こんにちは、まよねーずです!
以前新しいPCを購入したという話をしたのですが、旧PCがお亡くなりになってから新PC購入までの間に、いくつか海外メトロイドヴァニアがローカライズされたという情報が!
何本かローカライズされた情報の中に「Valdis Story: Abyssal City」という、以前僕が日本語ローカライズしてほしい作品として記事にしたタイトルがありました。
どうやら有志の方がローカライズしてくれたそうで、新PCをゲットした暁には絶対プレイしようと思い、今回ついにその機会を得ました。
しかし、日本語パッチを当てても日本語が出ず、文字が目隠しされた状態に。その後も何度か試しましたが結局ダメで、現在保留中です。
Windows11だからなのか、たまたま僕のPCがダメだからなのか原因はわかりませんが、いずれまた試してみようと思います。
ただ、こうやって誰かの目に留まって日本語され、誰かがプレイする機会が増えるのは良いですね。有志の方、どうもありがとうございます!
さて今回は、ついに家庭用機版がリリースされた残虐メトロイドヴァニアの続編「Blasphemous2(ブラスフェマス2)」です。
本作は暴力シーンやグロテスクなシーンが多いため、苦手な方はご注意ください。
Table of Contents
作品について
開発 | The Game Kitchen |
リリースプラットフォーム | PS5、Steam、Switch、Xbox Series X/S |
価格 | PS5:¥3,520 Steam:¥3,499 Switch:¥3,499 Xbox Series X/S:¥3,499 |
本作はスペインのゲームスタジオThe Game Kitchenが手掛けた作品です。メトロイドヴァニアのゲーム性とダークソウルのような世界観、メトロイドヴァニアながらシビアな難易度で人気を博した第1作目の続編となります。
世界観やゲーム性はそのままに、様々な要素をブラッシュアップさせた正統進化版として、2023年8月25日にSteam版が先行リリースされました。
家庭用機版は遅れてのリリースとなり、2023年10月26日にPS5、Switch、Xbox Series X/Sでのリリースとなりました。
最初の発表から約2年以上経った訳ですが、ようやく家庭用機版がリリースされました。ずっと待っていた作品、早速Switch版を購入してプレイしてみました。
ストーリー、ゲーム内容はどんな感じ?
新たなる地で再び始まる死と再生の輪廻
本作は前作の続きから始まります。前作の戦いの後、主人公である悔悟者は棺の中で眠りについていました。そんな中、呪われし奇蹟が再び到来。主人公は眠りから目覚めることになります。
目覚めた場所見知らぬ土地の仄暗い洞窟の中。まずは洞窟から出るため先へ進むと、顔に布をかけた大柄な者が襲いかかってきます。
苛烈な戦いを制した主人公は何とか洞窟を抜け出します。洞窟を抜けた先では、アヌンシアダという女性が主人公を待っていました。
アヌンシアダの話では、奇蹟は空に浮かぶ心臓から新しい御子を産み出そうとしているようです。この呪いを終わらせるには心臓まで辿り着き、御子の誕生を止める必要があります。
しかしそのためには、大信心会と呼ばれる5人の番人たちを倒す必要があるとのこと。果たして主人公は、すべての番人を倒し御子の誕生を阻止することができるのでしょうか。
またしても死と再生の輪廻に囚われてしまった主人公。大信心会を倒し奇蹟の子の誕生を止めるため、悔悟者の巡礼の旅が再び始まります。
より洗練された残虐メトロイドヴァニア
本作は前作同様、主人公である悔悟者を操作して探索するメトロイドヴァニアです。様々な強化、カスタマイズ要素はありますが、RPGのような細かいステータスや装備、レベルの概念はないため、メトロイド寄りとしています。
見た目は相変わらずグロテスク。ただ前作の時点でも十分美麗だったドットグラフィックが、本作では洗練されたように思います。ドットの書き込みがかなり細かくなっているのか、動きも非常に滑らかです。
全体的な要素は前作とほぼ変わっていませんが、元々ある要素をブラッシュアップすることで見事に昇華した作品となっています。
まず本作では使用できる武器が3種類に増えました。詳細は良かった点で説明しますが、この3つの武器が本作を楽しむための要素の一つとして存在しています。
全体的に前作は重厚感のあるつくりのため、ソウルライクな雰囲気がありましたが、本作はメトロイドヴァニアに近づいた感じがします。
探索スキルも全体的にシンプルなつくりになり、装備しなければ効果が発動しないパターンのスキルはなくなりました。また、全体的にスタイリッシュになり、探索やバトルにスピード感が増したように感じます。
良かった点
前作に比べプレイやすくなった
本作は前作と比べプレイしやすくなったなという印象がありました。まずトゲ地帯や落とし穴などでの一撃死はなくなりました。
また、ワープ地点やセーブポイントが前作よりも増え、探索しやすくなりました。あるサブクエストをこなすとセーブポイント間でのワープが可能となり、さらに便利になります。
また、バトルの難易度も前作に比べマイルドになったように感じます。前作は結構理不尽なボスも多かったように思いますが、本作は純粋に強いと思えるボスが多かったです。
マイルドになったとはいえ十分強くはあるのですが、負けてもストレスになることは少なく「楽しい!」と思えるようなレベルで、個人的にはとても楽しめました。
バトルだけでなく探索でも活躍する3種類の武器
本作一番の特徴といっても良い部分かと思います。本作では鎖鉄球のような武器「ヴェレディクト」、前作と同じ片手剣タイプで鋸のような刃が特徴の「ルエゴ・アル・アルバ」、刺突双剣「サルミエント&センテラ」の3種類の武器があります。
まず初めにこの中の一つを選択して進めていき、ゲームを進めていくと他の2種類も手にはいるようになります。武器それぞれに特徴的な要素があり、ヴェレディクトは炎をまとわせることで熱情を消費しますが火力が上がり炎属性が付与されます。
ルエゴ・アル・アルバは前作同様パリィが可能で、「血の契約」という特殊効果を発動できます。血の契約を発動すると攻撃に魔法ダメージが付与されます。
サルミエント&センテラは攻撃を当てるごとに「ラ・ヴェルダテラ・デストレーサ」ゲージが上昇し、攻撃に雷属性が付与されます。どの武器も特徴的で、3種類獲得した後は自由に切り替え可能です。
また、3種類の武器はバトルだけでなく探索でも重要な役割を果たします。ヴェレディクトではフロアに備えられた鐘を鳴らすことができ、鐘から発せられた音波に反応した足場を出現させたり、扉を開放したりします。
ルエゴ・アル・アルバでは高い場所から落下攻撃をすることで謎の木で覆われた床や扉を破壊でき、サルミエント&センテラではフロアにある鏡に攻撃を加えると鏡の向いている方向へ瞬時に移動することができます。
バトルだけでなく探索にも重要な役割を果たすこともあり、武器の重要性が高まった気がします。もちろん武器の強化も可能なので、バトルでは3種類の武器を切り替えて楽しむのも良いと思います。
彫像を組み合わせてのカスタマイズ要素
こちらも本作からの新要素となります。「寵愛の背陣」と呼ばれる要素で、彫像を装備することで彫像が持っている付加効果を得ることができます。
3種類の武器の攻撃力を上げたり、物理や魔法防御を上げたり、武器特有の効果(剣でパリィしやすくする、スキル発動後のゲージの消費を抑える)など様々なものがあり、最大8つの彫像を装備することができます。
また、同じグループの彫像同氏を組み合わせると追加効果が発動します。さらに特定の彫像同士での組み合わせでは特殊な効果を発動することもあります。
組み合わせは自由にできるため、自分好みにカスタマイズできるのは良かったです。ちなみに彫像はストーリーにも非常に重要な役割を果たすのですが、これはネタバレになってしまうので、プレイされた際ご自身で確認してみてください。
気になった点
まれにキャラクターの動きが止まっているのに動いた状態になる(Switch版で確認)
個人的に本作は本当に楽しく、期待以上だったため気になった点はなかったのですが、Switch版だけなのか、まれにキャラクターが動きが止まることがありました。
ただ止まるだけでなく動いていることになっているという状態で、主人公はまだ良いのですが、敵が動いていないのに突然ダメージを受けることがあったため厄介でした。
今後何かしらのアップデートが入ると思いますが、どこかのタイミングで解消されると良いなと思います。
まとめ
- 前作に比べプレイやすくなった
- バトルだけでなく探索でも活躍する3種類の武器
- 彫像を組み合わせてのカスタマイズ要素
- まれにキャラクターの動きが止まる(Switch版で確認)
前作の正統進化版として存分に楽しませてくれた残虐メトロイドヴァニアです。
前作をプレイされた方、シリーズファンの方はもちろん、メトロイドヴァニア好きな方や美麗なドットアクションが好きな方にもおすすめです。ぜひ色々な方にプレイしてほしい作品です。
僕は一度クリアしているんですが、100%にするためちょこちょこプレイするつもりです(探索率が現在99%で、あと1%がわからない…!)。皆さんもぜひプレイしてみてください。
という訳で今回はこの辺で。
また次回!