【感想・レビュー】Lost Epic(ロストエピック)

こんにちは、まよねーずです!

毎年言ってますが暑いですね!毎年のことなんで暑さはしょうがないですが、北海道は今年雨が多く、かなりジメジメしています。

これでも関東の人間なんで暑さには慣れている方ですが、向こうにいる時から身体にまとわりつくような暑さが苦手で、それをこっちに来てまで味わうとは思いませんでした。

よく電車で見かける扇風機女子のように、僕も扇風機おじさんになろうか検討中です。

さて今回は悪しき神々を屠る2DソウルライクアクションRPG「Lost Epic(ロストエピック)」です。

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ロストエピックについて

開発Team EARTH WARS
リリースプラットフォームSteam、PS4、PS5
価格Steam:¥2,450
PS5、PS4:¥2,450

本作は爽快感抜群の2Dアクション「EARTH WARS(アースウォーズ)(Steam版はEARTH’S DAWN(アースドーン))」を手掛けたTeam EARTH WARSが開発した作品です。

昨年2021年のビットサミット内で発表され、Steamでのアーリーアクセスを経て先月7月に PSプラットフォームと共に正式リリースされました。

アースウォーズはガッツリプレイさせてもらい、本作の発表からずっと楽しみにしていた作品だったのでPS4版を購入してプレイしました。

ストーリー、ゲーム内容はどんな感じ?

暴虐の限りを尽くす悪しき神々を殺す騎士となれ

はるか昔、古き神が統べていた世界で大きな争いがあり、古き神は姿を消しました。

その後古き神に代わり新しき複数の神々が現れると、神々は世界の選別による支配を行っていきました。

新しき神を信仰しその庇護の元すべてを手に入れた者たちは「神民」と呼ばれ、神々から見捨てられた者たちは「殲民」と呼ばれます。

神民たちは神域と呼ばれる場所で神々の庇護の元、殲民達を食い物にし幸せに暮らしていました。そして殲民たちは世界から切り離された荒れ果てた地で、死を待つだけの時間を送っていました。

そんな危機的状況のなか、神殺しの技「シンギ」を使う「騎士」と呼ばれる存在が現れます。騎士は神々の支配を終わらせるため、神域へと赴きます。

神域は神々より力を与えられ異形となった神民たちが跋扈する危険な地。それでも騎士は神々を滅ぼすため幾度となく戦いを繰り広げていきます。

そして今回も新しい騎士が現れました。騎士は神々を滅ぼし支配を終わらせることができるのでしょうか。

爽快感のある2DソウルライクアクションRPG

本作は「Salt and Sanctuary」でおなじみの2DソウルライクアクションRPGです。セーブポイントでのレベルアップやスタミナ性のアクション、重量、経験値ロストなどソウルライク要素を多く持った作品のため、ソウルライク作品として紹介しています。

ソウルライク作品ではありますが、世界観にダークな雰囲気はなく色鮮やかで幻想的な雰囲気です(そうでない場所もありますが)。

キャラクターは『Fate/Grand Order』や『アズールレーン』『アークナイツ』といった人気ゲームでおなじみのNamie氏の描いているため、見た目は可愛らしく幻想的。可愛いキャラクター達を見事2Dで表現しています。

ゲーム内容もゴリゴリなソウルライクのように強力な敵を相手にしっかりと立ち回り攻撃を与えていく重厚なタイプではなく、シンギと呼ばれるスキルを駆使ししてド派手に立ち回る爽快感のあるタイプです。

シンギ以外にもカウンターやパリィなどの要素があり、探索を楽しむというよりはバトルを楽しむ作品だと感じました。と言いつつも獲得した素材を使っての料理や、釣りといった要素もあります(どちらもタイミングを合わせてボタンを押していくミニゲームのようになっています)。

ちなみに、最初の中ボス的な存在を倒した時にスキルっぽいものを獲得したので一瞬「メトロイドヴァニアか!」なんて思いましたが、探索スキルにより進める場所が増えていく要素はかなり少なかったため、メトロイドヴァニアではありませんでした。残念。

他にもアイテムを納品したり特定の敵を倒すクエストなどがあり、色々楽しめるようになっています。

良かった点

豊富な数のシンギを駆使した爽快感のあるバトル

前述した通り本作はバトルに重きを置いたタイプのため、バトルは楽しかったです。

メイン武器は片手剣、大剣、弓の3種類で、サブとして敵に攻撃をしてくれるガントレットや防御特化のシールドを装備することができます。

シンギは1セット5種類セットすることができ、自由に組み合わせることができます。MPを消費するタイプではなく使用後にクールタイムを挟んで再使用できるタイプなので、気にせずバシバシ使っていく事ができます。

シンギの種類は豊富で武器によっても変化するため自分の気に入った武器、シンギを組み合わせることができます。攻撃以外にもステータスアップのシンギや、魔法を放つシンギなど様々なものがあります。

また、シンギの中にはカウンター性能を持ったものもあり、敵が使う一部の攻撃が当たる直前にシンギを当てると、「シンギカウンター」が発動し敵の攻撃を無効にしつつ体制を崩すことができます。

タイミングを合わせてシンギを当てる必要がありますが、一部の攻撃は敵の頭に黄色い「!」が表示されるため、それを見て判断できるのでわかりやすいです(「!」が赤い場合はカウンターできない攻撃なので要注意)。

それ以外にも敵を攻撃し続けると敵の中央に丸い円が表示されゲージが溜まっていきます。溜まると攻撃ボタンに変化し敵の近くで攻撃ボタンを押すとソウルライクで言う「致命の一撃」ようなクリティカル攻撃を与えることができます(こちらは致命ではありません)。

シンギを駆使したコンボで敵にバシバシと攻撃を与え、ゲージが溜まった所でクリティカル撃を与えるのは演出も相まってかなり爽快です。

それ以外にも敵の後ろから攻撃するとバックアタックになったり空中でもコンボやシンギ、クリティカル攻撃を与えることができたりとアースウォーズさながらに爽快感のあるバトルが楽しめるのはかなり良かったです。

膨大な数のスキル(福音)とスキルツリー

本作はレベルアップをするとスキルポイントを獲得できるのですが、そのスキルポイントを「福音」と呼ばれるスキルツリーに割り振ることでキャラクターを強化していきます。

福音は本のようになっており、最初は1ページだけなのですが特定の敵やボスを倒すことでページが解放されていきます。

解放したページのスキルツリーにポイントを割り振るだけでなく、特定の敵を倒したりクエストをクリアすることで獲得できるスキルもあります。

それだけではなく、敵を一定数倒したりした時や、マップ内にある石板から獲得できたりと豊富な条件でスキルを獲得することができます。

スキル自体も様々なものがあり、ステータスアップや新しいアクションの獲得、武器やアクセサリー作成の知識習得など色々なものがあって良かったです。

気になった点

回避アクションが使いづらい

爽快感のあるバトルが魅力の本作ではありますが、回避アクションが使いづらいのはキツかったです。

回避アクションは敵をすり抜けることができるにはできるのですが、小さい敵に限っての話で、大型の敵はすり抜けることができません。

各エリアのボスは大型ばかりなので敵の連続攻撃を後ろに回って避けるという立ち回りができません。そのため敵の一撃一撃しっかり回避しないと被弾してしまいます。

もう少し範囲を広げてしっかり大型のボスも回り込めるようにしてほしかったです。

被弾後の無敵時間がない

被弾後の無敵時間が無敵時間がない、それは敵の攻撃が多段ヒットしてしまうということです。本作も例外ではなく攻撃が多段ヒットしてしまいます。

さらに厄介なことに本作ではスキルツリーでは防御力がほとんど上がらず、防具やアクセサリーを装備しなければ変化を感じることができません。

そのため防御力が明らかに低く設定されてしまい、それでなくてもダメージが大きいのに多段ヒットを受けようものなら一瞬で体力を持っていかれます。

しかもゲームが進むにつれスーパーアーマー持ちが多くなり、こちらが攻撃しても怯むことはなく多段攻撃を当ててくるため、こちらが先に死亡してしまいます。

せっかく爽快感のあるバトルが楽しめるのに、これにより弓からの遠距離攻撃が一番安定するという状況になってしまい、近接で戦う楽しみがありませんでした。

他のステータス同様防御力を上げられるようにするなど、バランス調整をしっかりしてほしかったです。

まとめ

ここが良かった
  • 豊富な数のシンギを駆使した爽快感のあるバトル
  • 膨大な数のスキル(福音)とスキルツリー
ここが気になった
  • 回避アクションが使いづらい
  • 被弾後の無敵時間がない

爽快なアクションが楽しい2Dソウルライクではあるのですが、バランスが良くないため、アクションだけなら正直アースウォーズの方がおもしろいです。

ただ、世界観や豊富なシンギやスキルなどのRPG要素は間違いなく本作の方が良いです。ソウルライクが好きな方やアクションRPG好きなはぜひ一度プレイしてみてください。

という訳で今回はこの辺で。
また次回!

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