【感想・レビュー】Tales of iron(テイルズオブアイアン)

こんにちは、まよねーずです!

ゴールデンウィーク入りましたね!早い方はもう昨日からとか、もしくは先週土曜日くらいから連休つなげて休みという方も多かったのではないでしょうか。

大型連休といえば、ゲームをガッツリプレイできる最高の期間。僕も今年は帰省をしないため、自宅でゲーム三昧です。皆さまもこの機会に、普段時間がなくてクリアできないRPGなどやってみてはいかがでしょうか。

僕の場合は(他のゲームで)時間がかなくて積んでしまったゲームをプレイする機会なので、積みゲーを存分に遊び倒してやろうと思います。

1日くらい寝ずにガッツリやりたい!でもきっとプレイしながら寝ちゃうんだよなぁ。僕のプレイ時間の3割は寝落ちじゃないかと思ってます。

さて今回は、ネズミとカエルの仁義なき戦いを描いたアクションアドベンチャー「Tales of iron(テイルズオブアイアン)」です。

本作は暴力シーンやグロテスクなシーンが多いため、苦手な方はご注意ください。

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作品について

開発元Odd Bug Studio
リリースプラットフォームSteam、PS5、PS4、Switch、Xbox Series X/S、Xbox one
価格Steam:¥2,990
PS5、PS4:¥3,080
Switch:¥3,080
Xbox Series X/S、Xbox one:¥2,900

本作はイギリスのスタジオOdd Bug Studioが手掛けた作品です。ネズミ族とカエル族との血みどろの戦いを描いたアクションアドベンチャーで、リリース当初から様々なプラットフォームでリリースされた作品です。

リリース前はまったく情報がなかったためノーマークだった作品でしたが、リリース直後にその存在を知り、おもしろそうなのでいずれ購入しようと考えていた作品です。

いつだったかのニンテンドーeショップでセールになっていたため、switch版を購入したものの、プレイのタイミングを逃し半年以上眠らせてしまいましたが、ようやくプレイしてクリアまでいったのでレビューです。

ストーリー、ゲーム内容はどんな感じ?

新しき王となり邪悪なカエル達から王国を守れ

本作の舞台はネズミとカエルが暮らす世界。この世界でネズミ達は何世紀にも渡りグリーン・ウォート率いるカエル達からの侵攻に抗い続けていました。

幾度となく侵攻を耐え抜いてきたネズミ達ですが、絶える事のないカエル達の侵攻に疲弊し幾たびも平和を壊されていきました。しかし、ここで1匹の救世主が現れます。

ラッタスというネズミは、グリーン・ウォート達を奴らの棲み処である腐敗した沼地へと撃退するという信念を掲げ、ネズミの王国を作り上げます。それにより士気を上げたネズミ達は見事カエル達の撃退に成功、ネズミ達はしばらくの間平和な生活を送ることができました。

しかし無情にも時は過ぎていくもの。救世主であるラッタス王は老いてしまい、王国の勢いはまたたく間に脆弱なものへと変わっていきました。

これがチャンスとばかりに、グリーン・ウォート率いるカエルの軍勢が再び姿を現します。グリーン・ウォートは以前の借りを返すため、数えきれないほどの軍勢でネズミの王国へと進撃してきたのです。

しかしラッタス王はもう剣すら握れないほど年老いてしまいました。このままではまずいと悟った王は、1匹のネズミ、若き王子であるレジーへと王冠を委ね、カエル達の襲撃により命を落としてしまいます。

レジーは殺された父の後を継ぎ、カエル達に蹂躙された王国に再び希望の光を灯すため、カエル達に立ち向かいます。果たして王国の運命はいかに。

ソウルライク要素もあるアクションアドベンチャー

本作は主人公であるレジーを操作してマップを探索していく横スクロールのアクションアドベンチャーです。見た目はイラスト調で表現されており、人間は一切出てきません。

基本は様々な場所を探索し、カエルや凶暴な虫達と戦うメインクエストをこなしたり、サイドクエストを受注して寄り道をしていく流れです。

本作ではセリフが一切なく、会話は吹き出しに登場する絵で行います。ただ、完全にセリフがない訳ではなく、ところどころナレーションが入ってくる時があります。

バトルはなかなかに難易度が高いです。武器での攻撃はもちろん、攻撃しつつ盾で敵の攻撃を防御したり、タイミングに合わせてパリィしたりもします。

敵が技?を仕掛けてくる時は頭の上に赤、黄色、白のエフェクトが出るので、何をしてくるかがわかりやすいです。ちなみに赤は防御不可攻撃、黄色はパリィ可能な攻撃、白は遠距離攻撃です。

横スクロールでマップあり、なんて言うとメトロイドヴァニアをイメージしますが、探索スキルを獲得して探索範囲を広がることはないため、メトロイドヴァニアではありません。

また、チャージ式の回復アイテムや装備重量などソウルライクによくある要素もありますが、ソウルライクでもありません。

良かった点

重量にも影響する豊富な装備

本作では様々な装備が登場します。まず武器は近距離と遠距離に分かれており、それぞれカテゴリが近距離は剣、斧、槍で、遠距離は弓とボウガンです。

防具も盾、兜、鎧の3つのカテゴリに分かれています。さらに防具の場合はさらにカテゴリが分かれます。もちろん見た目も変化します。

というのも、本作にはダークソウルのような装備重量の概念があるため軽、中、重と分かれており、重量によって動きやすさが変わります。もちろん軽い装備ほど攻撃力や防御力が下がりがちなので注意が必要です。

武器は重さによるカテゴリ分けがありませんが、武器によって重量が違います。なるべく動き回れるように軽装備にするか、ガチガチの重装備で固めるかは、プレイヤーの自由にカスタマイズできる点は良かったです。

豊富なサイドクエスト

本作はメインクエストの他にサイドクエストがあります。サイドクエストは様々な拠点で受注することができます。

結構色々なクエストがあり、拠点によって受注可能なクエストが違うため様々な種類があります。

特に受注期間がある訳ではなく、いつでも受注できる点は良かったです。様々場所を探索してアイテムを見つけるや、敵を倒すクエスト、中には闘技場で相手を倒せなんてクエストもあったりします。

種類も豊富で良いは良いのですが、1点厄介な点があるのが気になりました。こちらはこの後気になった点で説明したいと思います。

気になった点

成長要素が薄い

世界観は悪くなく、素材はそれなり良いものが揃っている感じのあるアクションアドベンチャーなのですが、成長要素はかなり薄いです。

装備は豊富にあるものの、キャラクターの強化はまったくなく、唯一あるのは体力をアップさせるだけ。そのためキャラクターは一切成長しません。

そのため敵から受けるダメージが大きいです。防具を装備してもボスクラスなら2発で死ぬことがほとんどでバランス調整もすこぶる悪い。せっかく武器防具があるのに非常にもったいない。少し成長要素が欲しかったです。

サブクエストをクリアしないと先に進めない

サブクエストなのに何で?と思うかもしれませんが、本当にそうなんです。というのも、本作は王国を復興させるためにお金がかかるのですが、そのお金はサブクエストの報酬でしか獲得できず、強制的にクリアをさせられる羽目になります。

しかも1回や2回じゃなく何度もそんな場面に遭遇します。下手したらすべてのサブクエストをクリアしたのでは?と思うくらい強制的でした。

サブクエストが豊富なのは良いんですが、強制的にやらされるのは違います。これではサブクエストというよりメインクエストでした。サブクエストに関してはもっと自由度が欲しかったです。

敵が防御不可攻撃ばかりしてくる

これはかなりストレスが溜まりました。敵は遠距離攻撃やパリィ可能攻撃、防御不可攻撃を使ってくるのですが、ほとんどの敵が防御不可攻撃を連発してくる嫌な奴ばかり。

ボスクラスになると防御不可攻撃のバリエーションが増えるため、ほとんどの攻撃が防御不可攻撃になっていきます。防御不可なためパリィができずただひたすら避けるしかないのはストレスが溜まりました。

また、防御不可攻撃の後間髪入れずに防御不可攻撃をしてくる敵も多く、バトルに爽快感や達成感を感じることができず、ただただ非常に疲れるだけでした。

まとめ

楽しめる要素が豊富なアクションアドベンチャーですが、ストレスの要因となるものが多く、個人的にはあまり楽しかったものの満足はできませんでした。

ただ、素材は非常に良いものが揃っているので、もし続編があるならもっともっとブラッシュアップしておもしろい作品にして欲しいです。

今回ネガティブなレビューとなってしまいましたが、決してクソゲーではないので、気になった方は一度プレイしてみると良いかと思います。

それでは今回はこの辺で。
また次回!

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