【感想・レビュー】Absolver(アブソルバー)

こんにちは、まよねーずです!

FPSと合わせてプレイしたい熱が上がったジャンルにRPGがあります。しかも国産、JRPGです。

RPGはもっぱらアクションRPGが好きで、ずっとそちらに偏ったプレイをしていたんですが、たまにはやろうかなと思い、積みゲーとなっていた「スターオーシャン4」を始めた所、一気にプレイして先日クリアを果たしました。

そこから勢いは収まらず、次は「テイルズオブヴェスペリア」をプレイしています。いやー、久しぶりのJRPGはおもしろいですね。引き続き熱が冷めるまで積みゲーとなってしまっているJRPGをちまちま崩していこうと思います。

さて今回は、格闘ソウルライクアクションRPG「Absolver(アブソルバー)」です。

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Absolver(アブソルバー)について

開発Sloclap
リリスプラットフォームSteam、PS4
価格Steam:¥2,980
PS4:¥3,035

本作はフランスはパリのスタジオSloclapが手掛けた作品です。Sloclapは元Ubisoftの開発者の方々が設立したスタジオだそうです。

ソウルライクな作品なのですが、なんと武器が格闘という珍しいタイプのアクションRPGです。4年前の2017年にSteamでリリースされ、その2年後の2019年にPS4でリリースされました。

僕が購入したのはPS4版のためPS4版でのレビューとなります。

ちなみに本作の開発であるSloclapの新作である「Sifu」が2021年内リリースを発表しています。こちらも楽しみです。

ストーリー、ゲーム内容はどんな感じ?

アブゾルバーとなるべく数々の試練に挑め!

物語の舞台は崩壊したアダルと呼ばれる王国にある寺院のような場所。そこでは世界に安定をもたらすエリート格闘集団アブソルバーを目指し、多くの者が日々修行を積んでいました。

その中の一人である主人公は師匠らしき人物に導かれ、とある部屋に赴きます。

主人公はその部屋にいる謎の人の形をした生命体から仮面を受け取ります。受け取った仮面をつけた途端、主人公は意識を失います。

気が付くと王国内のとある場所に飛ばされていました。そこでは主人公のように仮面を付けた格闘家たちが容赦なく襲い掛かってきます。

主人公はそんな猛者達を退けながら各地を巡り、アブソルバーになるべく数々の試練に挑んでいきます。

拳で語るソウルライクアクションRPG

前もって触れている内容ですが、本作はソウルライクアクションRPGです。基本的な部分は「ダークソウル」と同じですが、バトルでは己の身体を武器にして戦います。一応武器もあるにはあるんですが、基本は格闘がメインとなります。

敵も己の身体を武器にして戦う格闘家たちばかり。そんな格闘ゲームのようなアクションが楽しめる珍しいタイプのソウルライク作品です。

ゲーム開始時にキャラクタークリエイトがあるのですが、そこで流派の選択を行います。流派は「フォーセイクン」「ウィンドフォール」「コルト流」の3つに分かれており、その中から1つを選択します。

ゲームの流れは「ダークソウル」のような3D探索型で、各地を巡り他の格闘家やボスと戦っていく形になります。ソウルライクのため難易度が高めで、もちろん死亡したらロストする要素もあります。

レベルアップについては敵を倒して経験値を取得し、一定の量まで溜まったら自動でレベルアップするオーソドックスなタイプになります。レベルアップして獲得したポイントをステータスに割り振るという点は「ダークソウル」と同じです。

ちなみにオンライン要素もあり、同じ場所で他のプレイヤーが冒険している姿なども見かけることができます。同じ場所にいるプレイヤーとは拳を交えてみたり、時には強敵を一緒に倒したりなんかもできます。

良かった点

3D格闘ゲームのようなアクションが楽しめるバトル

本作一番の魅力はやはりこれではないでしょうか。ボタンを連打することでコンボに派生し、敵に攻撃を当てていく様はさながら3D格闘ゲームのようです。

かといって色々なボタンの組み合わせでコンボを生み出す格闘ゲームとは違いシンプルなつくりなので、簡単にコンボを繰り出せる点は良かったです。ちなみにコンボは自分で編集することが可能で、オリジナルのコンボを生み出すことができます。

さらに本作には「構え」という要素があり、4つの構えを切り替えながら戦うことが可能です。攻撃によって各構えに派生する形になり、かつ構えによって技が変わったりするため、しっかりとコンボを練ることができます。

「①の技でAの構えに派生できるからそこから②の技に…」なんて編集も可能になっているので、しっかり考えて作ったコンボが最後まで決まった時は超爽快です。

3つの流派によって変わる「捌き」

キャラクタークリエイト時に流派の選択をしたかと思いますが、流派の違いによって敵の攻撃をどう捌くかが変わります。

フォーセイクン
 敵の攻撃を受け流しダメージを無効化することが可能

ウィンドフォール
 敵の攻撃を回避し隙を作ることが可能

コルト流
 敵の攻撃をガードすることで体力を回復することが可能

どの流派も敵の攻撃に合わせタイミングよく行う必要があるため難しいですが、決まると一気に逆転することが可能なので、積極的に狙っていきたくなります。

しかも敵の攻撃によって上段下段と変わるため、格闘ゲーム経験者の方も納得の要素になっています。

敵の技をラーニングして自分のものにできる

本作はキャラクターが全員格闘家ということで様々な技が飛び交います。そんな技の数々、なんとラーニングが可能となっています。

敵が仕掛けてくる技をガードすることでその技の習得値のようなものがたまっていき、それがMAXになるとその技を習得し、以降コンボに組み込むことができるようになります。

大体の技がラーニング可能で、ボスが使ってくる技もいけるのは良かった。カッコいい技多いんですよ。それが自分で出せるようになるとか最高です。

気になった点

全体的に説明不足

本作はあまり説明がなく進んでいくこともあり、技の編集など最初はまったくわからずセーブポイントに行って初めてその要素に気付いたり、ラーニングについても「敵の攻撃をガードしたらそれらしい表示が出てきた」という感じでした。

全体的に説明が不足している印象が強いので、もう少し各要素への説明が欲しかったです。

複数人とのバトルがシビア

本作は1対1のバトルに特化していますが、複数人でのバトルが発生する時がしばしばあります。そのバトルがかなりシビアでタコ殴りにされてやられる、なんてことが頻発します。

もう少し複数に特化した立ち回りができるようなつくりにしてほしかったなと個人的に思います。

まとめ

ここが良かった
  • 3D格闘ゲームのようなアクションが楽しめるバトル
  • 3つの流派によって変わる「捌き」
  • 敵の技をラーニングして自分のものにできる
ここが気になった
  • 全体的に説明不足
  • 複数人とのバトルがシビア

拳で語るソウルライクアクションRPGです。ソウルライクが好きな方や他のアクションRPGでも格闘を選んでしまう方、3D格闘ゲームが好きという方は楽しめる作品だと思いますので、気になった方はぜひプレイしてみてください。

という訳で今回はこの辺で。
また次回!

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