【感想・レビュー】Evil West(エビルウエスト)

こんにちは、まよねーずです!

 PS5が普通に買えるようになってからしばらく、大人気RPGシリーズ最新作であるファイナルファンタジー16がリリースされたこともあり、PS5を購入された方も多いんじゃないかと思います。僕はどうなのかというと、まだ購入していません。

というのも、最近のゲームはマルチプラットフォームでリリースされることも多く、作品によってはPS5版リリース後にPS4版がリリースされたりすることもあるため、今所持しているハードでも十分ゲームを楽しめるからです。

インディーゲームを好んでプレイしてる身なので、3Dの超綺麗な映像のゲームがしたい!とかはないため、まだ購入は先かなと思ってます。ただ噂の外付け型が出た時は気になるので、どんな感じか見てみたいですね。

さて今回は、前述したPS5版とPS4版がリリースしている作品です。西部のガンマンが銃と拳で吸血鬼を屠るゴリゴリのTPSアクション「Evil West(エビルウエスト)」です。

本作はZ指定(18歳以上)の作品です。暴力シーンやグロテスクな映像が激しいため、18歳未満の方の閲覧はご遠慮ください。

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作品について

開発元Flying Wild Hog
リリースプラットフォームPS5、PS4
※Steam版、Xbox版もあるが日本語未対応
価格PS5、PS4パッケージ:¥8,778
PS5、PS4ダウンロード:¥7,980

本作はポーランドのスタジオFlying Wild Hogが手掛けた作品です。

2022年にSteam版、海外のPSとXboxプラットフォームでリリースされました。当初日本語対応の表記があり、国内リリースも期待されましたが、いつの間にかに日本語対応の表記がなくなっていました。

しかし、PSプラットフォームだけではありますが。2023年7月20日に国内パブリッシャーから日本語対応済みでリリースされました。

リリース前にYoutube動画を見てから気になっていたタイトルだったため、PS4版を購入してプレイしました。

ストーリー、ゲーム内容はどんな感じ?

西部を舞台に繰り広げる吸血鬼とガンマンのド派手な戦い

本作の舞台は架空のアメリカ西部開拓時代。この世界では吸血鬼と呼ばれる存在が蔓延っていました。血に飢えた吸血鬼は眷属や吸血鬼を崇拝する一部の人間たちと共に、人類を恐怖に貶めていました。

しかしそんな人類にも対抗手段があります。吸血鬼などの超自然現象に対処するための超極秘機関「レンティエ機関」。電気の力を利用した様々な武器を手に、レンティエ機関は古くから吸血鬼たちと苛烈な争いを繰り広げていました。

主人公であるジェシーは、そんなレンティエ機関のエージェント。ジェシーは同じエージェントであるエドガーと共にピーター・ダバノという吸血鬼達のボスを追っていました。

ピーターの居場所を知っているチェスターと呼ばれる吸血鬼を捕まえその居場所を吐かせると、ベルモントヴィレという場所で吸血鬼の会合があることを知ります。

目的の場所へ向かうとそこには標的であるピーターがいました。ジェシーはピーターと激しい戦いを繰り広げ、なんとかピーターを倒すことに成功。その首を機関の本部へと持ち帰ります。

しかし、ピーターの娘であるフェリシティが父の無念を晴らすため、吸血鬼達の軍勢を率いて本部へと強襲してきます。

これによりレンティエ期間は壊滅。わずかに残った者達は辺境のカリコ支部へと命からがら逃げ込みます。しかし、これで終わった訳ではありません。

ジェシーは各地へと出向き、遅い来る怪物達を倒しながら彼女を探します。果たしてジェシーはフェリシティを見つけて倒すことができるのでしょうか。

右手に装備したガントレットと銃を駆使して戦う3Dアクション

本作は主人公ジェシーを操作して、様々な怪物達を相手に戦う3Dアクションです。ステージクリア型の3Dアクションで、様々な銃や火器、そして格闘で敵を屠っていきます。

グラフィックは普段インディーばかりに触れている僕にとっては特に気になる要素はありませんでした。ここしばらくずっと2Dばかりだったので、久しぶりの3Dはやっぱり綺麗ですね。

ゲーム内容はステージクリア型のため、ステージをクリアすると次のステージが解放されるタイプで、全16のステージを進めていきます。

ただ、クリア後のステージは再プレイが可能で、取り逃がしたアイテムの回収が可能です。隠しアイテムなんかもあるので、何度でもプレイできるのは嬉しいですね。

本作一番の醍醐味は様々な武器を使用した敵とのバトルです。銃撃だけでなく格闘でのアクションも可能なためド派手でスタイリッシュなバトルを楽しめます。

詳しくは良かった点で語るためここではあまり多くは語りませんが、デビルメイクライやゴッドオブウォーのようなゲームの進行に合わせて様々な武器を獲得していく、 王道の3Dアクションというイメージでした。

ゲーム自体はサブクエストや寄り道要素は特にないため一本道で物語が進むのですが、ボリュームも長すぎず短すぎずだったため、個人的には最後までだれることなく進めることができました。

ちなみに本作はマルチプレイにも対応しており、最大2人で進めることが可能です。しかし、ぼっち至上主義の僕はソロプレイなので、マルチプレイのレビューは割愛しております。決して一緒にプレイしてくれる友達がいないからではありません……グスン、泣いてないやい。

良かった点

様々な武器を使用したド派手な残虐なバトル

本作の醍醐味は吸血鬼率いる凶悪な怪物達とのバトルです。基本は右手に装着したガントレットによる格闘攻撃で、敵を何度も殴りつけたりアッパーで上空にかち上げた敵を右ストレートで遠くに吹っ飛ばしたりします。

敵の体力がわずかになると敵が光る時があるのですが、近づいて攻撃ボタンを押すとフィニッシャーが発動できます。敵によってとどめが変わるのですが、腕力に任せて体を引きちぎる、喉奥に銃口を押し込み引き金を引く、敵の臓物を引きずり出すなどかなり残虐です。

また、物語を進めていくと銃や火器を獲得します。銃の操作はTPSと同じになるため、アクションとTPSどちらも楽しめるのは良かったですね。

銃や火器は様々なものがあり、オーソドックスなリボルバーやライフルをはじめ、ショットガンやボウガン、ガトリングガンや火炎放射器など、また、敵を電気の力で動けなくさせるロッドなど、バリエーションが豊富です。

武器によっては敵を感電状態や炎上状態にするものもあり、感電状態の敵には特殊な近接ラッシュを与えたり、炎上状態の敵を格闘攻撃すると攻撃力が上がったりなど、様々な効果がある点も良かったです。

ちなみに、ステージよっては獲得した武器を使うことで進める場所もあり、火炎放射器で蜘蛛の巣を燃やしたり、投擲爆弾で道を塞ぐ瓦礫を吹き飛ばしたりして、ステージを進めることもあったりします。

充実したスキルや武器の強化要素

バトルに特化したゲームではありますが、そのバトルに幅を持たせる機能も備わっています。敵を倒すと経験値を獲得し、一定量までたまるとレベルアップします。

レベルアップするとスキルポイントを獲得でき、そのポイントを「パーク」と呼ばれるスキルツリーに割り振ることができます。最初は少ない中から選択するのですが、レベルが上がるごとに新しいパークが解放されていきます。

また、ステージやレベルアップ時に獲得できるお金を使い、武器をアップグレードすることが可能です。武器ごとに3つの強化が可能ですが、パークのように順番に解放する必要はなく、必要な金額が貯まっていれば好きなものを選択して開放できます。

ものによってはステージ内でアイテムを獲得しないと開放されないものもありますが、ただゲームを進めていくだけでなく、強化・カスタマイズ要素も充実していたのは良かったです。

気になった点

敵に囲まれると抜け出す手段がない

敵の攻撃を避けながら敵にダメージを与えていくのですが、基本複数の敵が大挙して襲ってくるため、敵に囲まれるとその場から動けなくなります。

中ボスクラスが何体もこちらに押し寄せ来た際、回避では抜け出すことはできず、攻撃しようにも四方八方から攻撃されるため、何もできず死亡ということがよくありました(単に僕の立ち回りが悪いだけといえばそうなのですが…)。

個人的に願わくば回避でなくとも敵をかき分けて包囲から抜け出せるようにして欲しかった。スパーアーマー持ちに囲まれたら何もできず終わりなのはしんどかったです。

進行不能になる時がある

条件はよくわからないのですが、普通に道を歩いていて視点を変えつつ左右に曲がった途端、見えない何かに阻まれその場から動けなくなってしまいました。

また、バトル中敵の攻撃を回避で避けたところ、場所が悪かったのか樽と樽の見えない隙間にハマったらしく動けなくなりました。

原因はよくわからないのですが、これはバグなのでしょうか。こまめにオートセーブされる仕様なため良かったのですが、それがなかったらかなりストレスになっていたと思います。

まとめ

ここが良かった
  • 様々な武器を使用したド派手な残虐なバトル
  • 充実したスキルや武器の強化要素
ここが気になった
  • 敵に囲まれると抜け出す手段がない
  • 進行不能になる時がある

ちょこちょこ進行不能のバグ?はありましたが、それ以外は特に問題なく、爽快感のあるバトルが楽しめる作品でした。

デビルメイクライやゴッドオブウォーなどのスタイリッシュなアクションが好きな方にはオススメなので気になった方はぜひ一度プレイしてみてください。

という訳で今回はこの辺で。
また次回!

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