こんにちは、まよねーずです!
気づけばもう10月ももう半月となりびっくりしております。9月はTGS2024に行かれた方も多かったのではないでしょうか。
そんな僕は行かなかった訳なのですが、先日自宅に謎の荷物が届きました。差出人はどうやらスキあらばGAMEの管理人さんからの模様です。
結構大きな段ボールだったので何事かと思って開けてみると、中にはTGSで配布されていたノベルティがわんさか。わざわざまとめて送ってくれたようです。東京から北海道だと送料だって安くなかったろうに…。
色々チラシやパンフレットも入っていたので自宅にいながら会場の雰囲気を楽しむことができました。管理人さん、ありがとうございました!来年は参加できるよう頑張ります…!
さて今回は、明らかに全裸のヒトがとんでもない大冒険をする、見下ろし型アクションRPG「Nobody Saves the World(ノーバディ セーブ ザ ワールド)」です。
Table of Contents
作品について
開発元 | Drinkbox Studios |
プラットフォーム | Steam、PS5、PS4、Switch、Xbox One、Xbox Series X|S |
価格 | Steam:¥2,570 PS5、PS4:¥2,640 Switch:¥2,640 Xbox One、Xbox Series X|S:¥2,900 |
本作はカナダのスタジオDrinkbox Studiosが手掛けた作品です。
インディーゲーム、特にメトロイドヴァニアをよくプレイされる方ならご存知の方も多いと思いますが、覆面レスラーが主人公のメトロイドヴァニア「Guacamelee!(邦題:覆面闘士)」を開発したスタジオの作品になります。
本スタジオはGuacamelee!以外には、タップやスワイプといった直感的な操作で繰り広げるバトルが楽しい主観視点のアクションAVG「SEVERED-セヴァード-」をリリースしたりと、ゲームによってジャンルや雰囲気をガラッと変えてくるイメージがあります。
本作もまた別の雰囲気を持った作品で、SteamとXboxでローンチとなり、その後少し経ってからPS、Switchの順でリリースされたので、Switch版を購入してプレイしました。
何者でもないただのヒトが魔法の杖で世界を救う!?
本作の舞台は不思議なファンタジー世界。この世界は「カラミティ」と呼ばれる謎の生物の浸食によって危機に瀕しています。
そんな世界にあるオールドケープという村にある小屋で主人公は突如目を覚まします。パンツも履いていない全裸で白い見た目の明らかに弱そうな主人公は、いったい自分が何者なのかなぜこんな場所にいるのか記憶がまったくありません。
ひとまず小屋を出て道に立つ人に話を聞いてみる「偉大な魔法使いノストラメイガスなら何とかしてくれる」とのことで近くに大きな屋敷へと足を運びます。
屋敷へ行くと弟子のランディと呼ばれる若者が何やら騒いでいます。どうやらノストラメイガスはさらわれてしまったとのこと。さらにはランディは主人公にコーヒーを入れろと頼んできます。
めんどくさそうな顔をしながらコーヒーを入れに行く主人公はコーヒーメーカーが置かれた棚の引き出しで何かを発見します。ランディ宛に書かれた手紙と一緒に置かれたそれは一本の杖でした。
コーヒーを入れるのにモタモタしていた主人公にランディが「何かあったのか」と怪しい視線を向けてきます。ちょっとイラっとした主人公はランディに杖のことを黙っていると、彼は主人公を容疑者扱いしてきます。
そんな時、一人の兵士が緊急の要件だとランディを呼びに来ます。ランディは「お前は一旦後回しにする」と主人公を地下の牢獄へと落とし閉じ込めてしまいます。
その時魔法の杖も一緒に落ちてきます。その杖の力でネズミへと変身した主人公は屋敷からの脱出を図ります。
かくしてひょんなことから魔法の杖を手に入れた主人公、いったいこの先どんなことになっていくのでしょうか?何者でもないただのヒトが魔法の杖を使って何者かになって繰り広げる大冒険が今始まります。
色々なキャラに変身して大冒険する見下ろし型アクションRPG
本作は主人公であるノーバディを操作して、杖の力で様々な形態に変身して冒険を繰り広げる、見下ろしタイプのアクションRPGです。
カートゥーン調のコミカルな見た目のキャラ達が繰り広げるギャグあり、シリアスありの作品に仕上がっています。
ゲーム最大の特徴は主人公の変身能力。魔法の杖の力によって主人公は様々なキャラに変身できるようになります。最初は変身できる数は少ないですが、ゲームを進めて行くと様々なキャラに変身できるようになります。
ナイトやレンジャーといった一般枠から、モンクやネクロマンサーといった珍しい職種、亀や馬といった動物系や、ロボや人魚、果てはゾンビやボディービルダーといった変わり種まで。変身の幅かなり広いです。
ゲーム自体は2Dゼルダのような見下ろしタイプのアクションRPGで、各エリアを巡りダンジョンをクリアしながら先へと進んで行きます。
ダンジョンはメインダンジョンとサブダンジョンに分かれていて、メインストーリーに関わるダンジョンは、スターと呼ばれるアイテムを一定数集めると解放されるタイプですが、サブダンジョンはいつでも攻略可能です。
ちなみに本作のレベルアップは「敵を50体倒せ」や「宝箱を30回開けろ」といったクエストをクリアしたり、街の人たちから受注できるクエストをこなすことで経験値を獲得してレベルアップできます。
各キャラクターにもランクがあり、キャラ固有のクエストをこなしてキャラ経験値を獲得することでアップできます。ランクを上げると様々なスキルを習得したり、新しいキャラを開放できることも。
クエストによってはスターを獲得できるものもあるので、レベルアップやスターを獲得するために積極的にクエストをこなしていきます。
キャラそれぞれに特徴があり、自由にカスタマイズ可能な点も楽しい
本作の特徴である変身能力は、前述した通り様々なキャラに変身できる訳ですが、キャラによってまったく特徴が異なるため、どのキャラを使っても楽しいです。
キャラクターはそれぞれアクティブスキルを最大4枠まで、パッシブスキルを最大4枠まで装備することが可能です。最初はそれぞれ2枠までですが、ゲームを進めて行くと4枠まで解放されます。
アクティブスキルのうち1枠は基本攻撃となっており、連射可能だったり、ボタン押しっぱなしにするとため攻撃になったりと、キャラクターによって変化します。
また、残り3枠のうち2枠はキャラ固有のスキルを解放でき、キャラの特徴に合わせたユニークなスキルを習得していくのですが、それだけではありません。ゲームを進めて行くと他のキャラで習得したスキルを残り3枠で自由に付け替えできるのです。
スキルによって属性が付与されているものもあり、光、闇、斬撃、打撃の4つの属性があります。遭遇する敵によっては各属性のバリアで守られている奴もいて、該当の属性で攻撃しないとダメージを与えることができません。
序盤はいちいち該当の属性を持つキャラに変身しなおさないといけませんが、上記スキル付け替えによって、キャラ1体で全属性をカバーするなんてことも可能です。このように自由なカスタマイズができる点も良かったです。
メインストーリーを進めるまでの作業感が強く中だるみしやすい
様々なキャラクターで様々なスキルを駆使してダンジョンを攻略していくのは非常に楽しいのですが、ストーリーが進むごとにスターやレベルの要求が高くなってくるため、中だるみしてしまいます。
スターを一定数集めないとメインダンジョンが解放されないのですが、序盤は20個くらいで解放できていたものが、終盤になってくると60個以上という恐ろしい数になります。
サブダンジョン攻略やクエストをクリアしても多くて2個しかスターを獲得できないため、終盤はとにかくスター集めという作業感が強いです。しかもキャラ固有のクエストも最初のクエストは「Aのスキルを30回使用しろ」「Bのスキルを使って敵を50体倒せ」とか楽です。
しかし後半になると「Cのスキルを攻撃力アップのバフをつけた状態で50回使用する」や「Dのスキルで一度に8体の敵をまとめて倒せ」など、要求が厳しくなりより作業感が増します。
正直スターはメインダンジョンを攻略するために集めるだけのアイテムなため、ゲームプレイを引き延ばすだけに用意されている邪魔なアイテムだと感じました。メインダンジョンもサブダンジョンのように自由に進行できるようにしてほしかったです。
まとめ
- 個性豊かなキャラクター達を操作できる変身システム
- 豊富なカスタマイズ要素
- 豊富なクエスト、ダンジョン攻略
- メインダンジョン攻略に必要なスター集めの作業感
- 後半のキャラ固有クエストの条件が面倒
粗はありますが、個性豊かなキャラクター達を操作するのは非常に楽しかったです。
色々なキャラクターを操作できるゲームが好きな方や見下ろし型のオンラインゲームが好きな方、ディアブロのような大量の敵を相手に戦うハック&スラッシュ系ゲーム(トレハン要素はありませんが)が好きな方は楽しめると思います。
気になった方はぜひ一度プレイしてみてください。本スタジオの他の作品もおもしろいので、気になった方はそちらもぜひ!
という訳で今回はこの辺で。
また次回!