【感想・レビュー】GRIME(グライム)

こんにちは、まよねーずです!

先日、僕の大好きな作品の一つである「クロノクロス」のリマスター版「ラジカルドリーマーズエディション」がリリースされました。

スルメのように噛めば噛むほど味がでるバトル、引き込まれるストーリー、そして魅力的な仲間たちを自由に組み合わせ可能なパーティー。とにかく最高でした。

そんな懐かしさを噛みしめながらちょっとずつプレイしてますが、分かってるのに先が気になってしょうがないからついついやり過ぎます。本当にクロスはヤバい沼です。

まだプレイしたことない方、超やってください。ぜひやってください。マジでおもしろいから!

ちょっと興奮気味ですみません。レビューはちゃんとします。今回は頭ブラックホールな主人公が奇妙な世界を旅するソウルライク系メトロイドヴァニア「GRIME(グライム)」です。

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GRIMEについて

開発Clover Bite
リリースプラットフォームSteam
価格Steam:¥2,570

本作はイスラエルが拠点のスタジオClover Biteが開発した作品です。

昨今人気のソウルライク系メトロイドヴァニアとして、2021年8月にSteam版がリリースされました。

ユーザー評価は非常に好評を獲得していますが、現時点では家庭用機ではリリースされていません。そもそも家庭用機でリリースされるかも不明です。

家庭用機でリリースされるなら家庭用機版が欲しかったのですが、僕の好きなソウルライクとメトロイドヴァニアがミックスした作品だったため、今回Steam版を購入してプレイしました。

ストーリー、ゲーム内容はどんな感じ?

はるか宇宙の彼方で誕生した歪な生命の旅路

舞台はおそらく宇宙の彼方。突然の物質変異によって産み出された頭部がブラックホールになっている生命体が主人公です。

突如として産み出されたこともあり、主人公は自分が何者なのか、何の目的で産み出されたのかわかりません。

しかしどうやら、自分には様々な物質を吸収して自らの力に変え、肉体や性能を変化させることが可能になっている模様。

自分の存在理由がわかりませんが、目の前に広がる歪で奇妙な世界を進んでいきます。

奇妙な世界観のソウルライク系メトロイドヴァニア

本作は最近増え始めているソウルライクとメトロイドヴァニア(レベルや装備があるためヴァニア寄り)のハイブリッド、その名もソウルヴァニアです。

3Dグラフィックで表現された奇妙な世界を同じく奇妙な見た目をした頭がブラックホールの主人公が進んでいきます。

高難易度、スタミナ制、セーブポイントでのレベルアップといったおよそソウルライクに揃っている要素は兼ね備えています。

もちろんスキルを獲得することで探索範囲が広がるメトロイドヴァニア要素もしっかり備わっているため、僕のようにどちらのジャンルも好きな方にはどストライクです。

ソウルライクお約束のロスト要素もありますが、ロストするのは経験値ではなく情熱と呼ばれるものをロストしますが、情熱は溜まれば経験値をアップさえるもののため、失ってもそこまで痛くはないです。

また、本作の特徴的な要素として、敵をパリィすることで相手の能力を吸収できるという要素がありますが、こちらはこの後詳しく話します。

良かった点

パリィで敵の能力を吸収できる要素が斬新

本作で1番特徴的かつありそうでなかった要素だと思うんですが、敵をパリィで倒すことでその相手の力を吸収することができます。

敵によって吸収する回数が違い、5体吸収しないといけない敵や1体でOKな奴も。敵によって様々です。

タイミングも違い、敵の体力ゲージが赤いゲージの時にパリィを決めると大ダメージを与えかつ能力を吸収できます。

オレンジゲージの時にパリィを決めるとただ攻撃を弾くだけになってしまうため、赤ゲージまで体力を削ってから行うのが基本です。

中にはパリィできない攻撃をしかけてくる敵もいるため注意が必要ですが、ボスも含めたほとんどの敵をパリィできるため、積極的にパリィを狙っていきたくなります(敵によっては能力を持っていない奴もいたりします)。

パリィをしなくても敵を倒すことは可能ですが、一つのメリットとしてのあるバトルを楽しめる要素として良いと感じました。

能力吸収を絡めた豊富なキャラクターカスタマイズ

上述した能力吸収により、本作はキャラクターを自由にカスタマイズできるのも魅力です。

セーブポイントでレベルアップとスキルセットが可能となっていて、ボスや中ボスを倒すことで獲得できるハントポイントをセットすることでスキルの恩恵を受けることができます。

スキルによってレベル上限が違う、かつ必要なポイントはスキルによって変わりますが、付ける付けないは自由に決められるため、自由なキャラクターカスタマイズが可能です。

メトロイドヴァニアに限った話ではないですが、こういったカスタマイズはRPG要素のある作品の醍醐味ですよね。やっぱり楽しいです。

気になった点

パリィ前提のゲームバランス

パリィによる吸収を特徴にしているせいか、全体的にパリィ前提のゲームバランスになっています。

体力回復は敵をパリィで倒すと溜まるゲージを使用して行うのですが、パリィで倒さないとゲージが溜まらない、かつ5体の敵をパリィで倒さないと使用できません。

かといって前述した体力ゲージの絡みがありパリィを気軽に決められないため、正直ゲームバランスが悪く感じられました。

パリィで敵の力を吸収できるのは楽しいですが、そこに依存しているかのようなバランスは逆にストレスになってしまいます。もう少しバランスよくして欲しかったです。

全体的に見づらい

マップは場所によって真っ暗になっているところがありかなり見づらいです。それだけではなく、マップのオブジェクトや背景が敵と同化してしまい敵の存在に気付かず変にダメージを食らってしまう事もありました。

場所によってはそんなことはないので、世界観が暗い雰囲気なものもあり全体的に暗いというだけだとは思うんですが、もう少し気持ち明るめだと良かったなと思いました。

まとめ

ゲームバランスは正直良いとは言えませんが、独自のオリジナリティをしっかり出したおもしろいソウルヴァニアだと思います。

ソウルヴァニアが好きな方、ヴァニア寄りのメトロイドヴァニアの方が好みという方にはオススメです。ちょっと変わった世界観が好きという方にもオススメなので、気になった方は一度プレイしてみてください。

ということで今回はこの辺で。
また次回!

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