な点も良かったです。

気になった点

一撃死ポイントが多い

結構縦横無尽に動き回るゲームではあるのですが、トゲトラップに触れると一撃死なのは厄介でした。特にゲーム後半では場所も真っ暗敵も黒いという見辛い環境の中に、即死のトゲトラップが用意されているという厄介な場所もありました。

そういうトゲトラップだけならまだしも(良くはないんですが)、ボスの中に一撃当たっただけで即死扱いになる奴もおり、ただただストレスでした。なぜ一撃即死なのか意味がわかりませんでした。最初バグかと思ったくらいだったのでアプデでどうにかして欲しいレベルです。

コトラの攻撃にクセがある

これは個人的な意見かもしれませんが、コトラの攻撃にクセがあって使いづらい点がありました。

通常攻撃で横に向かってマシンガンを乱射する時は、ボタンを連打することで途切れることなく弾を撃てるため良いのですが、上空や斜めへの射撃はボタン連打が機能せず必ず途切れてしまいます。

そのため上空にいる敵への攻撃はジャンプしながら横にマシンガンを乱射する方が良かったのが残念でした。横への射撃のように上空や斜めでも連打が機能するようにして欲しかったです。

まとめ

ここが良かった
  • 可愛く魅力的なキャラクター
  • 爽快感抜群のツープラトンアクション
ここが気になった
  • 一撃死ポイントが多い
  • コトラの攻撃にクセがある

かわいい二人のキャラクターが繰り広げる爽快感のあるアクションアドベンチャーです。かわいいキャラクターが好きな方はそれだけで楽しめると思うので、気になった方は一度プレイしてみてください。

という訳で今回はこの辺で。
また次回!

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