こんにちは、まよねーずです!
最近PSstoreでセールが頻繁に行われています。そのためついつい購入をしてしまい着実に積みゲーを増やしている僕です。
「積みゲーは罪」なんて誰が言ったかわからないけど響く言葉もありますが、やっぱセールって言われると買っちゃいますよね。良い響きですね、セールって。
さて今回は『インディヴィジブル 闇を祓う魂たち(indivisible)』を紹介します。
Table of Contents
インディヴィジブルについて
開発 | LabZeroGames |
リリースプラットフォーム | Steam、PS4、Switch |
価格 | Steam:¥4,280 PS4:¥4,950 Switch:¥4,950 |
本作は北米のスタジオLabZeroGamesが手掛けた作品です。
格闘ゲームファンから熱い支持を受けているスカルガールズが有名なLabZeroGamesですが、2作目となる今回はなんとメトロイドヴァニア×RPGと何とも珍しい組み合わせ。
そんな本作はSteamでは非常に好評を獲得しており、今回満を辞して国内版がリリースされました。
しかもオープニングアニメは『キルラキル』などで有名な国内のアニメ制作会社トリガーが制作しており、さらに日本語化にあたって国内の人気声優をこれでもかと起用する力の入れよう。さすがです。
ちなみに今回はパッケージ版も合わせてリリースされたこともあり、僕はPS4パッケージ版を購入しました。
ストーリー、ゲーム内容はどんな感じ?
1人の少女と仲間たちが繰り広げる世界を股にかけた大冒険!
その昔、世界は魔神に支配されていました。しかし、4人の勇者達が魔神の封印に成功、世界は平和となりました。そんな世界のアシュワット村に住む主人公アジュナは、毎日父親との訓練に明け暮れる少女。
その日もいつものように父親と訓練をし、先に帰った父親を追いかけて家路を急ぐと、村が火の海になっていました。村はラバナバー帝国に襲われ、父親も軍の騎士ダールに殺されてしまいます。
父親の仇を討つためダールと戦うアジュナ。すると突然ダールがアジュナの頭の中に吸い込まれてしまいました。何が起きたかわからない二人は、ひとまずは休戦しラバナバーの元を目指すことに。
様々な仲間や敵との出会いを通して、自分が何者なのかを知り、仲間達と共に世界を股にかけた大冒険をしていく、という物語です。
バトルはRPGなヴァニア寄り
本作はRPGとメトロイドヴァニアが融合した、何とも珍しいタイプの作品です。RPGなのでレベルがあるためヴァニア寄りです。
通常時は横スクロールで進んでいくメトロイドヴァニアタイプで、横スクロールでマップを進んでいきます。
途中アイテムやスキルがないと進めない場所もあり、アイテムやスキル獲得後に訪れたりと、探索の醍醐味が味わえます。
バトルは各キャラにボ対応したボタンをポチポチ押しながら戦うRPGです。バトルの操作感は、ヴァルキリープロファイルによく似ています。
また、戦闘中イッディと呼ばれるゲージ溜めるられるのですが、必殺技の発動やゲージがMAXの状態で使用できるHP全回復+蘇生という大技に使用できます。
良かった点
メトロイドヴァニア要素&バトル前の敵との駆け引きがおもしろい
移動時はメトロイドヴァニアなので、様々なアクションを駆使して探索を楽しめるつくりになっています。中でも敵との遭遇はおもしろいです。
敵とのバトルはRPGなので、先に攻撃を当てた方が先制できるようになっているんですが、一撃当てると先制が取れるだけでなく、ダメージまで与えてからバトルをスタートさせることができます。
敵も先制を取ろうと攻撃を仕掛けてくるのですが、その攻撃を防御してカウンターを加えたり、遠くから飛び道具で動きを崩してから先制を取るなど、バトルを開始する前からバトルが始まっているのはおもしろかったです。
シンプルなようで戦略性の高いバトル
本作のバトルはとてもシンプルではあるのですが、防御の堅い敵や空中にいる敵など、敵によって特殊なタイプが存在し、ただ闇雲に攻撃しているだけでは勝つことができないという点は良かったです。
また、半リアルタイムで繰り広げられるバトルは、明確なターンというものは存在せず、味方もしくは敵が攻撃できるようになったらいつでも攻撃可能という、早いもの勝ちなバトルです。
こちら側は1人3発まで当てられるようになっていますが、すべてのゲージを溜める必要はなく、途中で攻撃も可能です。
すべて溜めて一気に攻めるかコツコツ攻めていくかはプレイヤーの戦略によると思いますが、その間も敵は容赦なく何度も攻撃を加えてくるため、うかうかしてるとやられてしまいます。
前述したイッディについても必殺技を使うか、最大まで溜めて切り札としての全回復&蘇生を残しておくかなど駆け引きを楽しめるバトルは良かったです。
個性的な仲間キャラクター達
本作はたくさんのキャラクターが仲間になり、3人までしかバトルに参加させることができないんですが、その数なんと10人以上!かなりの大所帯です。
それぞれにしっかりと個性があり、攻撃や必殺技もキャラクターによって違います。
回復役のキャラやパワーで押すキャラ、破壊力抜群の大砲をつかるが仲間も巻き込んでしまうキャラなど、個性も癖も強い面々が揃っています。
1人として被りがないのはさすが人気格闘ゲームを生み出したスタジオだなと思いました。
ちなみに僕はパワー型のダール、回復役のジンセン、見た目が好みのソラニというバランス良いのか悪いのかわからない感じですが個人的に気に入っています。
気になった点
メトロイドヴァニア要素が強くRPGがおまけになっている
移動時の豊富なアクションや敵とのバトル前の駆け引きなど、あまりにもメトロイドヴァニア要素が強すぎるため、RPG部分がおまけになっていると感じました。
成長要素も装備やスキルといったものはなく、レベルとリンセルという宝石を集めての強化しかありません。
以前ゲーム実況者のホビドワさんにインタビューをさせいただいた際、本作について「RPGじゃなくても良かったんじゃないか」と言っていたのですが、その意味がよくわかりました。
せっかくメトロイドヴァニアとRPGを組み合わせたのなら、うまい配分でどちらの要素も楽しめるつくりにしてほしかったです。
移動時に求められるアクションが多いためアクション苦手な人向きではない
こちらも上記と同じような感じなんですが、あまりに移動時に求められるアクションが多いため、RPGを楽しみたい方には向かない作りだなと思いました。
移動はメトロイドヴァニアのため、マップには様々なギミックが用意されています。「アクションは苦手だけどRPG要素あるから」とプレイすると、移動時のアクションに疲れてしまうと思います。
なので正直RPGが楽しみたいプレイヤーには本作をオススメできません。
ボスが無駄に面倒
今回一番気になったのはボス戦です。
ボス戦ではある程度敵のダメージを削ると一度アクションパートが挟まる流れになっており、ボスの攻撃をかいくぐって一撃を加えて再度バトルという流れです。
それがバトルのテンポをかなり悪くしており、なぜバトルの合間にこんなアクションを入れてしまったのかと思うほどストレスがたまりました。
一部のボスに至ってはマップの奥へ奥へと逃げていき、途中ボスが発射する飛び道具を避けながら進んでいくなんてのもありました。
そこまでアクション性を高めなくても良かったのではと正直思います。
まとめ
- メトロイドヴァニア要素&バトル前の敵との駆け引きがおもしろい
- シンプルなようで戦略性の高いバトル
- 個性的な仲間キャラクター達
- メトロイドヴァニア要素が強くRPGがおまけになっている
- 移動時に求められるアクションが多いためアクション苦手な人向きではない
- ボスが無駄に面倒
RPGとしての粗は多くありますが、ブラッシュアップしてメトロイドヴァニアとうまく組み合わせれば絶対におもしろくなる作品だと思います。その点は続編に期待したいです(直近開発スタジオで色々問題があったようなので出るかはわかりませんが…)。
メトロイドヴァニアを楽しみつつ、ヴァルキリープロファイルのようなバトルを楽しみたいという方にはおすすめなので、気になった方はぜひプレイしてみてください。
それでは今回はこの辺で。
また次回!