【感想・レビュー】Curse of the Sea Rats(カースオブザシーラッツ)

こんにちは、まよねーずです!

4月、5月、6月の3ヶ月はメジャーインディー問わず、ドカドカと新作がリリースされます。

すでにリリースされたものの中でも欲しいものが多すぎて頭がエラいことになっておりますが、手持ちのゲームも色々プレイしていきたい!

でもさ、今月19日にはメイジシーカーが、20日にもファイナルファンタジーピクセルリマスターが出るし、25日にはアフターイメージが出るんだよ。

先日アトミックハートもリリースされたし、5月にはルビー:アロウフェルも出て、6月にはディアブロⅣが…ってあー!!どうか!どうか休みをください!!

すみません、取り乱しました。さて今回は最大4人までのマルチプレイが楽しめるメトロイドヴァニア「Curse of the Sea Rats(カースオブザシーラッツ)」です。

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作品について

開発元PETOONS STUDIO
リリースプラットフォームSteam、PS5、PS4、Switch、Xbox Series X/S、Xbox one
価格Steam:¥2,300
PS5、PS4:¥1,980
Switch:¥1,980
Xbox Series X/S、Xbox one:¥2,000

本作はPETOONS STUDIOが手掛けた作品です。最大4人までのマルチプレイが可能ということで話題となったメトロイドヴァニアです。

ネズミとメトロイドヴァニアということで、通称「ラットイドヴァニア」とも呼ばれています。

2020年にKickstarterにてゴールを達成し、2021年にリリース予定でしたが、コロナの影響もあったのでしょうか、なかなかリリースされず、2023年4月6日に無事リリースとなりました。

リリース時点で様々なプラットフォームに対応しており、僕は毎度のことですがSwitch版を購入してプレイしました。

ストーリー、ゲーム内容はどんな感じ?

呪いを受けた囚人達と海賊達との戦い

本作の舞台は1777年のアイルランド。大英帝国の囚人を輸送中の船が、海賊にして魔女であるフローラ・バーン率いる海賊達の襲撃を受けます。

フローラは呪いの魔法によって、囚人を含めた船の乗組員達をネズミへと変えてしまいます。そして船の提督の息子であるティモシーを誘拐し逃げていきます。

提督は何としてもティモシーを助け出しフローラを捕えるため、身柄の解放を条件に輸送中の囚人達にティモシー救出を依頼します。

主人公である囚人達は、大陸軍の兵士であるデイビット・ダグラス、シャイアン族のハンターのバッファロー・カルフ、奴隷解放軍のリーダーブッサ、日本人武芸者のアカネ・ヤマカワの4人。

4人の囚人達は自由を勝ち取るため、そして呪いを解き人間に戻るためにフローラを追います。

果たして無事フローラを捕まえ、ティモシーを救出することができるのでしょうか。そして彼らの呪いは無事に解けるのでしょうか。

マルチプレイ対応のメトロイドヴァニア

本作は18世紀のアイルランド海岸近郊を舞台に、ネズミとなった4人の囚人を操作しフローラを追いながら様々な場所を探索していきます。

グラフィックはアニメのようなタッチで描かれていますが、特に癖はなくしっかり操作できます。

ゲーム内容はオーソドックスなヴァニア寄りで、様々な場所を巡りスキルを獲得しながら探索範囲を広げていきます。

ヴァニア寄りのためレベルアップ要素もあります。装備の切り替えはありませんが、敵を倒すとレベルアップしてステータスが強化されたり、敵を倒した際に獲得できる銅銭を使いスキルを獲得することもできます。

本作一番の特徴はマルチプレイで、最大4人でプレイする事ができます。メトロイドヴァニアでマルチプレイができる作品は少ないため珍しいタイプです。

ただローカルマルチプレイとなり、家族や友達、恋人とプレイできる方に限られるため、僕のようなぼっち至上主義ではマルチプレイが楽しめません……寂しくなんかないぞ。

良かった点

キャラクターを切り替えて操作可能なシングルプレイ

前段話してたマルチプレイの話がフリみたいになっちゃってますが、マルチプレイでない時は4人のキャラクターを切り替えて操作します。

セーブポイントでしかキャラクターの切り替えができませんが、それぞれ特徴の異なる4人を操作できるのは楽しいです。

レベルは一律のため、どのキャラを使っても同じレベルになりますが、スキルはキャラごとに異なっています。

それぞれでスキルツリーが用意されているため、好きなキャラを自由に強化することができるのは良かったです。また、探索スキルについても一律で、誰かが獲得すれば他のキャラも使用可能になります。

ただ、スキル効果がキャラによって違う場合があり、同じダッシュでも前にダッシュするキャラもいれば後ろにダッシュするキャラもいるなど、キャラの特徴に合わせてスキルの発動が変化するのはおもしろかったです。

ちなみにキャラクターによってイベント時やボス戦時のセリフも違うため、4人分のイベントを見てみるのもおもしろいと思います。

探索エリアの種類が多い

もしかしたら個人的にそう感じているだけかもしれませんが、本作は様々なエリアを探索できるなと思いました。

海岸付近や森の中、沼地に洞窟、風が吹く谷や古代遺跡など、様々なロケーションを楽しむことができます。

一つ一つのエリア自体そこまで広くはないのですが、結構な頻度で見た目が変わるため広く感じるのと同時に冒険している感じがあって良いです。

色々なメトロイドヴァニアをプレイしてきましたが、ここまでロケーションの変化がある作品はあまりなかったように思います。

気になった点

セーブポイントやワープポイントの位置が悪い

メトロイドヴァニアのセーブポイントというと、ボス部屋前にセーブポイントがあることがほとんどなのですが、本作はよくわからない位置にセーブポイントが設置されていることが多く、ボス部屋前には絶対にありません。

ただ、セーブポイントがない代わりになぜかワープポイントがボス前に設置されていたりと、よくわからない位置にあるのが謎でした。できればもう少し位置を考えて欲しいと思いました。

ワープポイントが有料かつ終盤には使用不可となる

各エリアに設置されたワープポイントですが、到着しただけでは開放されず、開放には銅銭を支払う必要があります。

しかもゲームが進むごとに価格が増えていきます。敵を倒せばそれなりに稼げるものではありますが、せっかく辿り着いたのに銅銭を支払わなければ解放されないのは不満でした。

また、ゲーム終盤になるとワープポイントが使えなくなってしまいます。そのため基本徒歩で移動をする訳ですが、ショートカットができないよう障害物で道が塞がっている場所もあり、無理矢理回り道をさせられる箇所もあり、かなり移動のモチベーションを削がれました。

有料でないと解放されないうえに後半は使用できなくなるのはただただストレスなので、どうにかして欲しいです。

まとめ

ここが良かった
  • キャラクターを切り替えて操作可能なシングルプレイ
  • 探索エリアの種類が多い
ここが気になった
  • セーブポイントやワープポイントの位置が悪い
  • ワープポイントが有料かつ終盤には使用不可となる

細かい部分での調整不足が目立ちますが、良い部分もしっかりあるメトロイドヴァニアです。王道のメトロイドヴァニアを楽しみたい方、友達と一緒にプレイ可能な方にはオススメなので、気になった方はプレイしてみてください。

という訳で今回はこの辺で。
また次回!

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