【感想・レビュー】The Slormancer(スローマンサー)

こんにちは、まよねーずです!

6月になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。6月は祝日がないから辛いですよねぇ。1日でも祝日があってくれるとモチベーションが違うんですけどねぇ。とはいえちゃんと週休2日はあるのでよしとします。

平日休みになる仕事ではないので、有休を使って平日休みを取るとテンションが上がります。何しようかなぁ、ちょっと出かけようかなぁって思うんですけど、気づいたらゲームしちゃってたり笑

でも平日は休日よりも空いてる場所は多いので、午前中だけ出かけて午後は家でゆっくりするっていう流れが一番充実してるなと思う瞬間だったりします。平日休みの醍醐味ですね。

さて今回はお手軽ながら本格的なビルドを楽しめるブラックユーモアたっぷりな2Dハクスラ「The Slormancer(スローマンサー)」です。

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作品について

開発元Slormite Studios
リリースプラットフォームSteam
価格Steam:¥2,300

本作はSlormite Studiosが手がけた作品です。

2Dドットなディアブロライクということで、ローグライクとかだと結構2Dあるんですけど、2D結構本格的なディアブロライク作品はなかなかないイメージのため、気になっていた作品です。

2021年4月にSteamより早期アクセスでリリースされて以降、長い期間をかけて更新を続けていましたが、2025年5月にようやっと正式リリースとなりました。

4年という長い期間更新されていたため、Steam良作ハクスラとして評価が高い本作。僕も気になっていたため、購入してプレイしてみました。

王国の危機に3人の若者が(嫌々)立ち上がる!

本作の舞台はスロームと呼ばれる不思議な力が存在する世界のとある王国。

現在王国では墓地から骸骨が沸きだし住民を恐怖に貶めているとのことで、王国の勇者であるブライアン・マクリプトに調査の要請がかかったが、ブライアンはこの調査関われないようです。

そこで彼は、宿屋の主人に自分以外でこの調査に関われる人材を用意してもらいました。そして集まったのは3人の若い冒険者たち。

しかし1人を決めようとすると「自分は無理だ。お前が行け」と言わんばかりに指を指しあう始末。何とも頼りない3人でしたが、仕方がないとその中の1人に調査を要請します。

何とか1人を決めることができましたが、満足に武器も持っていません(みんな強制的に集められた模様)。ひとまずアダム・ノストラスという老人にブライアンの昔の武器を借り、そのついでにシェフからプロテインドリンクを持ってくるお使いに向かいます。

アダム・ノストラスから武器を受け取り、帰りにシェフから何とも怪しいプロテインドリンクを受け取りブライアンの元へと戻ります。

ブライアンにドリンクを渡すと彼は一気に飲み干します。すると…なんと死んでしまいました。そして魂だけの存在になってしまったのです。

そんなアクシデントが発生したと同時に街に異変が。なんと町の住民が国王を残し全員消えてしまったのです。さらに国王は住んでいた城から締め出されてしまいます。城の門は謎の封印で守られています。

どうやらこの騒動は邪悪な魔術師であるスローマンサー、オーム・アガドの仕業のようです。色々あって城から追放された彼が、王国を奪うために戻ってきたようです。王国を取り戻すには彼を倒すしかありません。しかし問は封印されています。

ひとまずは消えてしまった住民を探しながら城の封印を解除するアイテムを探すことに。ブライアンの指示の元、半ば強制的に王国を救うために動くことになりましたが、仕方ありません。果たして彼らは無事にスローマンサーを倒し王国を取り戻すことができるのでしょうか。

ブラックユーモアのある2DドットなハクスラアクションRPG

本作は3人の冒険者から1人を選択し、様々なエリアをクリアしながら邪悪な魔術師であるオーム・アガドを倒すディアブロライクなハクスラアクションRPGです。

キャラクターは騎士、狩人、魔術師の3人。最初は3人の中から1人を選びますが、途中でプレイアブル解放のステージがあるため、クリアすると3人のキャラを自由に切り替えて進行することができます。

ゲームは複数のステージに分かれたエリアを進んで行き、エリア最後のステージでボスを倒せば次のステージに進めるステージクリア型で、各ステージにはクリア目標があり、それを達成することでステージクリアとなります。

ディアブロライクなため、大量の敵を相手にきったはったを繰り広げ、敵を倒した際に落とす装備を拾ってキャラを強化し、さらに強い装備を求めてステージに挑むハクスラ要素があります。

装備にはレア度があり、もちろんレア度によって色分けされています。レア度以外にも装備ごとにレベルが付いており、レア度が低い防具でもレベルによってはレア度の高い装備より強かったりします。

キャラクターのレベルが上がるとステータス項目にポイントを割り振ることができ、プレイヤーの自由にカスタマイズ可能です。

もちろんスキルは強化ツリーで強化が可能なタイプ。スキルごとに複数段階のスキルをあり、段階ごとに1つのスキルを強化、セットできるようになっています。また、キャラクターごとに3つの特性があり、アーチャーでも近接タイプにすることができたりと、なかなかに自由度が高いです。

他にも、祖先の石と呼ばれる石をセットすることで様々な付加効果を得ることができます。スキルツリーのようになっており、石の数によりますが自由にカスタマイズ可能です。

使えば使うほど強くなる豊富な武器

本作はより強い装備を求めて敵を倒しまくるディアブロライクなハクスラではありますが、武器については仕組みが違っています。

本作の武器はスロームリーパーと呼ばれる不思議な力を持った武器。ステージを探索することで手に入れることができます。

武器種は剣、弓、杖の3種類と少な目です。ただ、他の装備とは違い武器はキャラクターのように使えば使うほどレベルが上がって強くなっていきます。

武器によってついている効果も違うため、自由に気に入った武器を選択できます。キャラごとに武器が固定されているため違う武器を装備することはできませんが、武器種ごとにどれを装備するか迷ってしまうほど見た目や効果の違うものが豊富にあります。

新しい武器を獲得すると1から育てていかないといけないという手間もありますが、武器レベルを自身が持っている中で一番高い武器のレベルに合わせてくれるというアクセサリーもあるため、そこまで苦にならないのは良かったです。

水増し要素がストーリークリアを阻害している

本作は1ステージをクリアするのはそこまでストーリークリアまでそこまでではなさそうに思いますが、すべてのエリアをクリアしていざラスボス!というところで、挑む前に自身を強化するように言われ、複数のミッションを強制的にやらされます。

こういった作品は「ゲームをクリアしてからが本番」というのが基本ですが、そのゲームをクリアしてからが本番部分をクリアする前に強制されてしまい、それをこなさなければラスボスに挑めない、という状況でした。

色々要素が解放されるにはされるんですが「これはエンドコンテンツでは?」というものが多く、それなら先にゲームをクリアさせて欲しかったです。

ゲームをクリアする頃には本作に飽きてしまう人もきっといると思われます。僕は「もう疲れた…」となりました。

まとめ

ここが良かった
  • 2Dドットで本格的なディアブロライクが楽しめる
  • 武器の成長要素が他と違う点が個人的に良かった
  • ラスボス前の作業がストレス

ラスボス前の作業を除けば非常に楽しい2Dのディアブロライクです。ディアブロライクな作品が好きな方やディアブロライク初心者の方にはオススメなのでプレイしてみてください。

という訳で今回はこの辺で。
また次回!

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