【感想・レビュー】Soulstice(ソウルスティス)

こんにちは、まよねーずです!

最近ゲームに関して悩みができました。それはブログで色々なゲームを紹介したいが故に短い時間でクリアできるアクション系の作品を選んでしまい、RPGが後回しになっていること。

色々なゲームを紹介したいのに、長いからとそれを後回しにして紹介しないのは本末転倒ですね。なので今後は少し間が空いてもRPGを記事にできるようにしていきたいなと思ってます。

メトロイドヴァニアでも、アフターイメージのようにRPG並に時間のかかる作品も増えてきてます。それを考えるとRPGも問題ないなと思う訳です。

かなり時間がかかってしまうかもですが、気長にお待ちください。そんな本ブログは、メトロイドヴァニアをメインコンテンツとしたゲームブログです…ぐはっ(もちろんメトロイドヴァニアもどんどん紹介しますよ、お楽しみに!)。

さて今回は、 2人で一つな姉妹が魅せるスタイリッシュアクション「Soulstice(ソウルスティス)」です。

Sponsored Link

作品について

開発元Reply Game Studios
リリースプラットフォームSteam、PS5、PS4、Xbox Series X/S
価格Steam:¥4,100
PS5、PS4:¥5,192
Xbox Series X/S:¥4,100
※上記はダウンロード版の価格だが、PS5パッケージ版もあり

本作はイギリスを拠点に世界各地でデジタルコンテンツを制作しているReply Groupが、イタリアに設立したゲーム専用開発部門であるReply Game Studiosが手掛けた作品です。

2022年9月にSteamとXboxでリリースした後、2022年11月にPS5版がリリースされました。それからしばらく音沙汰がなかったのですが、2023年6月21日にまさかのPS4版リリース!

僕がプレイするのはPS5買ってからだなぁ、なんて思っていた所に嬉しい誤算!早速PS4版を購入してプレイしました。

ストーリー、ゲーム内容はどんな感じ?

大きな咎を背負う姉妹の戦いの軌跡

本作の舞台となる聖王国ケイダスの平和は「レイス」と呼ばれる邪悪な存在の脅威に晒されていました。

ベールと呼ばれる時空の裂け目から現れ、生者の魂を喰らい物言わぬ怪物へと変貌させるレイスは、この世界を生きる人々にとって災厄そのものでした。

人類はそんなレイスに対抗するべく、2つの魂を融合した戦士「キメラ」を生み出します。主人公である2人の姉妹、戦士である姉のプライアーと、シェードという存在である妹のリュートも、レイスに対抗する組織「灰剣騎士団」に所属するキメラです。

2人は騎士団より裂け目が発生した原因の調査とそれに関する驚異の排除という任務を受け、突如大きな裂け目が発生した都市イルデンを訪れます。

イルデンは今や魂を求め徘徊するレイスや、レイスに魂を食われ腐食者という怪物に成り果てた者たちの巣窟です。ブライアーとリュートはまず監視者と呼ばれる者を探し、詳しく話を聞くことに。

道中腐食者たちに襲われますがキメラの力で難なく退け、無事監視者レイトンを見つけ出します。しかし、レイトンもこの裂け目の原因がわからない様子。

2人はレイトンの指示により先発の2組のキメラを見つけ助けるよう言われます。こうして、2人の姉妹の長い1日が始まります。果たしてこの先には何が待ち構えているのでしょうか。

スタイリッシュインスパイアな3Dアクション

本作はブライアーとリュートを操作して、襲い掛かる敵を様々な武器やキメラの力で倒していく3Dアクションです。グラフィックに関しては、特に言うことはありませんが、カメラが場所ごとに固定なため、なんとも懐かしい感じです。

日本のファンタジー漫画のような世界観を持っていて、個人的に八木教広先生の「クレイモア」や緒方てい先生の「キメラ」のようだなと感じました。

ゲーム内容はスタイリッシュと聞けば3Dアクションが好きな方はわかると思いますが、カプコンの「デビルメイクライ」シリーズをインスパイアしたスタイリッシュなアクションです。

カメラワークやステージもデビルメイクライを意識したつくりになっていて、ステージ内に様々な条件をクリアすることでアイテムが獲得できるチャレンジミッションも隠されている点も同じ。とことんデビルメイクライをインスパイアしています。

ただ、本作にしかないおもしろいシステムとして、リュートが発動できる青いレイス系の敵専用の降霊フィールドと、赤い憑依者系の敵専用の駆逐フィールドがあります。どちらもフィールドを展開することで色に合わせた敵にダメージを与えられるもので、敵によってフィールドを切り替えることが重要となります。

忙しないため僕は苦手ですが、敵によって属性を切り替えるのは、シューティングの「斑鳩」みたいで好きな人は好きだと思います。ただ、長時間使いすぎるとリュートが一定時間呼び出せなくなってしまうので要注意です。

良かった点

様々な武器を使用したスタイリッシュなバトル

やっぱりこの手の作品の醍醐味といえばこれではないでしょうか。本作はプライマリとセカンダリという形で武器が分かれており、プライマリは通常装備となる大剣。セカンダリは進行によって獲得できる様々な武器です。

セカンダリ武器の種類はなかなかに豊富で、ハンマー、籠手、弓、鞭、カタールナイフのような双剣、砲撃も可能なトンファーと全部で6種類。これをバトル中自由に切り替えて使用できます。

プライマリ武器とセカンダリ武器はそれぞれボタンが割り振られているため、バトルではプライマリ武器の大剣で攻撃した後セカンダリ武器で攻撃することが可能です。

また、うまく立ち回り攻撃を当てていくことで、2人の連携度が徐々に上がっていきます。連携度が最高潮に達するとシナジー攻撃という必殺技を発動できます。武器ごとに異なるシナジー攻撃を発動することが可能です(後述するリュートのスキルツリーで獲得が必要です)。

また、敵は所定の場所までいくと登場し、敵を倒すまで進めない状態になるのですが、敵を全滅した後に必ずリザルト画面が表示され、そのバトルでの評価をしてくれます。

様々な武器を使いスタイリッシュに戦うことができるため、バトルは爽快感抜群で楽しかったです。ちなみに後述する要素によりさらにスタイリッシュに戦えます。

姉妹で異なる強化やカスタマイズ要素

これほちょっとおもしろいなと思いました。本作にももちろん強化要素があるんですが、姉妹によって強化システムが異なります。

まずブライアーは、デビルメイクライシリーズと同じく、自分好みに武器ごとの技やスキルを習得するタイプになっています。

ではリュートの方はというと、自由にスキルを習得できる点はブライアーと同じですが、4つのカテゴリに分かれたスキルツリーを進めていくタイプです。

リュートはバトル中は自動で攻撃してくれたり、敵の攻撃時に表示されるボタンを押すことで、パリィや防御などをしてくれます。スキルツリーを進めることで様々な行動が取れるようになり、バトルの幅が広がります。

2人の強化はそれぞれに対応した色のポイントアイテムを集めることで強化ができ、リュートはそれ以外にスキルツリーの範囲を広げるアイテムを使用して強化を行います。

覚えた技やスキルでスタイリッシュかつ豪快に立ち回るブライアーと、様々なスキルでブライアーをサポートするリュートと、しっかりとした区別されている点は良かったです。強化やカスタマイズも分かれているからこそより個性が出て良かったです。

気になった点

カメラワークが古い

様々な場所で言われていることなんですが、本作はカメラワークがすこぶる悪いです。

というのも、通常時ではデビルメイクライの旧作のように固定カメラとなるため、奥行きがわかりづらく、上の足場へ登ろうとジャンプしたら足場の真下だったりします。

奥へとジャンプしていく場所では、ジャンプが足りず手前だったり、逆に奥に飛びすぎてしまったりといったミスが多かったです。少し画面を横に動かしたりできるのですが、あまり使い道がなく、ぶっちゃけこの要素はいらなかったのではと思うレベルです。

また、バトル中は自由に回転することが可能なのですが、自分を軸に回転する訳ではなく画面をそのまま回転させる感じのため、非常に見づらかったです。引きになっているため奥に行くほどキャラも小さくなり見辛かったです。

それもあってロックオンとはかなり相性が悪く、敵を軸にカメラが動いてしまうため非常に使いづらかったです。昔の雰囲気を出すのは良いんですがそれならしっかり調整して欲しかったです。

時間制限イベントがストレスでしかない

ゲーム終盤になると時間制限イベントがあるのですが、時間制限にもかかわらず終盤のため登場する敵が強い奴らばかりで、かつそいつらを倒さないと進めないためかなりキツイです。

また、カメラワークの影響で足場の奥行きがわからない中で足場をジャンプしていくのですが、ステージ内は落石が発生しているため、ジャンプして足場に着地する→いいタイミングで真上から落石→当たって落ちるが結構な頻度で発生します。最悪時間切れになることも。

時間制限は別にあっても良いんですが、敵のバランス調整をしっかりやってほしいです。また、落石はいらないです。それはストレスでしかありません。

まとめ

ここが良かった
  • 様々な武器を使用したスタイリッシュなバトル
  • 姉妹で異なる強化やカスタマイズ要素
ここが気になった
  • カメラワークが古い
  • 時間制限イベントがストレスでしかない

いろいろ雑な部分はありますが、デビルメイクライを丁寧にインスパイアして作られたスタイリッシュアクションです。

デビルメイクライのようなスタイリッシュアクションが好きな方、キャラクターに魅力を感じた方にはおすすめです。まだPS5を持っていない方でもプレイできるので、気になった方はぜひ一度プレイしてみてください。

という訳で今回はこの辺で。
また次回!

Sponsored Link

コメントを残す

このサイトは reCAPTCHA によって保護されており、Google のプライバシーポリシー および 利用規約 に適用されます。

reCaptcha の認証期間が終了しました。ページを再読み込みしてください。