【感想・レビュー】バイオミュータント(BIOMUTANT)

こんにちは、まよねーずです!

E3が始まったかと思えば、もうエンディングを迎えてしまいました。

今回も各社隠し玉発表ももちろんあり、衝撃的ではないにせよ結構意外な発表だったりして、「へー、そうなんだぁ」みたいな感じで配信を見ていました。

ただ今回の任天堂は個人的にメトロイドシリーズとゼルダBOTW続編の情報が来たら良いなぁ…なんて思っていたらまさかの2Dメトロイド新作の発表。メトロイドドレッドですって。超うれしい。

ゼルダもゼルダでBOTW続編の情報も公開され、今回は空の上での冒険もあるようで楽しみですね。今後の続報を楽しみに待ちたいと思います。発売日はいつ確定するのかも気になります。

さて今回はブームは過ぎたかもしれませんが、何かと話題になったケモノ系オープンワールドアクションRPG「バイオミュータント」です。

Sponsored Link

バイオミュータントについて

開発Experiment 101
リリースプラットフォームSteam、PS4、PS5、Xbox One、 Xbox Series X/S
価格定価:¥7,600
相場:¥5,600~6,000
※主にパッケージ版のため定価を記載しています
※相場は記事投稿日の2021年6月19日現在の価格です

本作はスウェーデンのスタジオExperiment 101が手がけた作品です。「Just Cause」シリーズや「Mad Max」ゲーム版といった、様々なオープンワールド開発に携わった開発者が設立したスタジオで、本作が処女作となります。

そんなベテランが設立したスタジオから2017年に発表され、4年後の今年、2021年5月にリリースとなりました。いやー、待ったよ、超待った。

一応メトロイドヴァニア特化ブログなので投稿は「アスタロン~地球の涙~」を優先しましたが、合間にちょこちょこプレイしておりました。

ちなみに僕はPS4版をパッケージで購入しました。なのでPS4のレビューとなります。

ストーリー、ゲーム内容はどんな感じ?

世界崩壊を止める救世主となるか?はたまた破壊者となるか?

本作の舞台は文明が崩壊してしまった世界。そこでは人類の代わりにバイオハザードによって異常進化してミュータントとなった動物達が暮らしています。

主人公もそんなミュータントの1匹。過去に一体のミュータントにより家族を失い、住んでいた場所も奪われあてもなく世界をさまよっていました。

そんな中、突然ミュータントも急襲を受けた主人公は、地下へと逃げ込みます。その地下で「アウト・オブ・デイト」と呼ばれる老ミュータントと出会います。

アウト・オブ・デイトは主人公を知っており、彼が世界を救う救世主にも破壊者にもなれると言う。そんな存在の主人公に対して「生命の木を喰らうワールドイーターを倒し世界を救ってほしい」と告げます。

しかしどうするかは主人公自身が決めることです。果たして主人公は世界の救世主となるのか、はたまた破壊者となってしまうのか、1匹のミュータントの世界を変える冒険が始まります。

ケモノ成分満載のオープンワールドアクションRPG

本作を簡単に表現すると「あつまれ!どうぶつのオープンワールド」です。

全世界で大人気のケモナーゲーム「あつまれ!どうぶつの森」に負けず劣らずケモノ成分満載で人間は一切出てきません。あつもりと違い主人公すら人間ではなく動物です。

そんな動物が世界を大冒険するオープンワールドアクションRPGで、ゲーム自体もオープンワールドの要素が盛りだくさん。しっかりとオープンワールドが楽しめます。

まずゲーム開始時にキャラクタークリエイトを行うんですが、種族の選択や細かい設定により自分好みのモフモフを作ることができます。

キャラクターを作成した後はクラスを選択できます。クラスによってステータスやスキルが違うのですがそこまで気にする必要はなく、その時の気分で選択しても良いと思います。

クリエイトが完了したらいよいよスタート。広い世界を冒険していきます。最初のうちは一本道のように進んでいきますが、途中から様々な場所へと行けるようになり、世界が一気に広がります。

世界には様々な施設や村があり、そこでサブクエストをこなしたり、装備を探すなど冒険しがいのあるつくりになっています。

中でも特徴的なのが「トライブ」と呼ばれる存在。自らの信条に沿って動く組織のようなもので、この世界では6つのトライブが自分たちの理想をかけて争いあっています。主人公はその中から1つを選択し他トライブと戦っていきます。

Biomutant_20210531173430

また、自身の行動次第で自分に宿るオーラの色が変わります。世界を救いたいと動けば光、世界を破壊したいと動けば闇となり、獲得できるスキルも変化します。

バトルは近距離武器や遠距離武器を使った爽快なバトルで、「バットマンアーカム」や「シャドウオブモルドール」といったワーナー作品で見られる、敵の攻撃をタイミングよく弾いて攻撃を当てる要素なんかもあり楽しかったです。

その他乗り物やクラフト要素、爽快なバトルなどオープンワールドのおもしろさをこれでもかと盛り込んでいます。

良かった点

様々な武器やスキルを駆使し繰り広げる爽快なバトル

アクションRPGの醍醐味であるバトル。武器は近接武器と遠距離武器に分かれており、2種類を使って爽快なバトルが楽しめるようになっています。しかも武器のバリエーションは豊富。個人的にはそこが本作の良い点だと思います。

まず近接武器。基本は片手剣や両手剣、ハンマーになっていますが、機械の腕や棒などのユーモラスな武器を獲得できます。遠距離武器も同様に、基本はハンドガン、オートマチックライフル(アサルトライフル)、ショットガンなどになっていますが、弓やブーメランなどの武器が獲得できます。

新しい武器種はクエストで手に入れるか、友好関係を築いたトライブから受け取る、敵対トライブの拠点を制圧した際に獲得できます。武器によってアクションや技も変化する色々な武器を使ってみたくなります。

また、地面を凍らせて敵を滑らせたり、泡をまとい敵をくっつけて弾き飛ばしたりなどおもしろいスキルがたくさんあり、よりバトルをおもしろくしてくれます。

ちなみに技を何度か敵にヒットさせると「スーパー・ワン・フー」というモードを発動できます。発動させると敵を格闘で蹴散らす技の数々を繰り出すことができるようになります。

その姿はまるでカンフーマスター。やっぱり拳で敵を蹴散らすのってロマンがあるよねぇ。

自分オリジナルの装備を作り出せるクラフト要素

人によってはこれが本作の醍醐味じゃないかという人もいそうなクラフト要素。これがまた結構本格的で力の入っている要素になります。

本作は武器を購入することもできるんですが、クエストやお店でパーツを購入して自分で作ることがメインになります。

近接武器や遠距離武器ごとにパーツがあり、それを組みあわせることで武器を作ることができます。パーツにはレア度が付いており、レア度によって性能が違います。

レア度の高いパーツ同士を組み合わせることにより性能もレア度も高い武器をクラフトできます。クラフト自体はスキルではないためレベルはありません。そのためパーツさえ手に入れてしまえば自由にクラフトできます。

組み合わせるパーツによって見た目も変わるため、本当にオリジナルの武器を生み出すことができます。「ぼくの作ったさいきょうの武器」を装備して冒険を進めていくのは夢がありますね。

移動やバトルに使える癖のある乗り物たち

オープンワールドではおなじみの乗り物。旅のお供として移動を快適にしてくれたりと不可欠な存在ですが、本作にももちろん存在します。

しかし、本作の乗り物はちょっと違っていて、他のオープンワールド作品よりもバリエーションが豊富で癖もすごいです。

移動を快適にしてくれる馬みたいな奴や、海上を自由に滑走できるジェットスキーやロボットなんかもあります。ボス戦限定にはなりますが海の中を自由に動けるイカみたいな乗り物なんかもあります。

ロボットに至っては敵とのバトルにも利用でき、射撃や腕での攻撃など通常時とはまた違ったバトルを楽しむことができます。

一部の乗り物には見た目を変化させるパーツもあり、自分好みに見た目を変えることができる点もグッド。見た目だけでもカスタマイズできるって良いですよね。

ちなみに僕の個人的な好みはこの不思議な乗り物、手です。歩きます。しかも攻撃もできます。射撃なんかもできて万能だったりします。ただ人によっては「気持ち悪い」と言う人もいるようです。個人的にはファンキーで最高なんだけどなぁ。

気になった点

色々な面がネックとなり世界観や物語に没入しづらい

本作は全編ナレーションで展開されていくんですが、ストーリーや世界観に没入できませんでした。ナレーションのため「彼は〇〇と言っている」「〇〇は△△だそうだ」という遠回しな言い方が多くとても読みづらかったです。

しかも翻訳も良い翻訳とは言えず、何がどうなっているのか理解するのが大変で、専門用語も多く「ルシがファルシでパージした」レベルで読んでいてぐったりしました。

もう少し翻訳をしっかりする、専門用語を減らすなどしてくれたら世界観に没入できて良かったなと思いました。

ロックオン機能に癖がある ※アプデで修正が入ったようです

個人的には一番厄介だったのですが、近くにいる敵にロックオンが自動で切り替わる仕組みのため、最初攻撃していた敵とは違う敵を攻撃していることがあり厄介でした。

また、前述した敵の攻撃を弾くカウンター攻撃では、敵を空中に浮かせて攻撃できるのですが、なぜか浮かせた敵以外にロックオンが当たっていて、攻撃が途中で途切れてしまうなどがありました。

自動ロックオンシステムは正直いらなかったです。ボタン操作でロックオンできるようにしてほしかったです。

※先日6月16日あたりにこちらのアプデが入り固定ロックオンができるようになったようです。どこまで改善されているかはわかりませんが、上記のようなことがなくなっている事を願います。

一撃死ゾーンがある

オープンワールドになぜこの要素があるか謎なんですが、場所によって黒い液体が散乱している箇所があり、そこにはまると動けなくなりそのまま引きずり込まれ死亡してしまいます。

近づかなければ問題ないものの、場所によっては液溜まりの先に宝箱があったりとちょっと厄介なつくりになっています。

オープンワールドで一撃死ゾーンを付けるのはかなりバランスが悪いと思います。せっかくの自由度が台無しになってしまうので、せめて動きが遅くなるとかその程度にしてほしかったです。

まとめ

ここが良かった
  • 様々な武器やスキルを駆使し繰り広げる爽快なバトル
  • 自分オリジナルの装備を作り出せるクラフト要素
  • 移動やバトルに使える癖のある乗り物たち
ここが気になった
  • 色々な面がネックとなり世界観や物語に没入しづらい
  • ロックオン機能に癖がある
  • 一撃死ゾーンがある

全体的に粗や気になる点も多いですが、良い面もたくさんあるためブラッシュアップすればもっとおもしろくなるポテンシャルを秘めた作品です。

ケモナーの方はもちろん、オープンワールドが好きな方、バトルやクラフトを楽しみたい方にはオススメなので、気になった方はぜひプレイしてみてください。

それでは今回はこの辺で。
また次回!

Sponsored Link

コメントを残す

このサイトは reCAPTCHA によって保護されており、Google のプライバシーポリシー および 利用規約 に適用されます。

reCaptcha の認証期間が終了しました。ページを再読み込みしてください。