こんにちは、まよねーずです!
連日暑い日が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。僕はバタバタと日々をこなしながら暇を見つけてはゲームをしております。扇風機ぶん回しながら。
ただ意外とゲーム機やパソコンの熱って熱いんですよね。だから起動してる時と起動してない時の部屋の温度差が意外と馬鹿にできません。
まあそんなこと言ってたらゲームなんてできないので、気にしないんですけどね。とりあえず夏の間は汗かきゲームしてます。扇風機の風は僕に直接当てている今日この頃です。
さて今回は、まさかこの作品をレビューできるなんて思っていませんでした。格闘ゲームのような爽快なアクションが楽しめるメトロイドヴァニア「Valdis Story: Abyssal City(ヴァルディスストーリー)」です。
Table of Contents
作品について
開発元 | Endlessfluff Games |
リリースプラットフォーム | Steam |
販売価格 | Steam:¥1,480 |
本作はニューヨークを拠点に活動するスタジオEndlessfluff Gamesが手掛けた作品です。2名のメンバーで作成したとは思えない高クオリティなメトロイドヴァニアで、リリースされたのは今からなんと11年前の2013年9月です。
本作は日本語対応ではないため、本ブログでは記事にできなかったのですが、なんと好きが高じて有志で日本語ローカライズをされた方がおり、本作を日本語でプレイできるという奇蹟が起こりました!
そんな訳で、眠らせていた本作を今一度起こし日本語版でプレイしてみました。ぶっちゃけローカライズはストーリーも何もかもよくわからず進めていたのでワクワクです。
海深くに沈んだ世界で繰り広げられる壮絶な戦い
※ここでは主人公の一人であるワイアットの物語を紹介します。
本作の舞台はヴァルディスと呼ばれる女神が収める世界。その世界ではヴァルディスに産み落とされた光の女神と闇の女神の軍勢が母を無視し激しく争いあっていました。現在はそこに人間達も巻き込まれ、争いは苛烈を極めるばかり。
そんな世界で父を探し戦い続ける剣士ワイアットは、父の手掛かりとなる悪魔軍のゲルノートが乗る船を追っていました。
ようやくゲルノートの乗る船を追い詰めたと思った矢先、海の底から謎の怪物が現れます。悪魔とも天使とも違うその怪物はワイアット達の乗る船に襲い掛かり、船はあえなく沈没し、ワイアット達は海へと投げ出されてしまいました。
海へと沈んでいく最中、ワイアットは不思議な声を対話します。そして光に包まれ気が付くと海の底にある海底都市のような世界に降り立ちます。仲間とは散り散りになってしまった模様。
先へ進むと一人の女性と出会います。女性はワイアットに出ていくよう言い放つと行ってしまいます。何が何だかわからず先へ進むと先ほどの女性が悪魔の剣士に襲われているようです。
ワイアットは激しい戦いの末剣士を退けますが、突如天使とも悪魔とも違う謎の怪物が彼らの前に現れます。ワイアットは女性と共に一旦その場を離れます。
安全な場所まで避難し、ワイアットは先ほどの怪物と戦うため元居た場所に戻ろうとすると女性に止められます。怪物はフェラルと呼ばれ、同族以外を食い物にする厄介な存在とのこと。二人はひとまず女性アタランの住む集落へと向かいます。
集落に着くと村長に話を聞きます。ここはかつて存在したシテイルと呼ばれる場所だということ、そしてここには今悪魔と天使が集まってきていることを知ります。こうしてワイアットは、悪魔、天使、そしてフェラルが跋扈するシテイルで仲間を探しつつ、激しい戦いを繰り広げていきます。
ゴリゴリなアクションがウリのメトロイドヴァニア
本作はシテイルを舞台に4人の主人公のうち一人を操作して悪魔や天使、そしてフェラルを相手に激しい戦いを繰り広げていくメトロイドヴァニアです。装備やレベルなどのRPG要素があるため、ヴァニア寄りの作品となっています。
グラフィックはイラスト調となっており、少年漫画のような見た目は世界観とマッチしているように思います。ゲーム自体はメトロイドヴァニアですが、探索というよりもバトルやアクションを重視したつくりになっています。
中でもバトルに関してはかなり力が入っており、武器による多彩やコンボや魔法などを駆使し、格闘ゲームのような爽快なバトルが楽しめます。
本作はヴァニア寄りのため敵を倒すとレベルアップします。その際ステータスに割り振れるポイントとスキルポイントを獲得できます。
ステータスは4つの項目から一つを選んでアップさせることができ、スキルは「ウォーリアー」「ガーディアン」「セイヴィアー」という3つのクラスから一つを選択して習得することができます。
他にも様々な要素があり、船のクルー達を見つけて仲間にすることで様々な恩恵があったり、敵を倒すと獲得できる素材で武器や防具を作成、強化したりとおおよそRPGで見かける要素は揃っているため、個人的には非常に楽しかったです。
コンボやキャンセル、フォーカスモードなど、格闘ゲームのようなバトルが楽しい
本作で一番評価されている点はまさにバトルです。前述した通り本作はバトルに特化したつくりとなっており、バトルでは格闘ゲームのようなあるバトルが楽しめます。
ゲームを進めて行くとコンボキャンセルというスキルを獲得するのですが、名前の通り様々な攻撃をキャンセルしてより敵にダメージを与えることができます。
また、コンボキャンセルからさらにダッシュをすることができ、敵の後ろに回り込み攻撃を加えたり、無敵時間を利用して敵の攻撃を避けることが可能です。
本作は正直難易度が高めに設定されており、雑魚敵でもバシバシコンボをつないできます。ボスになるとさらに苛烈な攻撃を行ってくるため、しっかり敵のパターンを読み、キャンセルを駆使しながら的確にダメージを与えていきます。
ちなみにボス撃破には評価システムがあり、倒した時間の早さ、被ダメージ量、回復ポーションの使用数の3点で評価され、評価によって獲得できる経験値や攻撃力や防御力などのポイントが変化します。
一筋縄ではいかないバトルばかりですが、いかにパターンを読み被ダメを少なくしたうえで迅速にボスを倒せるかが重要となり、手に汗握るバトルが楽しめます。
また、体力横にある円のようなゲージが最大になるとフォーカスモードという状態にチェンジできます。任意で発動でき、発動後はステータスがアップしたりなど様々な恩恵を受けることができます。
また徐々に減るゲージが空になる前に任意のボタンを押すことで強力なフィニッシャーを放つことができます。そのためギリギリまでステータスアップを持続させながらゲージが無くなるギリギリでフィニッシャーを放つといった立ち回りも可能です。
4人の主人公を選択してそれぞれの視点から楽しめるストーリー
それとなく冒頭でお伝えしていましたが、本作は4人の主人公から1人を選択してストーリーを進めることができます。
初回はメイン主人公であるワイアットしか選択できませんが、物語を進めていくごとに残り3人の主人公である、レイナ、ヴラディン、ギルダの3人が使用可能となります。
それぞれレイナは格闘、ヴラディンは銃、ギルダは魔法とワイアットとは違った武器やスキルを所持しているため、ワイアットとはまた違った形でストーリーを楽しむことができます。
もちろんストーリーもそれぞれの視点で描かれているため、「この時このキャラはこんなことをしていた」というアナザーストーリーが深堀できる点も良かったです。
理不尽な点や不親切さが意外と多い
手に汗握るヒリヒリした高難易度バトルが楽しめる本作ですが、高難易度をはき違えた理不尽さもあります。
ボス戦ではザコ敵を召喚してくるボスもいて、ザコを対処しながらボスと戦わなければならない場面もあります。しかもボスは非常に機動力の高い相手だったりするため、機動力の高いボスと地味に強いザコ敵複数が相手なのはさすがに理不尽だと感じました。
地形が敵となるボス戦も多く、機動力の高いボスに対して立ち回っている最中に突如襲い掛かる攻撃やトラップ群、探索時にも状態異常に悩まされながら探索するマップなど様々。
街で状態異常を防いでくれるポーションを購入すれば一定時間は無効になるため良いのですが、そういった点は説明がないため、マップに到達してから気づいて街に戻るパターンもありました。
また、一定時間しか開かない扉やバリアを抜けていく場面が多いのですが、道中敵の攻撃やトラップで邪魔をしてくるためなかなか先へ進めないことがあるのは厄介でした。
人によってはこれが非常に苦痛となる場合も多くあるだろうと思います。僕も正直何度かコントローラーを投げそうになる場面がありました。
まとめ
- コンボやキャンセル、フォーカスモードなど、格闘ゲームのようなバトルが楽しい
- 4人の主人公を選択してそれぞれの視点から楽しめるストーリー
- 理不尽な点や不親切さが意外と多い
格闘ゲームのような手に汗握るバトルが楽しいメトロイドヴァニアです。探索要素もしっかりあるため、メトロイドヴァニアが好きな方、ヴァニア系作品が好きな方は楽しめると思います。
ただ、理不尽な点や不親切な点も多い作品のため、万人受けではない作品でもあります。ただ、間違いなくハマる人はハマる作品ですので、気になった方は一度プレイしてみてください。
日本語化は非常に簡単にできるようなっていますので、ストーリーを楽しむうえでもぜひ日本語化して楽しんでください。そしてゲームを楽しんだらぜひ翻訳者さんのXにいいね!やりポストをお願いします!
という訳で今回はこの辺で。
また次回!