【感想・レビュー】ロードス島戦記 -ディードリット イン ワンダーラビリンス-(Record of Lodoss War-Deedlit in Wonder Labyrinth-)

こんにちは、まよねーずです!

もう4月になり、北海道も随分と暖かくなってきました。が、いまだに冷たい風が吹いていて、夜は布団をかけて寝ています。

今日なんかあまりの寒さにストーブなんか焚いてみたり。いつになったら過ごしやすい気候になるんでしょうか。まあまだ桜は咲いていないので桜が咲く5月には過ごしやすくなっているでしょう。

さて今回は、あのファンタジー小説シリーズを基にしたメトロイドヴァニア「ロードス島戦記 -ディードリット イン ワンダーラビリンス-(Record of Lodoss War-Deedlit in Wonder Labyrinth-)」です。

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ロードス島戦記 -ディードリット イン ワンダーラビリンス-について

開発Team Ladybug
リリースプラットフォームSteam
価格Steam:¥2,200

本作はメトロイドヴァニアといえばお馴染みのデベロッパー、Team Ladybugが手掛けた作品です。

ファンタジー小説の金字塔「ロードス島戦記」を基にしたメトロイドヴァニアで、Steamで早期アクセスがスタート。その後2021年3月27日に正式リリースとなりました。

ロードス島戦記懐かしいですねぇ。僕が幼少の頃はファンタジー全盛期だったんじゃないかというくらいファンタジーが多かったです。

その中でも王道ファンタジーとして人気シリーズとなっていたのがロードス島戦記でした。夏休みになるとアニメが放送され、よく見ていたのを思い出します。

ちなみに現在のところSteam版のみでのリリースとなっており、家庭用機でのリリース予定はありませんが、以前紹介した「東方ルナナイツ」が家庭用機でリリースされたので、本作もワンチャンあるのではと期待してます。という事でSteam版でのレビューとなります。

ストーリー、ゲーム内容はどんな感じ?

ハイエルフが辿る不思議な迷宮での旅路

ハイエルフであるディードリットは、突然見知らぬ場所で目を覚まします。一体ここはどこなのか?なぜ自分はこんな場所にいるのか?何もわからぬままとりあえず歩を進めます。

そこはまるで迷宮ような構造になっており、どこまでも広がっていました。しかもこの場所では普段使わない武器を使いこなすせるという不思議な現象も。

不思議な迷宮を進む道中、思い人であるパーンの姿を見つけ追いかけるディードリットでしたが、彼女の前に灰色の魔女カーラが姿を現します。

カーラはディードリットに「パーンの後を追いたければ魂をかけ自身に忠誠を誓え」と告げますがディードリットはそれを拒否。

そんな彼女に対しカーラは「忠誠を誓えば無駄な「試練」を受けなくても良いのに…」という意味深な言葉を残し姿を消します。

カーラの言う「試練」とは一体何なのか?そしてパーンはどこに向かったのか?謎が深まるばかり。

しかしここで足を止めていても仕方ありません。自分の身に何が起きているのかわからないながらも、ディードリットは迷宮の奥へと進んでいくのでした。

原作者監修のヴァニア寄りメトロイドヴァニア

本作は原作者である水野良氏の監修の元、原作にも登場するハイエルフであるディードリットを主人公としたヴァニア寄りのメトロイドヴァニアです。ディードリットを操作し6か所の迷宮を探索していきます。

レベルや装備があるヴァニア寄りで、今までTeam Ladybugが開発してきた作品の中で一番ドラキュラ月下に近いつくりじゃないかと思います。

ちなみに本作の特徴的なシステムとして属性の切り替えがあります。シルフとイフリート、2種類の精霊を使役できるようになるのですが、シルフとイフリートで属性が違います。

マップは属性を切り替えないと進めない場所や倒せない敵が出現するため、場所や敵に合わせて属性を切り替える事が重要となります。

また、通常武器以外に弓矢を装備できるのですが、弓矢は扉を開錠したり仕掛けを作動させたりと様々な用途に利用します。

弓矢を使う場面はちょっとしたパズル要素になっていたりするため、どうすればが仕掛けが作動するか考えないと先に進めないこともあります。

良かった点

ゲームに楽しさをプラスしてくれる属性切り替えシステム

本作の重要な要素である属性切り替えシステム、このシステムの存在が楽しさをプラスしてくれているなと感じました。

場所や敵によって切り替える事が重要と話したと思いますが、それだけでは言い表せない魅力がこのシステムにはあります。

まず先へ進むと溶岩地帯のステージが登場します。大抵は落ちると大ダメージを受ける地帯ですが、本作では属性をイフリートに切り替えると溶岩地帯を平然と進むことが可能です。

また、シルフに切り替えるとホバリングが可能になるためトゲ地帯や大きな穴を越える事が可能です。

敵とのバトルについても、風属性や火属性を使ってくる敵の攻撃には属性を切り替えることによって攻撃を無効化することができ、まるで人気シューティングゲームの「斑鳩」のようなシステムになっています。

さらに属性は最大3レベルまでアップさせることが可能で、敵を倒すと倒した際に使用した属性とは逆の属性にポイントが加算されていくのですが、レベルが上がるごとに攻撃力が上がるだけでなく、レベルが3になるとディードリットの体力を自動で回復してくるおまけつき。

うまくレベル3に保ちながら敵や場所に合わせて属性を切り替えていくのは楽しかったです。ちなみにボス戦前には必ずレベル3まで上げられるようになっている点も親切で良かったです。

原作ファンも大満足!様々な登場キャラクター達

さすが原作者監修というだけあって、原作に登場する様々なキャラクター達が登場します。パーンをはじめとする5人の仲間たちや、ダークエルフのピロテース。さらにはあの黒衣の騎士も…。

それだけじゃありません。ボス戦では水竜エイブラやあの火竜山の魔竜ことシューティングスターも登場するから驚きです。

どのボスとも原作同様手に汗握るバトルを繰り広げることになるので、原作ファンなら間違いなくテンションがあがると思います。

原作おなじみのあのキャラクター、このキャラクターが美麗な2Dキャラになって登場するのはとても良かったです。懐かしい…。

ちなみに原作を知らずとも楽しめるのでご安心ください。

気になった点

属性切り替えが人によっては難しく感じる

個人的に良かった点としてあげている属性切り替えですが、敵とのバトル(特にボス戦)では瞬時に切り替えが必要だったりとシビアな所があるため、人によっては難しく感じると思います。

慣れれば問題ないのですが、慣れないと攻撃を食らい続ける事が多くなるためそれがストレスになってしまう事も。

東方ルナナイツの時もそうだったのですが、Team Ladybugのメトロイドヴァニアにはシューティングゲームの要素が入っている事が多いため、シューティングゲームが苦手な人は厳しい部分が多いなと感じます。もう少し救済措置があれば良いなと思いました。

敵から受けるダメージが大きい

レベルを上げてゴリ押しできるゲームかと思いきや、本作はまったくそんなことありません。というのも本作はレベルや武器はあれど防具はありません。

レベルが上がれば防御力は上がるものの微々たるもので、敵から受けるダメージはかなり大きいです。

HPについてもアイテムで上限をあげるためレベルが上がっても増えず、初期の頃と変わらないHPで進んでいく事になります。

ステージが進めば敵も強くなるため避けるなり属性を切り替えるなりして、なるべくダメージを受けないよう進んでいかなければならないのは厳しかったです。

まとめ

ここが良かった
  • ゲームに楽しさをプラスしてくれる属性切り替えシステム
  • 原作ファンも大満足!様々な登場キャラクター達
ここが気になった
  • 属性切り替えが人によっては難しく感じる
  • 敵から受けるダメージが大きい

メトロイドヴァニア好きも、原作ファンも大満足の作品だと思います。メトロイドヴァニアが好きな方、原作ファンの方はぜひプレイしてみてください。

メトロイドヴァニアは好きだけど原作を知らない方はぜひこの機会にロードス島戦記を読んでみてください。結構長いけどおもしろいよ!小説ダメならアニメもあるよ!

という訳で今回はこの辺で。
また次回!

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3件のコメント

レベル上げてゴリ押しって戦法が使えないんだろ?
いいじゃん最高。悪魔城SoNはそこが甘くて緊張感削がれたから、他機種に移植されてもそこはバランス変えないで欲しいな。

コメントありがとうございます!
確かにD&Dのエルフに似てますねw

確かに探索ドラキュラは難易度がって言われてますよね。そういう方には歯応えがあって楽しめると思いますよ!
家庭用機版が出た際はぜひ!僕もそのままの難易度で出てくれるのを期待してます。

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