こんにちは、まよねーずです!
家庭用機ユーザーの皆様に質問です。マルチプラットフォームが主流の昨今、どのプラットフォームでゲームを購入するかの線引きはありますか?
僕は基本安定性を考え、メジャータイトルは PS、インディータイトルはSwitchで購入するようにしています。
インディータイトルは基本2Dが多いのでSwitchでも動くし、TVモードでも携帯モードでもできるので2度おいしい感じです。
メジャータイトルは PSの方が処理落ちも少なく安定します。そんなこんなで上記のような分け方にしていますが、最近インディーでも3Dのタイトルも増えてきたため、そういうタイトルは PSの方が良いかなぁ、と悩み中です。
さて今回は、なろう系小説が原作のメトロイドヴァニア「OVERLORD: ESCAPE FROM NAZARICK(オーバーロード:エスケープフロムナザリック)」です。
Table of Contents
OVERLORD: ESCAPE FROM NAZARICKについて
開発 | ENGINES(エンジンズ) |
リリースプラットフォーム | Steam、Switch |
価格 | Steam:¥2,980 Switch:¥2,980 |
本作は国内のスタジオENGINESが手掛けた作品です。
なろう系小説こと国内web小説サイト「小説家になろう」の人気作品であるOVERLORDを基にしたメトロイドヴァニアです。
なろう系小説といえば僕の知ってる作品だと「転生したらスライムだった件」とか「蜘蛛ですが、なにか?」とかですかね。
人気ありますよねぇ。なんでも、チート級のずば抜けた強さで冒険を繰り広げるのが魅力なんだと聞いた事があります。やっぱりみんな俺TUEEEが好きなんですね。僕も好きです。
そんな本作、2022年6月16日にSteam版とSwitch版を同時リリースしました。僕は例のごとくSwitch版を購入し楽しませてもらいました。
ストーリー、ゲーム内容はどんな感じ?
人類最凶の女戦士が繰り広げる逃亡劇
本作の主人公クレマンティーヌは人間の女戦士。「英雄級の力を持つ性格破綻者」とまで言われる彼女は、今1人の黒騎士と対峙しています。
クレマンティーヌは黒騎士を仕留めるため力を溜めて飛び掛かり、一気に間合いを詰めます。彼女の愛用品であるスティレットが相手の首を捉えたと思った次の瞬間、身体を掴まれ動けなくなります。
黒騎士が不死の王アインズへと姿を変えます。クレマンティーヌは抵抗するも、そのまま身体を締め上げられ絶命してしまいます。
その後どこかの迷宮で目を覚まします。記憶喪失なのか何も思い出せません。さらに持っていた力や装備をすべて失っていました。
そんな彼女の前にアインズが姿を現し実験への強制参加を言い渡されます。何の実験かはわかりませんが、このナザリック大墳墓と呼ばれる迷宮から脱出するのが目的です。
何がなんだがわからないクレマンティーヌでしたが、自由になるため迷宮からの脱出を図ります。そんな彼女の脱出を阻止しようと、モンスターやトラップ、アインズ配下のプレアデスや階層守護者が立ちはだかります。
果たして彼女は無事に迷宮から脱出できるのでしょうか。命がけの脱出劇が今始まります。
爽快なパルクールがウリのメトロイド寄り
本作は原作者である丸山くがね氏監修の元、原作でも人気のキャラクターであるクレマンティーヌを操作して、アインズの根城ナザリック地下大墳墓からの脱出を図るメトロイド寄りのメトロイドヴァニアです。
メトロイドヴァニアではおなじみの丁寧なドット絵で作られたキャラが良い感じ。
特徴的なのは爽快感のあるパルクールアクションで、壁を駆け上がったりグラップリングしたりと、マップ内を縦横無尽に駆け巡ります。
敵とのバトルでもパルクールで敵を翻弄しながら戦っていきます。
愛用のスティレットは魔法を付与することができ、火、雷、氷といった魔法を発動することで遠距離攻撃が可能です。
また、属性のバリアで塞がれている場所もあるのですが、バリアに対応した属性を付与して攻撃を加えるとバリアを破壊することができます。
登場するボスは原作にも登場するアインズ配下のプレアデス達が何名か登場し、プレイヤーの行手を阻みます。
アルベドを含めた一部の階層守護者も登場するため、原作ファンの方にはかなり嬉しいのではないかと思います(僕はまだオーバーロード勉強中です。アニメおもしろい!)。
良かった点
爽快ながら操作も心地よいパルクールアクション
個人的にはこれが本作のウリではないかと思うほど良かった要素です。前述しているように、本作はマップ内を縦横無尽に駆け巡ることができます。
というのも、通常時は歩きでボタンを押すことでダッシュ状態になります。ダッシュ状態はボタンを押しっぱなしにすることで継続し、ダッシュ状態ではちょっとした段差を自動で駆け上がってくれます。
また、探索を進めていくと失ったアイテムやスキルを獲得できます。スキルを獲得することで壁を駆け上がれたり、狭い道をスライディングで通り抜けたりといったことができるようになります。
彼女の愛用武器であるモーニングスターを手に入れると特定の壁に張り付いたり、天井をグラップリングできたりとさらに様々な動きができるようになります。
そういったスキルを獲得した状態になると、敵の攻撃を受けたり操作をしくじらない限りは、止まることなく走り抜けることができるようになります。
段差を飛び越えて狭い場所をスライディングで潜り抜け、壁を駆け上がり向かいの壁に張り付き、さらに飛び上がってグラップリングして向こう側へ渡ったりとかなり爽快です。
タイミングを合わせる必要がありますが敵を飛び越えたり素早い動きで後方にまわるなんてこともできるため、うまい人なら敵すらも避けながら先に進むことができると思います。そんあ爽快感のあるパルクール操作が気持ち良かったです。
3種類の属性を切り替える属性変化要素
前述したスティレットに付与できる属性ですが、属性を切り替え攻撃することで同じ属性のバリアを破壊できるという話をしましたがそれだけではありません。
属性を切り替えることで炎や氷のトラップ、敵が放つ属性攻撃からダメージを受けなくなります。
マップによってはそういったトラップで進行を邪魔してくることもあり、場所によっては火⇒水⇒火⇒雷といった順番でトラップが仕掛けられているところもあります。
そういった場所はうまく属性を切り替えて進むことで越えることができます。すこしアクション性が高い操作ではありますが、うまく越えられるととてもすっきりします。
しかしこの属性切り替え…どこかで見たような…。おもしろいからいっか。
種類豊富な各種武器
本作は武器の種類も豊富です。基本は探索用スキルも習得できる愛用のスティレットとモーニングスターになりますが、それ以外にも様々な場所で武器を獲得できます。
ナイフのような刺突型の武器や振りのスピードや攻撃力のバランスが良い片手剣、振りは遅いが与えるダメージが大きい大型武器など、様々な武器が揃っています。
基本武器も含めて獲得できる武器は敵を倒したりマップ内で獲得できるエナジーを使う事で強化できるようになっており、最大5段階までとなりますが強化すると攻撃力がグッとアップします。
ちなみに属性変化とモーニングスターによる移動は武器を変更していても発動可能なため、いちいち切り替える煩わしさはありません。スティレットの時だけ自動で切り替わってしまうためそこを戻すだけなのでそこまで手間ではありません。
様々な種類があるので自分好みの武器を装備して進めるのは良かったです。個人的には刺突系の武器の中で攻撃範囲が広いものがあり、一見短いナイフのようですが、剣閃が伸びるため離れた敵にも攻撃を当てることができます。
しかも小型武器のため攻撃が早い!それが某悪魔城に登場したヒット数がおぞましい剣に似ていて良かったです。ヴ、〇ァルマンウェ…。
気になった点
処理落ちやフリーズが発生する
プレイ中に処理落ちやフリーズが頻発することがありました。マップ内でトラップや敵が多い場所だと動きが遅くなったり、一定の場所でフリーズが発生していました。
特に多かったのがボス戦前の扉の開閉時に発生するフリーズです。扉の開閉音はするので動いてはいるようなのですが、なかなか扉が閉まらなかったり扉が開かなかったりとありました。
他の方やSteam版はどうかわかりませんが、僕がSwitch版をプレイ中は結構な頻度で発生していました。もし他の方でも同じ現象が発生しているなら修正してほしいです。
パルクールアクションが人により難易度が高く感じる
僕がそこまで操作がうまくないというのが問題でもあるのですが、僕がプレイ中によく遭遇していたのは、壁の前で停止したいのについダッシュボタンを押しっぱなしにしてしまい壁を駆け上がってしまったり、うまくスライディングができず隙間の前でしゃがんでしまうことです。
後ろからトゲトラップが近づいてくる場所があるのですが、パルクールで隙間をくぐったり属性を切り替えたりと世話しない操作が必要になりました。
そのため人によってはパルクールアクションの難易度が高く感じしてしまうかもしれません。
まとめ
- 爽快ながら操作も心地よいパルクールアクション
- 3種類の属性を切り替える属性変化要素
- 種類豊富な各種武器
- 処理落ちやフリーズが発生する
- パルクールアクションが人により難易度が高く感じる
爽快なパルクールアクションが楽しいメトロイドヴァニアです。
原作ファンの方、メトロイドヴァニアが好きな方はもちろん、プラットフォームアクションが好きな方にも楽しめる作品だと思いますので、ぜひ気になった方はプレイしてみてください。
という訳で今回はこの辺で。
また次回!