こんにちは、まよねーずです!
全国的に暑いとはこれいかに。ここのところ猛暑続きですね。皆さま体調は大丈夫でしょうか?
我が町札幌も、ここは北海道なのかと思うほど暑く、気温が30℃以上になる地域も出ております。
いつだったか友人が「夏に北海道へ遊びに行ったらめっちゃ暑かった」と言っていましたが、ホントそれ。
そもそも僕は関東出身なのである程度の暑さは許容範囲だったはずですが、この暑さは看過できませんね、だって顔から汗が吹き出るんだもん。って僕は恐ろしく汗っかきなので、冬でも汗かいてるんですけどね、ハハッ。
さて今回はポップな見た目ながら高難易度なメトロイドヴァニア「Bloom Thrice〜三度咲く〜(ブルームスライス)」です。
Table of Contents
作品について
開発元 | NEO*PUN |
リリースプラットフォーム | Steam |
価格 | Steam:¥1,200 |
本作は個人開発者であるNEO*PUN氏が手がけた作品です。お一人で開発をされ、4年の歳月を経てついに 2025年6月20日にリリースされました。
毎回思うんですが、たった一人で長い年月をかけて開発を行い完成させ、リリースできるというのは非常にすごいと感じます。
そんな情熱の詰まった作品、この度なんと開発者の方から直接連絡をいただき、リリースされたばかりの本作を遊ぶ機会をいただきました。NEO*PUN様、この度は貴重な機会をいただきありがとうございます。
優しく美しい世界で描かれるあなたの旅路

本作の舞台は「美しき世界」と呼ばれる世界。ここには争いはなく、誰もが温かい心を持ち、全ての生物たちが幸せに暮らしている世界です。
世界の種を拾い外の世界からやってきた本作の主人公となるあなたは、この世界の女神と呼ばれる存在から、この美しき世界で旅をするよう告げられます。

この世界を十分に巡り、旅を終わらせたくなったらここに戻ってくる。そこに制限はありません。自由に世界を巡ることができるようです。
女神より説明を受けると、あなたは早速美しき世界を巡る旅へと向かいます。女神のいた場所から下へ下へと下っていくと、緑の平原と呼ばれる場所へとたどり着きます。

こうしてあなたの冒険はスタートしました。何をするのも自由、どこへ行くのも自由、そんな世界であなたは様々な出会い、そしてこの「美しき世界」を深く理解していきます。
さらにはこの世界に隠された秘密にも迫ることになるかもしれません。すべてはあなたの行動次第、果たしてこの旅の終わりには一体何が待っているのでしょうか。
やり応え十分な高難易度弾幕系メトロイドヴァニア

本作は主人公となるあなた(プレイヤー)を操作して、美しき世界を冒険していくメトロイドヴァニアです。シンプルな見た目ながら、パステル調の優しい色合いが個人的に好みで、まさに「美しき世界」だと感じます。
ゲーム自体はメトロイドライクな探索2Dアクションで、オーソドックスなメトロイドヴァニア作品となっています。

シンプルなドット絵、かつパステル調の優しい色合いが特徴的、さらに誰もが温かい心を持った「美しき世界」での旅ということもあり、プレイしやすい優しい難易度のゲームなんだろうと思った方は多いと思います。
僕もその一人でしたが、残念ながらそんなことはありません。本作は非常に高難易度な作品となっています。高難易度ゲームに慣れている人でも手強く感じられる程だと思います。
手に汗握る高難易度な弾幕バトル

バトルでは通常攻撃と、最大2つまで装備可能なスキルを使用します。スキルはスキルポイントを消費して使用するため、敵を攻撃したりマップに点在する丸く白い球体を攻撃することで手に入る白い粒(ポイント)で補充することで再使用できます。
本作はザコ敵もボスもとにかく武闘派で、アグレッシブな動きや弾幕の嵐で攻撃してきます。美しき世界とは何なのかと思うほど好戦的です。特にボス戦は様々なパターンでこちらを苦しめてきます。

弾幕メトロイドヴァニアといえば、Rabi-Ribi(ラビリビ)やTEVI(テビィ)、マイナーなところでいうとISLETS(アイレッツ)がありますが、本作はまさにそんな作品たちを彷彿とさせるアグレッシブかつ高難易度なつくりです。
ただ、敵の放つ弾はレーザーなどの特殊な攻撃以外すべて攻撃で相殺することが可能です。うまく弾幕を避けながら敵の弾を相殺して攻撃を与えていく、弾を相殺するとスキルポイントも手に入るため、ポイントを溜めてスキルで攻撃も可能になります。

非常に難しいバトルではありますが、何度もリトライを繰り返していくことで敵の攻撃パターンがわかり、敵の攻撃をうまくかわしながら戦えるようになるため、うまく立ち回れるようになり見事ボスを撃破できると、非常に大きな達成感を感じられると思います。
ちなみにあるボスでは短いながら縦シューティングのように戦える演出もあり、そこは非常に気に入っています。

また、本作はバッジといった要素もあります。バッジは様々な効果を持つバッジをポイントの上限いっぱいまで好きに装着できるものになっています。
こちらもラビリビのバッジと同じ要素なので、特に難しく考えずキャラのカスタマイズができて良かったです。バトルに役立つ様々な効果をもたらしてくれるので重宝します。
気になる世界観やそこに住む個性豊かなキャラクター達

本作はかなり物語に力の入った作品で、気になる世界観も魅力の一つです。あまり語りすぎるとネタバレになってしまうので色々と伏せますが、そこに住む生物たちにとって非常に平和で居心地の良い「美しき世界」ですが、物語を進めて行くと妙な違和感に気づいていくと思います。
そしてその違和感に気づいた時、この世界の真の姿がわかっていきます。一度クリアしただけでは真相には辿り着けませんが、クリア後にもう一度プレイすると…続きはぜひプレイしてみてください。とはいえ僕もまだ一度クリアしただけなので、引き続きプレイしていきます。

また本作には個性豊かなキャラクター達が多数登場します。メイドと共に生活するケーキ好きの蛇や、子供のように無邪気でバトル大好きな兄と、博識な研究者でアイドルな妹のキツネ兄妹など個性的なキャラが多いです。しかもほとんどのキャラが武闘派です。バトル大好きです。
ストーリーには直接絡まないながらも強烈なインパクトを残してくれるキャラも多く、個人的にはネズーラ、リッスン、ハム・ジュピターのげっ歯類トリオが好きです。他にもげっ歯類は登場するため、本作は開発者様のげっ歯類愛が大炸裂しているゲームではないでしょうか。
高難易度なゲーム性は人を選ぶ
世界観やゲーム性は楽しい作品ですが、いかんせん難易度が高いためプレイする人を選ぶゲームだと感じます。慣れてる人でも結構手こずるレベルじゃないかと思います。
高難易度なゲームを好んでプレイする方には間違いなく刺さると思いますが、敵の弾幕を避けながら立ち回るテクニカルなアクションが要求されるボス戦が多く、一撃の重さもかなりのものなのです。
道中のマップも非常に難易度が高く、様々な凶悪トラップと敵からの苛烈な攻撃も相まって、人によっては挫折してしまう方も多いんじゃないかと感じます。
もう少し難易度の調整ができるとプレイがしやすくなって良いと感じます。せっかく世界観や魅力的なキャラクター(会話時に表示されるドットイラストも表情豊かで可愛い)が登場する作品なので、全体の難易度選択ができる機能をつけるなどして、色々な方がプレイできるように欲しいなと個人的に思います。
まとめ
- パステル調の優しいグラフィック
- 個性的で魅力的キャラクター達(みんな大体武闘派)
- やり応えがあり達成感を感じられるゲームプレイ
- 人を選ぶ高難易度
- 通常攻撃の距離が狭い
- マップに表示されるクエスト進行の目印がわかりづらい(サブもメインも同じマークのためどちらがメインかわからない)
世界観やキャラクターが魅力的な弾幕メトロイドヴァニアです。高難易度なため人を選ぶつくりにはなっていますが、ラビリビやテヴィのような弾幕メトロイドヴァニアが好きな方、高難易度な作品で達成感を味わいたい方にはオススメなので、ぜひプレイしてみてください。
とはいえ、僕も下手の横好きタイプなので何度もゲームオーバーになりましたが、何とかクリアできたので、きっと大丈夫。なので高難易度が苦手って方も気になったら一度プレイしてみて欲しいです。
という訳で今回はこの辺で。
また次回!