【感想・レビュー】ミアステール~デズニフの遺跡~(Myastere -Ruins of Deazniff-)

こんにちは、まよねーずです!

気付けば来週からゴールデンウィークがやってきますね。とはいえ場所によっては緊急事態宣言も出ているようで、今年も外出自粛が続いてしまいそうです。

ちなみに昨日初めて知ったんですが、コロナ禍になってから焼肉屋が繁盛しているそうです。煙の充満を防ぐため換気がしっかりされている環境だから、お客さんも安心して来店できるとのこと。聞いた時「ああ、そういうことか」と変に納得しちゃいました。

焼肉良いですよねぇ。僕も最後の晩餐には焼肉を選びたいほど大好きです。でも質より量派なので、行くならやっぱり食べ放題のあるお店ですね。俺は、肉を、ガッツリ食らいたいんだ。

さて今回は、独特のワイヤーアクションが爽快なメトロイドヴァニア「ミアステール~デズニフの遺跡~」です。

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ミアステール~デズニフの遺跡~について

開発サクセス、スタジオ最前線
リリースプラットフォームSteam、Switch
価格Steam:¥2,200
Switch:¥2,200

本作は国内のゲーム開発会社であるサクセスと、スタジオ最前線が手掛けた作品です。

あの海腹川背シリーズを手掛けた会社ということで、ゴリゴリのワイヤーアクションが楽しめるメトロイドヴァニアです(海腹川背はルアーですけどね)。

特に前情報などが一切なく突如発表され、まさかメトロイドヴァニアとはと驚きました。最近国内のインディーでもメトロイドヴァニアが増えてきましたね。嬉しい傾向です。

Steam版とSwitch版が同時リリースという事で、PCでも家庭用機でも楽しめるようになっています。僕は例のごとくSwitch版を購入したためSwitch版のレビューとなります。

ストーリー、ゲーム内容はどんな感じ?

瘴気を帯びた魔素纏う遺跡を調査せよ!

舞台は20XX年のとある王国。ここでは世界を形作る元素として「火」「水」「土」「風」の4元素と、神の元素といわれる「アイテール」の5つの元素が存在していましたが、この5大元素の他にもう一つ「ミアステール」と呼ばれる元素がありました。

しかしこのミアステールは、動物を凶暴化させ現代技術の力をも奪う瘴気を帯びた魔素でした。そのため王国は専門機関「王立特殊遺跡調査部」を派遣し、ミアステールの発生源を調査していました。

主人公であるオーラは、各地に飛び回りミアステール発生源の現地調査を行う調査部の調査隊員。そんな彼女の今回の任務は、暗い森の中にある遺跡を調査することです。

到着後早速調査を開始するオーラ。デズニフや凶暴化した動物を蹴散らしながら奥へと進んでいくと、巨大な遺跡が広がっていました。そして魔物の姿まで…。

謎とミアステールがより深まる遺跡の中をオーラは進んでいきます。果たしてこの遺跡には一体何が待ち受けているのでしょうか。

独特のワイヤーアクションが楽しめるヴァニア寄り

本作は暗い森の奥深くにある巨大な遺跡を探索していくヴァニア寄りの作品で、3Dで作られたマップを同じく3Dで作られたキャラクターが縦横無尽に駆け巡っていきます。

海腹川背シリーズを手掛けた開発陣の作品という事もあり、ワイヤーアクションが特徴的です。壁や天井など様々な場所にワイヤーを引っかけることが可能です。

メイン武器は銃で、特殊な効果を持った様々な弾薬に切り替える事が可能です。銃以外にも爆弾もあり、敵を転倒させたり道を塞ぐ障害物を破壊したりといった用途で使用します。

ちなみにワイヤーも武器として使用することができ、敵の背後からワイヤーを当て固定した状態で敵の近くまで行くとスニークキルが発動します。

また、敵を倒すと経験値が獲得でき一定まで貯まるとオーラがレベルアップします。レベルアップすると最大HPが増加します。レベルアップ以外にも探索スキルを獲得できる「石碑」や、銃のレベルやスキルレベルをアップしてくれる「レリック」「魔導書」といった成長要素もあります。

良かった点

癖はあるが慣れると爽快なワイヤーアクション

やはり本作を語る上で外せない要素だと思います。海腹川背もそうでしたが、様々な場所に引っ掛けることで自由に伸縮させることが可能ですが、慣れるまで苦労します。

ワイヤーアクションの設定は「Standard」と「Technical」から選択可能な点も良かったです。「Standard」は初心者向けの設定でワイヤーを射出して壁や天井、燭台などに引っ掛けると自動でその場所まで引っ張ってくれる新設設計です。

僕は海腹川背シリーズはSFC版を少しかじった程度のビギナーのため「Standard」を選択しました。それでも慣れるのに時間がかかります。

ただ慣れるとかなり爽快でした。かなり癖があるため最初は戸惑うと思いますが、慣れると色々なところに引っ掛けてビュンビュン飛び回れるようになり、そこからはかなり爽快でした。

一方「Technical」は熟練者向けとなり、海腹川背シリーズ同様の操作が可能となります。ワイヤーを引っ掛けても自動で引っ張られず自分で自由に操作ができるため、経験者の方はこちらを選択し熟練の技を披露していただけると。超見たい。

特殊な効果を持った弾薬の使い分けが楽しい

メイン武器である銃は様々な種類の弾薬を切り替える事が可能になっているのですが、敵によって効果的な弾薬を選択して攻撃することが重要になります。

ノーマルバレットを基本に装甲の堅い敵に効果があるメタルバレット、魔物相手に効果的なシルバーバレットなど、敵の種類に合わせて弾薬を切り替えて戦うのが楽しかったです。

メトロイドヴァニア系に限った話ではなく、たくさん武器があっても自分の気に入った武器や使いやすい武器を選びがちになり、使わない武器が出てくるという事がよくあります。

しかし本作は敵によって効率的に弾薬を切り替えて使用するため、使わない弾がないという点は良かったです。

気になった点

ワイヤーアクションの癖が強い

慣れると爽快なワイヤーアクションですが、慣れないとなかなかうまく立ち回れないため、そこで挫折してしまう人も多いんじゃないかという印象でした。

ワイヤーアクションの操作タイプを切り替えられるとはいえ、初見のプレイヤーには操作のハードルが高いように思います。もう少し簡単に操作できると良かったなと思いました。

マップが分かりづらい

ポーズメニューからマップを確認することができるんですが、セーブポイント以外の目印がなく、どこに何があるのかわからない点が気になりました。

マップとマップのつなぎ目もないため、自分が行っていない場所がどこなのかもわかりづらく、同じ場所を何度もいったり来たりすることがありました。

アイテムがどこにあるかなどの目印はなくても問題ないので、せめてマップとマップのつなぎ目を明確にしてほしかったです。

弾薬と爆弾の切り替えが面倒

弾薬と爆弾の切り替えはボタン一つで行えるのですが、一回一回切り替えなければいけない、かつ一つ前の弾薬に戻ることができないため面倒でした。

ボタンを何度も押して使いたい弾薬や爆弾に切り替えようとして、ボタンを押しすぎて1個先まで切り替わってしまい、再度ボタンを押して切り替えていく地味に厄介だったので、巻き戻しもできるような切り替えつくりにしてほしかったです。

まとめ

ここが良かった
  • 癖はあるが慣れると爽快なワイヤーアクション
  • 特殊な効果を持った弾薬の使い分けが楽しい
ここが気になった
  • ワイヤーアクションの癖が強い
  • マップが分かりづらい
  • 弾薬と爆弾の切り替えが面倒

慣れるまでは本当に大変ですが、慣れると爽快なワイヤーアクションが楽しめる作品です。主人公のオーラも可愛いので、キャラクターも魅力の一つじゃないかと思います。もし気になった方はぜひプレイしてみてください。

という訳で今回はこの辺で。
また次回!

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