【感想・レビュー】映画を元にしたメトロイドヴァニア !?『The Mummy Demastered(ザ・マミーディマスター)』

こんにちは、まよねーずです!

先週、あのIGAヴァニア『Bloodstained: Ritual of the Night』で、登場キャラクターの斬月が使用できる『斬月モード』のアップデートが解禁されましたね。早く斬月でプレイしたいんですが、今は限定的な配信になっており、PCとPS4のダウンロード版のみ。くそぅ、こちとらPS4パッケージ版だい。

すごく楽しみにしていただけに残念ですが、早く来てくれる事を祈りつつ、とりあえずじっと待ちます。

さて今回は『The Mummy Demastered(ザ・マミーディマスター)』を紹介します。

Sponsored Link

The Mummy Demasteredについて

開発WayForward
リリースプラットフォームSteam、Xbox one、PS4、Switch
価格Steam:¥2,050
Xbox one:¥2,160
PS4:¥2,500
Switch:¥2,500

本作はWayForwardが開発した作品です。WayForwardといえば、あの人気メトロイドヴァニアであるシャンティシリーズを手掛けており、2Dアクションには定評のあるスタジオです。

そんなスタジオがトム・クルーズ主演の映画『The Mummy(ザ・マミー/呪われた砂漠の王女)』を元に開発したメトロイドヴァニアが本作になります。とはいえ映画がままゲームになった訳ではありません。

アマネット王女やジキル博士(ラッセル・クロウ!)は登場しますが、ゲームオリジナルのストーリーが展開します。そのためトム・クルーズは登場しません。というか、映画のタイアップとして開発されたかもよくわからずです。

ゲームは内容はどんな感じ?

蘇った古代エジプトの女王との壮絶な戦い

舞台は現代。2000年前に封印された古代エジプトの邪悪な女王アマネットとモンスターハンターを生業とする組織プロディジウムが繰り広げる戦いの物語です。主人公はプロディジウムのエージェントとしてアマネットを排除するため戦います。

ゲーム内容はメトロイド寄りのため強化アイテムやスキルを獲得して進んでいくタイプです。銃器や爆弾といった武器も獲得でき、マップ内にある武器庫で付け替え可能です。

良いと思った点

さすがのクオリティ!2Dドットアートがハンパない!

まずすごいのは、高クオリティの2Dドット。かなりキレイでしかもヌルヌル動きます。さすが2Dグラフィックに定評のあるスタジオです。背景グラフィックもドットなんですがやはりキレイです。

主役は1人じゃない!?チーム全員が主人公

主人公は組織のエージェントと説明したかと思いますが、その主人公に特徴があります。

主人公は決められた誰かという訳ではなく、組織のエージェント全員が主人公です。どうやって操作するのかというと死亡したら交代というルールで1人ずつ操作します。

「1人ずつじゃなくて数に物言わせて全員で押し寄せれば良いじゃん!」なんて思うかもしれませんが、そんな野暮な事は言っちゃあいけません。何せ本作はメトロイドヴァニアなんですから。

でも、特定の主人公がいないっておもしろくないですか?斬新です。

ちなみに交代するって事は見た目が変わるかというとそうではなく、見た目がまったく同じキャラに交代して進めて行く感じです。

往年のアクションゲーム(マリオとかね)のような残機制かというとそうではなく、死亡したら新しいメンバーに交代するという、俺の屍を越えて行くシステムです。しかし、それがかなり厄介な状況を生み出してしまいます。

死んだ仲間が敵になる!ハードなソウルライク要素

死亡したら新しいメンバーに交代して進めていくという事で、キャラは新しくなります。しかし、以前のキャラが持っていた武器やアイテムはすべて持っていない状態、落としてしまっているというハードなソウルライク要素を持ち合わせています。

これはキャラが死亡している場所に行けば回収可能ですが、ゲームを始めた初期状態でそこに辿り着かなければならずかなりハードです。

さらに死亡したキャラはどうなるかというと、敵として登場し死亡した場所でゾンビのようにさまよい、プレイヤーが来たら攻撃してきます。しかもそのキャラを倒さないと落としたものが回収できずかなりヘビーです。

いつものソウルライクは経験値やお金をロストするだけで、死亡している前に消費してしまえばそこまで影響はありません。しかし本作は装備もすべてもっていかれてしまうため、そういう問題ではありません。ただ、それが緊張感を生み出し良いアクセントになっているように感じました。

気になった点

壁や天井をうろつくネズミとクモの出現頻度が多い

メトロイドヴァニアなので上下に移動するエリアがあるのですが、壁や天井、地面を動き回る小さいクモやネズミが大量に出現します。一部エリアだけならいいのですが、8割のエリアで這いずっています。

無限に出てくるわけではないですが、数が多くてイライラします。回避しようにも回避に無敵時間がないためダメージを受けてしまうという始末。人によってはイライラするポイントだと思います。

体力は敵を倒さないと回復できない&武器補充とセーブポイントが別

また、セーブポイントでは体力が回復しないため、敵を倒して体力回復する必要があります。しかも武器補充ポイントとセーブポイントが別になっているため、武器補充ポイントに行って武器の弾数を補充してセーブポイントでセーブする、という流れにがとても面倒でした。

セーブポイントだけでまるっと回復できれば良かったのにと思います。

後半~終盤での死亡は高リスク

良いアクセントになっていると話した死亡時のペナルティですが、後半~終盤での死亡はかなりリスクがあります。例えば体力や武器が潤沢に揃っている中で終盤のマップで死亡してしまうと、敵の攻撃も苛烈になったマップを進み死亡場所までたどり着き、死亡キャラのゾンビを倒さなければいけないという苦行を強いられます。

しかもその道中に死亡するとゾンビが増えさらに難易度が上がり、場合によっては詰んでしまうという状況に。そうならないよう何かしらの救済措置は欲しかったです。

まとめ

ここが良かった
  • 高クオリティな2Dグラフィック
  • 主人公が組織のメンバー全員というのが斬新
  • 緊張感のあるハードなソウルライク要素
ここが気になる
  • 上下のエリアに出現するネズミとクモ
  • 敵を倒すことでしかできない体力回復
  • 武器補充ポイントとセーブポイントが別
  • 後半~終盤での死亡は重い

2Dアクションを作り慣れたスタジオの作品のため、丁寧に作られたプレイして損のない作品です。

2020年7月30日にはついにPS4とSwitchでも配信が開始されました。まだプレイしたことのない方はこれを機にぜひプレイしてみてください。

という訳で今回はこの辺で。
また次回!

Sponsored Link

コメントを残す