こんにちは、まよねーずです!
先週ニンテンドーダイレクトでまさかの作品のリメイクが発表されました。あの神で戦うアクションRPG「アクトレイザー」のリメイク「アクトレイザー・ルネサンス」です。
僕と同世代のスーファミユーザーならきっとどこかで名前を聞いたことがあるだろう開発会社であるクインテットが、当時エニックスのパブリッシングでリリースした処女作、それがアクトレイザーです。
本作以降も数々の神作を生み出し、僕の生涯最高のゲーム開発会社は、後にも先にもクインテットだと勝手に思っているくらい崇拝しています。
これ以上話すと収拾がつかなくなるためクインテットの話はまたの機会にするとして、そんなアクトレイザールネサンス、現在プレイ中です。
オリジナルスタッフはいないようですが、今のところ現スクエニによる魔改造はされておらず一安心。引き続き進めていこうと思います。クリアしたら記事にするつもりなので、お楽しみ!
そういえば今東京ゲームショーやってるけど、あまり良い情報ないっぽくて全然見てないや。
さて今回は赤い髪の少年が赤い力を使って悪と戦う「Flynn: Son of Crimson(フリン:サンオブクリムゾン)」です。
Table of Contents
Flynn: Son of Crimsonについて
開発 | Studio Thunderhorse |
リリースプラットフォーム | Steam、PS4、Switch、Xbox one |
価格 | Steam:¥2,050 PS4:¥2,090 Switch:¥2,090 Xbox one: ¥2,350 |
本作はカリフォルニアのStudio Thunderhorseが手掛けた作品です。
2017年にKickstarterで資金調達が行われ見事ゴールに到達。そしてついに2021年9月16日にリリースされました。
元々日本語版リリースは決まっていたのですが、家庭用機でもリリースされるというまさかのサプライズ!という訳で僕はswitch版を購入してプレイしました。
ストーリー、ゲーム内容はどんな感じ?
島を脅かす悪を赤き力で打ち倒せ!
本作の舞台はロサンティカと呼ばれる世界。ロサンティカにあるカーディナル島で暮らす少年フリンは、祖父と友人である狼デックス、そして村人達と平和に暮らしていました。
今日もデックスと共に森を散策していたところ、森の様子がいつもと違うことに気づきます。島に伝わる赤き力「クリムゾン」の遺跡に着くと、島を脅かす「スカージ」の少女ロジアから襲撃を受けます。
ロジアの圧倒的な力に倒れるフリンでしたが、目の前にある像からクリムゾンの力を受け取り危機を脱します。
デックスも応援に駆けつけロジアを追い詰めますが、デックスから力を奪い逃走。デックスは瀕死の状態となりました。
デックスを救うには島に散らばった守護者の魂を集める必要があるとの事。フリンは幼き頃からの友人であるデックスを救うため島を奔走します。
そこからフリンはスカージとの戦いや自身とクリムゾンの力の関係に迫っていきます。
ステージクリア型の2Dアクション
僕はリリースされてからプレイするまで、本作のジャンルはメトロイドヴァニアだと思っていました。なぜならリリース前は方々で「メトロイドヴァニアだ」と言われていたからです。
しかしプレイしてみるとステージクリア型の2Dアクションだなんて!予定ではしばらくメトロイドヴァニア縛りをするつもりだったのに!パニック&ショックでした。
とか言ってますが、メトロイドヴァニアっぽさもありしっかり楽しめたので全然OKです。
ゲーム自体はワールドマップからステージを選択して入り、2D横スクロールのステージを進んでいきます。
ステージ内はフロアごとにわかれていて、立札のある場所から先へ進むと画面が切り替わり次のフロアへと移動します。
なお、ステージ内は基本一本道で前のフロアに戻ることはできませんが、ステージクリア後はそのステージに何度も入ることができます。
ちなみに本作はメトロイドヴァニアではないものの、スキルやアイテムがないと進めない場所があります。
スキルやアイテムを獲得していると進むことが可能となり、その先では新たなステージへ繋がる道也やコレクトアイテムを獲得できますが、メトロイドヴァニアのように装備や強化アイテムが手に入る訳ではないため、探索要素は薄め。
また、ステージ内にある赤い石は集めると村でフリン自身を強化するのに利用できます。強化はHPアップやスキルゲージアップ、新しい技を習得したりと様々な強化が可能です。
良かった点
丁寧な2Dグラフィック
2Dゲームを語る上でやっぱりこれは外せませんでした。本作のドットはとても丁寧に描かれており、バトルも2Dとは思えないくらい滑らかに動き、爽快で派手な攻撃を繰り出してくれます。
ボスとのバトルでもボスも滑らかに動くため見ていて楽しかったです。あまり見ていると攻撃を食らってすぐやられてしまうのでほどほどにですが…(笑)
また、本作は物語を盛り上げるためにカットシーンが入ることがあるのですが、それもドットで丁寧に描かれている点には驚きました。
セリフが入るわけではないのですが、何枚かのカットを合わせて表示させている点は、そのシーンがイメージしやすくて良かったです。
様々なバリエーションで遊び心のあるステージ
本作はステージクリア型で、基本は敵を倒しながら先へと進んでいくタイプですが、そういったステージ以外にもちょっとした遊び心のあるステージも存在します。
敵の猛攻を退けるサバイバル的なステージや、デックスを操作して進んでいくステージなど、まるでマリオやカービィのように、ただの横スクロールだけではなく色々なバリエーションを持ったステージでこちらを楽しませてくれます。
また、ステージを進んでいくと稀にスカージの妨害によって各ステージがロックされてしまい、先に進めなくなることもあります。
その時はスカージが発生しているステージに行き、ステージ奥にある「根源」を破壊する必要があります。
スカージが発生しているステージは通常のステージとは違った姿になっており、後ろから斧が迫ってきたり、トゲ地帯がやたら多いなど少し難易度が上がりますが、そこまで難しくないのでこれはこれでありだなと思いました。
3つの武器を使った爽快なアクション
フリンはクリムゾンの力が宿った3つの武器を扱う事ができます。
初期はバランスの良い剣のみですが、ステージを進めていくごとに威力が高い斧と素早い攻撃が可能な爪を扱えるようになります。
敵とのバトルは基本武器での攻撃がメインとなりますが、敵に攻撃を与えると体力バー下の黄色いバーが溜まっていき、最大まで溜まると敵をスタンさせる事ができます。
武器によってスタン値の溜まりが違うため、スタン値が溜まりやすい斧で攻撃し、敵がスタンしたら武器を切り替えて連続攻撃を叩き込むといった事も可能です。
また、クリムゾンゲージを消費して技を繰り出すこともでき、敵を空中に切り上げてからコンボに繋ぐ技や、敵に急降下して地上コンボに繋ぐ技など爽快なものばかり。
習得すればどの武器でも発動可能で、武器によってモーションも違うためそれぞれ派手なコンボを楽しむことができます。
また、斧は道を塞ぐ壁を破壊可能、爪は壁ジャンプが可能になるなど、探索にも役立ってくれる点は良かったなと思います。
ちなみに、kickstarterによれば4つ目の武器として弓があるということが書かれているのですが、僕は見つけることができませんでした。
どこかにあるのでしょうか。それとも開発途中でボツになってしまったんでしょうか。謎です。
気になった点
ステージ以外の場所の移動が面倒
アクションステージ以外にも村やイベントで訪れるステージがある本作ですが、そういった場所での移動がちょっと面倒でした。
というのも、よくある横スクロールの2DアクションやアクションRPGだと、アクションステージでない限り左右どちらからでもマップに戻ることができたりするのですが、本作は必ずゴールから出る必要があります。
ポーズメニューからマップに戻ることはできるのですが、進行状態がリセットされステージに入る前の状態に戻されるため、あまり使い勝手がよくありません。
とても細かい点ではあるのですが、意外と気になってしまったので書きました。今後のアップデートで改善されると良いなと思います。
ステージ内の探索要素が薄い
壁を破壊したり壁ジャンプをしたりと、様々なアクションを繰り出せる本作ですが、アクションの多さに反して探索要素が薄いため、せっかくのアクションを楽しむことができませんでした。
場所によって上記のアクションが必要な場所もあるんですが、使ったとしても手に入るのは赤い石と体力回復用の緑の石が多く、苦労して行ったわりには見返りが少ないと感じました。
リリース前メトロイドヴァニアと呼ばれていたように、HPアップや回復アップといったキャラクター強化系をアイテムとしてステージに配置するなどして、探索要素を増やして欲しかったです。
まとめ
- 丁寧な2Dグラフィック
- 様々なバリエーションで遊び心のあるステージ
- 3つの武器を使った爽快なアクション
- ステージ以外の場所の移動が面倒
- ステージ内の探索要素が薄い
細かい部分で気になる点はありますが、丁寧なドット絵で描かれた、遊び応えのある2Dアクションです。
マリオやカービィといった昔ながらのステージクリア型のアクションゲームが好きな方にはオススメの作品なので、気になった方はぜひプレイしてみてください。
という訳で今回はこの辺で。
また次回!