【感想・レビュー】バットバリアン～太古の洞窟の謎～ （Batbarian: Testament of the Primordials）

こんにちは、まよねーずです！

最近ひょんな事から、家にwiiがやってきました。当時プレイしたい作品があったものの、購入を見送ってしまったハードだっただけに、早速ソフトの購入が爆発しております。

コントローラーやヌンチャクを振るってプレイする感覚は、今までコントローラーを握り操作していた身にはかなり新鮮です。

とりあえず「ドラゴンクエストソード」と「斬撃のレギンレイヴ」を購入し、wiiの機能を存分に楽しんでおります。

次は何を買おうかなぁ。「パンドラの塔」も良いし「メトロイドプライム」も良い。でもここはやっぱり「オプーナ」か…！

さて今回はブラックなユーモアたっぷりのメトロイドヴァニア「バットバリアン〜太古の洞窟の謎」です。

バットバリアンについて

本作はUnspeakable Pixelsが手掛けた作品です。パズル要素やRPG要素など、たくさんの要素が組み合わさったメトロイドヴァニアとして昨年2020年10月にSteam版とSwitch版がリリースしました。

以降他機種版はリリースされていなかったのですが、7月15日にPS4版とxbox版がリリースされました。

そして今回、本作の販売元であるDANGEN Entertainmentさまよりお声がけいただき、Switch版となりますがこのタイミングで本作をプレイする機会をいただくことができました。

DANGEN Entertainmentさま、この度は嬉しいご連絡をありがとうございます。この場を借りてお礼申し上げます。

ストーリー、ゲーム内容はどんな感じ？

バーバリアン、穴に落ちる

本作の舞台はどこかもわからないファンタジー世界。

主人公であるバーバリアンは、色々あって穴に落ちてしまいます。とはいえ落ちていく状況を自ら説明してくれるくらいなので、まあまあ余裕はありそうです。

そんなこんなで落ちてしまった穴の中に広がるのは謎の洞窟。あかりがほとんどない暗い洞窟、一体何処に出口があるやら…。

ふと上を見上げると1匹のコウモリが降りてきます。相棒のピップです。バーバリアンは、ピップと共に洞窟を進んでいきます。

この洞窟はいったい何なのか？出口はどこにあるのか？バーバリアンは無事に洞窟を脱出できるのでしょうか？

1人のバーバリアンと1匹の光るコウモリが繰り広げる珍道中スタートです。

パズル要素の強いヴァニア寄りパズルアクションRPG

暗い洞窟内を進んでいくメトロイドヴァニアです。

強化アイテムや探索アイテム、スキルを獲得しながら広大なマップを進んでいきます。装備切り替えはありませんが、レベルはあるためヴァニア寄りです。

RPG要素が強い作品かというとそういう訳ではなく、どちらかというとパズル要素の強い作品になっています。

マップは暗い上にトラップだらけ。敵を倒して突き進むというよりは、敵やトラップをかいくぐり仕掛けを解いて進んでいく事が多いです。

見た目は小さなドットキャラがちょこちょこ動き、広大な洞窟を進んでいきます。

特徴的なのは、相棒であるコウモリのピップ(性別は女の子！)を誘導することで仕掛けを解除したりして進んでいきます。詳しくは後述します。

ちなみにレベルアップにはおもしろ要素があり、レベルアップ時に攻撃力、防御力、暗いマップが少し見やすくなる知覚の3種類の中から、アップさせるものをスロットで決めます。

一度のレベルアップで3回回すことができ、スロットのためどれが上がるかはランダムですが、結構アップさせることができるので貴重です。

もちろんアイテムを獲得してアップさせることもできるので、変に偏りはしないと思います。

良かった点

ブラックユーモアな掛け合いがおもしろい

本作のキャラクター同士の掛け合いはかなりおもしろいです。

主人公であるバーバリアンも結構クセが強いうえ、仲間や敵もクセ強めのキャラばかり登場するため、漫才やコントのようなやり取りになりクスッとしてしまいます。

…………。

パニック！！！！

主人公のセリフを選択肢の中から選ぶ場合もあり、真面目な回答からひねくれ満載の回答だったりと自分好みに回答できるのも良かったです。

ちなみにゲームを進めていくと仲間と一緒に行動するタイミングが何度かあります。仕掛けを解いたり敵に攻撃したりと頼れる存在ですが、なかなかにクセが強いのでその辺りもおもしろいです。

相棒と協力して進んでいくパズルアクション

光るコウモリであるピップは、自身の周りを明るく照らしてくれるだけでなく、マップ内の仕掛けを解く時にも活躍してくれる頼れる相棒です。そんな相棒と協力して解くパズル要素が、難しくも夢中にさせてくれます。

本作はピップの光でずっと照らしていないと現れない足場や、光に照らすと消えてしまう足場など、様々な仕掛けでこちらを悩ませてきます。

そんな時は相棒の出番。ピップは木の実を任意の方向に投げることで、木の実を投げた場所に向かって飛んでいきます。

木の実にも種類があり、その場に留まる時間を増やす木の実や、投げた場所に向かって体当たりをする木の実など様々。そんな木の実を使ってピップを誘導し仕掛けを解いていきます。

もちろん敵やトラップが邪魔をしてくるので、そこはプレイヤーの腕で越えなければいけません。ボス戦でもパズル要素を駆使して戦う場面があります。

それもあって難易度は高く、周りも暗いためイライラすることもありますが、解けて先に進めた時はかなりスッキリします。

難しい分達成感をかなり得られる点はパズル要素好きやプラットフォームゲーム好きにはたまらない所かと思います。

ちなみにピップには他にも秘密が…。そこはぜひゲームをプレイしてみてください。

困った時の便利なアシストモード

ぶっちゃけて言って、本作の難易度は高いです。そのためなかなか進めず投げ出してしまう人もいるのではないでしょうか。そんな時に頼りになるのがアシストモードです。

アシストモードではマップの明るさを上げたり、ステータスを強化したりといった便利な機能が多数あり、ONにする事でその恩恵を受ける事ができるようになっています。

難易度自体の変更はできませんが、アシストモードによって進行がかなり楽になるのは良かったです。

ただ全部利用してしまうとかなり難易度が下がってしまうので、ご利用は計画的に（パズルアクションがどうにも苦手な僕はガッッッッツリ利用させてもらいました…苦笑）。

気になった点

投げるアイテムが投げづらい

ピップの木の実や石など、右スティックで任意の方向に投げられるのですが、スティックを離すと投げてしまうため自分の投げたい方向に投げられず苦戦しました。

オプションで操作変更ができるものの、変更した操作でも投げ辛かったです。

投げるボタンが別にあって、それを押すまでは方向を微調整できる操作だったら良かったなと個人的に思いました。

セリフのフォントが大き過ぎる

大きい分には見やすくて良いんですが、本作のイベント中にキャラが話すセリフは大き過ぎてキャラを隠してしまうレベルです。

せっかくのイベントなのにキャラのコミカルな動きを隠してしまうのはもったいないので、小さくするかセリフをキャラに被らない位置に調整してくれると良いなと思います。

まとめ

ブラックユーモアたっぷりでコミカルなパズルメトロイドヴァニアです。

メトロイドヴァニア好きやパズル、謎とき要素が好きな方はハマれる作品だと思います。プラットフォームゲーム好きにもオススメな作りになっているので、気になった方はぜひプレイしてみてください。

ちなみにDANGEN Entertainmentさまのホームページには本作のページもありますので、そちらもぜひ。

https://batbarian.dangenentertainment.com/ja-JP/

バットバリアン ～太古の洞窟の謎～ DANGEN ENTERTAINMENT公式ページ

という訳で今回はこの辺で。
また次回！