【感想・レビュー】Starlight Legacy(スターライトレガシー)

こんにちは、まよねーずです!

まったく触れてきませんでしたが、Switch2発売しましたね!やっぱりゲーム機の発売はテンションが上がりますね!

ただ、残念ながら僕は抽選にことごとく落選しました。ニンテンドーストアでは4回の抽選が行われましたが、見事にすべてダメでした。

まあそんなこともあるので、いつか購入できるタイミングを待ちたいと思います。その間は積みに積んだ罪(積み)ゲーに向き合いたいと思います。

それでも結局ゲーム買っちゃうんですけどね!さて今回は古き良きレトロスタイルなRPG「Starlight Legacy(スターライトレガシー)」です。

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作品について

開発元Decafesoft
リリースプラットフォームSteam、PS5・PS4、Switch、Xbox One・Xbox Series X|S、iOS
価格Steam:¥1,480
PS5・PS4:¥1,478
Switch:¥1,480
Xbox One・Xbox Series X|S:¥1,480
iOS:¥1,200

本作は国内のインディーゲームスタジオDecafesoftが手掛けた作品です。松澤ジャスティン氏は日本生まれ、アメリカ育ちの方で、現在は日本でDecafesoftを運営しているそうです。

そんな帰国子女率いる国内のターン制RPGをリスペクトしたターン制RPGとして、まずSteam版が2025年2月にリリースされました。それを追いかける形で5月に家庭用機でのリリースを果たしました。また、本作はスマホでもプレイすることが可能で、iOS版がリリースされています。

Steamで本作を見つけてからずっと気になっていた作品です。購入を検討していたタイミングで家庭用機版がリリースされたので、Switch版を購入してプレイしてみました。

聖なる木を救うため選ばれた3人の4つの州を巡る旅が始まる

本作の舞台は4つの州からなるエバリア王国。この王国ではエバリアの国王レノックスが、スカイ州で古くから行われている魔法教育を禁止する法律を立てました。

しかし、このレノックス王の立てた法律に納得がいかないスカイ州の住民の一部が反乱分子として暴動を起こします。そのため王国は現在レノックス王支持派と反対派の2つの勢力に分かれています。

そんなエバリア王国に暮らす若者イグナスは、エバリア王国で傭兵をしている親友テルから声がかかり、レノックス王への届け物をするためテルと共にキングキャピタルへと向かいます。

キングキャピタルに到着した二人がレノックス王に届け物をした際、レノックス王の元に娘であるエスター姫が反乱分子の兵士たちに誘拐されたと報告が入ります。姫はフォレスト州にあるエターニティの森の奥へ連れていかれたとのこと。

レノックス王はイグナスたちに姫の救出を依頼します。イグナスとテルはすぐにエターニティの森へと向かいます。そしてエターニティの森の奥にあるこの世界に調和をもたらす大樹であるエターニティの木の前で姫を見つけます。

エターニティの木の前では数人反乱分子の兵士たちとエスター姫、そして一人の少女がいました。少女フリーダは反乱分子のリーダー格ケイデンに「これはやりすぎだ」と警告をしますが、彼はその言葉に耳を傾けず、到着したイグナスとテルも含めフリーダに攻撃をしかけてきます。

何とか敵を倒した3人でしたが、そこにレノックス王が到着。姫を助けるためケイデンの言う通りエターニティの木の封印を解きます。そしてケイデンは封印の解けた木を焼き払ってしまいます。

エターニティの木の力がなければ王国は衰退の一途をたどることになります。しかし、解決策がない訳ではありません。レノックス王はエターニティの木を復活させるため、イグナスたち3人に4つの州を巡り「4つのスターライト秘宝」を集めるよう伝えます。

こうしてイグナス、テル、フリーダの3人は、4つの州を巡りスターライト秘宝を集める旅へと向かいます。そして、この旅を皮切りに3人は世界の存亡をかけた大きな戦いに巻き込まれていきます。

16ビットグラフィックが懐かしいオーソドックスなターン制JRPG

本作はイグナス、テル、フリーダの3人パーティで4つの州を巡り、スターライト秘宝を集める冒険をするRPGです。

16ビットのグラフィックが懐かしいオーソドックスなJRPGで、バトルはランダムエンカウント方式を採用しています。

基本的なつくりはスーファミ時代のRPGとほとんど遜色ありませんが、ポケモンシリーズのようにフィールドから街への移動はシームレスになっていて快適です。

敵との遭遇はランダムエンカウント方式ですが、エンカウントは高すぎず低すぎずのバランスなので比較的プレイしやすいです。

バトルはオーソドックスなターン制です。見た目はFFシリーズのように左右に敵やプレイヤーキャラがいるタイプですが、ドラクエシリーズのようにパーティキャラのコマンドを全員選択することでバトルが進行するスタイルです。

また、他にも魔法屋での魔法の購入からの習得や、レベルが上がるごとに習得するスキルなどがあります。システムも難解なものはないため困ることなくプレイできる点は良かったです。

攻略順は自分で決めることができる自由度がある

本作は古き良きRPGをインスパイアして作られているため、特に突出したものはありませんが、4つ州を攻略する際はどの州から攻略しても良いという形になっています。

「フォレスト」「マウンテン」「デザート」「スカイ」という4つの州に分かれているのですが、攻略す順は決まっていないため、プレイヤーが進めたい順番で進めることができます。

攻略したタイミングによって敵の強さは自動的に調整されるため「今のレベルではこの州に行かない方が良い」ということは起こりません。

「まず最初にフォレストをクリアして、次はマウンテンかな」や「スカイ州ってどんなところか気になるから最初に行ってみて、次はデザートでー」というようにプレイヤーが自由に順番を選択できるのは自由度があって良いと思いました。

ちなみに僕はフォレスト→デザート→マウンテン→スカイの順で攻略しました。その順番が本作のストーリー合っている、ような気がするという想像だけで決めました。

全体的なバランス不足は否めない

古き良きターン制RPGを楽しめる本作ですが、全体的なバランス不足は否めません。まず、魔法はいくつかのFF作品のように魔法書を購入するなどして習得するのですが、名前を見ただけではどんな魔法なのかわかりませんでした。

魔法を習得しないとどんな魔法かの説明は出ないため、いちいち習得させないといけないのが厄介でした。結構な種類の魔法があるのですが、戦闘中に使用できる数に制限があったのも気になりました。

また、習得できるスキルに物理攻撃が強力になるものがあるのですが、それを使用してしまうとほぼそれだけで戦っていけるほどのバランス崩壊が起こります。

まあ過去のFFシリーズにも同じようなものがあったのであること自体には問題はないのですが、それにより魔法が回復とバフ・デバフだけあれば問題なくなってしまうのでそこはバランス調整をして欲しかったなと思います。

強い魔法もなくはないんですが、そちらはMP消費が激しいのに対し、上記のスキルはMP消費などなく使用できてしまうため、魔法を使用する必要性がなかったように感じます。

ちなみにアイテムでキャラの属性を変更させることで、攻撃魔法の威力を上げることができるのですが、それ以外の効果がないかつ弱点属性も合わせて付いてしまうため、変更するうまみは感じられませんでした。

まとめ

ここが良かった
  • 昔懐かしいオーソドックスなターン制RPGが楽しめる
  • スーファミ世代には嬉しい16ビットグラフィック
  • ダンジョン以外のフィールドと街への切り替わりがシームレス
  • 4つの州は好きな順番で自由に攻略可能
  • バトルで使用できる魔法の数に制限がある、かつその数が少ない
  • どんな魔法なのか使用しないとわからないが、使用するためには習得する必要あり
  • 物理攻撃が強いため、回復とバフ・デバフ以外の魔法は不要になりがち
  • 敵のHPが多めに設定されているため全体攻撃での一掃に時間がかかる
  • キャラの属性を切り替えるアイテムがあるが、魔法の攻撃力が変化するだけで、それ以上の有用性がない(属性が付くことで弱点も付与されてしまう)

個人的にファミコン、スーファミ時代はRPG戦国時代だと思っており、メジャータイトルもさることながら、準メジャータイトルやマイナーながら隠れた名作や、色物系のRPGなど様々なタイトルが出ていた時代です。

そんな時代の雰囲気を感じられるオーソドックスな王道RPGです。全体的にバランス不足という粗はありますが、十分に楽しめる作品だと思います。

僕と同じファミコン、スーファミ世代の方はもちろん、オーソドックスなRPGが好きな方にはオススメなので、気になった方はぜひプレイしてみてください。

という訳で今回はこの辺で。
また次回!

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