【感想・レビュー】OneShot: World Machine Edition(ワンショット:ワールドマシンエディション)

こんにちは、まよねーずです!

僕がメンバーとして参加させてもらっている「スキあらばGAME」ですが、この度ライターとして記事を書かせていただきました。

今後不定期ではありますが、ちょこちょこ記事を書いていく感じになると思います。

自身のブログではメトロイドヴァニアや他ジャンルのインディー、マイナータイトルのみレビューという縛りを付けていますが、スキあらばではメジャータイトルやレトロゲームも記事にできるため、その辺りのレビューもしていきたいなと考えてます。

また、スキあらばはたくさんの方に見られているビッグなブログなので、プレイしておもしろかったインディーゲームも紹介していきたいなと思ってます。

まずはお試し初回ということで、こんな記事を書いたので気になる方はぜひ見てもらえると嬉しいです!

さて今回は、1人の子供と共に世界を救うため奔走するアドベンチャー「OneShot: World Machine Edition(ワンショット:ワールドマシンエディション」です。

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ワンショットについて

開発元Future Cat LLC
リリースプラットフォームSteam、PS4、Switch、Xbox one
※Steam版は無印の「OneShot」
価格Steam:¥998
PS4:¥1,650
Switch:¥1,650
Xbox one:¥1,750

本作はFuture Cat LLCが手掛けた作品です。Steam版は2016年12月という、結構前にリリースされた作品です。

現在までSteamでのみプレイ可能だったのですが、2022年9月22日に「World Machine Edition」として家庭用機にリリースされました。

以前から気になってはいたもののアドベンチャーだったためつい後回しになっていた作品ですが、この度お世話になっているDANGEN Entertainment様よりSwitch版プレイの機会をいただきました。

DANGEN Entertainment様、いつも本当にありがとうございます。

ストーリー、ゲーム内容はどんな感じ?

ニコと行く世界を救う旅路

本作の舞台は崩壊の一途を辿る「不毛の地」と呼ばれる世界。各地には四角形と呼ばれる現象が世界を蝕み、人々を脅かしていました。

原因は塔の上にあるという太陽の消失。太陽が消失してしまったことにより、世界は少しずつ崩壊し始めたのです。

そんな本作の主人公は2人。まず別の世界からこの世界に迷い込んだニコ。ニコは不思議な家の一室で目を覚まします。家から出るため家の中を探索し、一個の電球を拾います。

それがこの世界を救うとされる「太陽」です。不毛の地を救うため、そして元の世界に戻るため、太陽をこの世界で1番高い塔に運ぶ救世主となったニコ。

そんなニコを導く存在がもう1人の主人公「神様」と呼ばれるプレイヤーであるあなたです。

あなたは別の世界からこの世界に干渉することで、ニコを導いていきます。もちろんニコもあなたの存在を知っています。

二人は協力して塔を目指し進んでいきます。救世主に選ばれたニコと別の世界からニコを導く神様であるあなたの旅が始まります。

ニコと協力して謎を解いて進むアドベンチャー

本作はニコと協力しながら様々な世界を巡り、様々な人と出会い、時には謎を解きながら進んでいくアドベンチャーです。昔のRPGのような、ドットで描かれた見下ろし型タイプで、基本はニコを操作しながら進んでいきます。

ゲーム内容はオーソドックスなアドベンチャーで、様々なキャラクターと話をしたり、アイテムを獲得したり、謎を解いたりしていきます。

アイテムを使うことで道が開けることがあるのですが、普通にアイテムを使うだけではなく、時にはアイテムは組み合わせることも重要になります。

ただ、時折世界の中でニコを操作しても解く事の出来ない謎があります。そんな時はあなたが外から世界に干渉することで先に進めるようになります。どういった形で干渉するかは詳しくは良かった点でお話します。

良かった点

「外」から世界に干渉する要素が斬新なゲームプレイ

あなたはニコを助けるため「外」からこの世界に干渉するのですが、この「外」という概念がとても斬新で良かったです。

「外」の世界、それはOneShotを起動しているパソコンのことを指します。というのも、本作の世界はゲームという形であなたがパソコンを使って起動しているのです。

主人公は謎の声に導かれてこの世界に干渉していくのですが、その声の主がパソコン上に謎を解くヒントを置いてくれる時があります。

その時は一旦世界を最小化またはウインドウモードで画面を小さくした状態でパソコン内を漁ります。すると声の主が残したテキストファイルや画像ファイルといったものが発見できます。

もしニコの方ではヒントが見つからず、アイテムも使ってもどうにもならない時は、こうやってパソコン内を調べて謎を解くというゲームプレイが楽しめます。

これがありそうでなかったとても斬新なもので、「自分の手でコンピューターの中にある一つの世界に干渉し、世界を救おうとしている」という感覚になれます。

Switch版の場合、Switchはゲームでパソコンではないため、ゲーム内に用意された疑似パソコンを使用する形になります。おそらくPS4版やXbox one版も同じつくりじだと思います(多分その追加要素が「World Machine Edition」だと思われ、内容は特に変わっていないと思われます)。

しかし、Steam版はパソコンからSteamランチャーを使ってゲームをプレイするため、普段あなたが使っているPCで本作をプレイできると思われ、より没入感を得られるんじゃないかと思います。

ニコとのやり取りが楽しい

ニコはあなたの存在を認識してから、色々な場面であなたに話しかけてくれます。「プレイヤー」というキャラクターが別にいる訳ではなく、画面に向かって世界を見ているあなた自身に話しかけてくれています。

基本ニコの話を聞くことが多いですが、ニコの問いかけに対して返答することができます。自由に返せるわけではなく二択にこたえる形ですけどね。

ニコは子供らしいとてもかわいい反応をしてくれます。感情表現も豊かなので見ているとほっこりします。僕はプレイ中ニコの父親になったような気分でした。かわいい、かわいいよニコ!

ちなみにアカウントと連動しているのか、ニコがこちらをアカウント名で呼んでくれます。特に設定などしていなかったので、いきなり名前を呼ばれた時はちょっと嬉しかったです。アカウント名でない名前を使いたければ名前変更もできるので安心です。

引き込まれるストーリー

本作で一番良かったのがこのストーリーです。ニコとあなたはこの旅を通して様々な場所に行き、様々な人と出会い、様々な思いに触れます。

最初は元の世界に帰るために頑張っていたニコも、いつしかこの世界を救うために頑張る様になっていきます。そしてついに塔に辿り着いたニコはある選択を迫られます。果たしてニコはどちらを選ぶのか、その結末はあなた自身で見届けてください。

基本ストーリーよりも内容を重視しているため、そこまでひどくなければストーリーは気にしないタイプなのですが、本作のストーリーはかなり良かったです。

正直記憶を消してもう一度始めからプレイしたいと思うくらい魅力がありました。もちろんその時はSteam版でプレイしたいです。

また、本作には「チャンスは一度きり」という言葉に隠された大きな秘密があります。その大きな秘密が本作のストーリーを良質なものにしていると思います。

しかし壮大なネタバレになってしまうためここで語ることはできません。ネット上でもプレイしたほとんどの皆さんが同じことを言っていて、ネタバレを見つけることができませんでした。

「チャンスは一度きり」。この言葉の秘密はぜひ本作をプレイしてご自身で確かめてみてください。

気になった点

謎解きの難易度が高い

アドベンチャーのためバトルがある訳でもなく、バグがある訳でもないため特に気になる点はない本作ですが、謎解きの難易度が高いため結構詰まってしまう事がありました。

特にこの後どうしたら良いのか教えてくれる作品ではないので、何かしらのナビがあると良かったかなと思いました。

ただ、決して進めない訳ではないのでそんな時は根気よく、誰かに話しかけたりアイテムを使ってみたり合成してみたりしてみてください。必ず進めると思います。

まとめ

ここが良かった
  • 「外」から世界に干渉する要素が斬新なゲームプレイ
  • ニコとのやり取りが楽しい
  • 引き込まれるストーリー
ここが気になった
  • 謎解きの難易度が高い

「チャンスは一度きり」色々な意味でその言葉がぴったりの良質なアドベンチャーでした。あまりアドベンチャーをプレイしない僕ですが、昔のRPGのようにゲーム内を探索できるのも良かったと思います。

アドベンチャーが好きな方、「ゲームはストーリー重視!」という方には絶対にオススメです。かといって普段アドベンチャーをあまりやらない僕でもおもしろかったので、たくさんの方にオススメしたい作品です。気になった方はぜひプレイしてみてください。

という訳で今回はこの辺で。
また次回!

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