こんにちは、まよねーずです!
来月『ファイナルファンタジークリスタルクロニクル』のリマスター版がリリースされます。僕はDS2作はクリアしたのですが無印版はプレイしたことがありません。噂ではDS版よりもおもしろいとか。
それまでにはなんとか『GHOST OF TUSHIMA』をクリアしたいと思い、せっせと蒙古退治に励んでおります。あともうちょっとで下のエリアがクリアできそうなので頑張ります。
さて今回は『Shadow Complex Remastered(シャドウコンプレックス リマスター)』を紹介します。
Table of Contents
Shadow Complex Remasteredについて
開発 | Epic Games、ChAIR Entertainment |
リリースプラットフォーム | Steam |
価格 | Steam:¥ 1,480 |
本作はアメリカのEpic GamesとChAIR Entertainmentが共同で開発した作品です。どちらの会社も有名な開発会社で、元々ChAIR Entertainmentは独立した会社だったのですが、2008年にEpic Gamesに買収され、現在はEpic Gamesの子会社という形で動いています。
そんな2社がスプリンターセルとスーパーメトロイドを組み合わせ2009年に開発した作品『Shadow Complex(シャドウコンプレックス)』をUnreal Engine 4で作り直し、100種類以上の追加アイテムを追加したリマスター版としてリリースしました。
元々無印版が好評だったため、もちろんリマスター版も好評でした。しかしリマスター版は現在Steamでしか販売しておらず、Xbox one版は販売中止のようです。今からでも国内PS4、Switchにリリースされませんかね。ちょっともったいない。
ストーリー、ゲーム内容はどんな感じ?
恋人を助けるだけのはずが気づけば大きな陰謀に巻き込まれていた青年の物語
恋人と山にハイキングに来ていた主人公のジェイソン。偶然見つけた洞窟へ恋人が先に入っていき、後を追うように洞窟を進んでいくが彼女の姿は見つかりません。
恋人を探しながら奥へと進んでいくと何やら物々しい入り口を発見します。そこは謎の組織の秘密基地だったのです。そして恋人はどうやらその組織に捕まってしまった模様。彼は恋人を助けるために基地へと乗り込んだはずでしたが、いつしか組織の陰謀に巻き込まれていく物語です。
レベルがあるヴァニア寄り
ゲーム内容はオーソドックスなメトロイドヴァニアで、見た目はメトロイドに似ていますが、レベルがあるためヴァニア寄りかな。
敵を倒すだけでなくさまざまな行動をすることで経験値が獲得でき、レベルが上がると体力アップやエイム力アップといった恩恵を得ることができます。スキルや自身の強化は道中で獲得する形です。
良かった点
メトロイドヴァニアとシューターがうまく融合している
本作はメトロイドヴァニアとシューターがうまく融合した作品です。マップやシステムのつくりはメトロイドヴァニアで、バトルはシューターになっています。しかもしゃがむこともできるので、遮蔽物にカバーした状態で敵と撃ち合うことも可能というまさにシューターなつくりです。
今でこそ横スクロールのシューターは珍しくないのですが、当時はこういった作品、ましてやメトロイドヴァニア自体が少なかったため、とても珍しかったです。
メトロイドも基本ショット攻撃なのですが、上下左右斜めと完全射撃する方向が決められていました。しかし本作は右のスティックを利用して縦横無尽に方向を切り替える事ができます。
多分違うかもしれませんが、無印版は昨今の横スクロールツインスティックシューターの走りになったのではないかと勝手に思っています。
3Dを使ったアクションや演出がバランスよく盛り込まれている
本作は基本2Dですがキャラクターが近寄れない奥から攻撃してくる敵や、一部エリアに設置された機銃を利用した3D射撃モードなど、3Dだからこそできるアクションや演出が盛り込まれています。
また、近接攻撃も可能で、敵に近づいて攻撃ボタンを押すと敵を一撃で屠ることができます。こちらも3Dならではの演出でカットインと共に敵に一撃を加えます。
どちらもあまり多く入れすぎるとただの3Dゲームになってしまいがちですが、あくまでも2D横スクロールアクションなので、邪魔にならないバランスで3D表現を利用している点がさすがだなと思いました。
進行のナビやアイテムの獲得率がわかりやすいマップ
本作はマップもとてもわかりやすかったです。進行方向へのナビもそうですが、中でもアイテムのあるエリアには「?」が表示され、アイテムを獲得すると「・」に切り替わる点が良かったです。
これならどの場所のアイテムを獲得しているかいないかが一目でわかります。マップ踏破率やアイテム獲得率がやりこみ要素の一つとなっているメトロイドヴァニアにおいて、この機能はとてもありがたかったです。
気になった点
ストーリーがよくわからない
ストーリーは最初から展開が唐突すぎて、中盤になるとさらによくわからなくなってきます。主人公がやたら戦い慣れしていたり、恋人がたださらわれただけかと思ったら絶対何か企んでわざとこの基地に入っただろ!と言わんばかり冷静だったりします。
しかしその辺りの説明はほとんどなく、理解できないままエンディングを迎えてしまいます。もう少しよくわからない点を保管できていればこうはならなかったように思います。
セーブポイントで体力が全回復できない
これは地味に気になりました。フルアーマー状態の敵や大きなロボットとも戦う本作は通常のシューター同様ダメージを受けやすい傾向にあります。そのため一度の戦闘で結構体力を消費してしまいます(僕が下手というのももちろんありますが…)。
その時、セーブポイントに戻って体力を回復しようにも、回復アイテムを獲得しての禍福になるため、ダメージ量によっては全回復しません。
また、次また同じ場所に行ってもアイテムを獲得した後のため回復できず、取ってしまった回復アイテムが出るまで待つ必要がありました。ぜーぶポイントでは毎回全回復とまではいかずとも、マップを切り替えるなどした時に回復アイテムが復活している仕様にして欲しかったです。
武器が1種類しかなく物足りない
本作の武器は先へ進むごとにバージョンアップしていきます。最初はハンドガンなのですが、先へ進むとマシンガン、アサルトライフルといった色々な武器を獲得できます。
しかし、決して色々な銃を持てる訳ではなく、ただ古い銃から新しい銃に差し替えられてしまうのは物足りなかったです。何種類もの銃を持ち歩け、臨機応変に切り替えることができたら良かったなと思いました。
まとめ
- メトロイドヴァニアとシューターがうまく融合している
- 3Dを使ったアクションや演出がバランスよく盛り込まれている
- 進行のナビやアイテムの獲得率がわかりやすいマップ
- ストーリーがよくわからない
- セーブポイントで体力が全回復できない
- 武器が1種類しかなく物足りない
メトロイドヴァニアが今のように数多くリリースされる前にリリースされたある意味先駆け的存在です。今の作品に比べるとやや見劣りしてしまう部分や普通に感じしてしまう部分もありますが、全体的には丁寧に作られています。
普段TPSやFPSといったシューターもプレイするがメトロイドヴァニアも好きという方はぜひ一度プレイしてみてください。
では今回はこの辺で。
また次回!