こんにちは、まよねーずです。
最近オーソドックスなターン制RPGを最近プレイしていないという事に気付き、溜めていた作品をプレイし始めました。
個人的にはアクションRPG派ですが、ドラクエやFFで育ってきた世代なので、やっぱりターン制RPGもおもしろいですね。
フィールドやダンジョンを歩いていると突然敵に遭遇してバトルに入る緊張感とか、乗り物に乗って世界を巡るワクワク感など、ターン制ならではなつくりを楽しんでいる今日この頃です。
というRPG談義をした所で、今回は海外産のターン制RPG「Shadows of Adam(シャドウ・オブ・アダム)」です。
Table of Contents
Shadows of Adamについて
開発 | Something Classic |
リリースプラットフォーム | Steam、Switch ※Steam版は日本語ローカライズされていない可能性あり |
価格 | Steam:¥1,480 Switch:¥1,500 |
本作は北アメリカのスタジオSomething Classicが手がけた作品です。
古き良き日本のRPG(以下JRPG)にインスパイアされた作品で、Steamにて海外版がリリースされた後Switchで日本語ローカライズ版がリリースしました。Steam版がリリースされる前から気になっていた作品だけに、ローカライズされたとkは嬉しかったです。
ただ日本語版はSwitchだけで、Steam版はいまだ海外版のみのようです。そのためSwitch版でのレビューとなります。
ストーリー、ゲーム内容はどんな感じ?
父の行方を捜し迫り来る暗黒から世界を救え
その昔、人はレイスと呼ばれる暗黒の力を利用して魔法の力を操り戦争を繰り広げました。レイスの力は恐ろしく、一つの王国を滅亡させてしまうほど強大でした。
戦争終結後レイスの力は消滅し世界に平和が訪れましたが、レイスを使った戦争は「レイス戦争」と呼ばれ後の人々に大きな傷を残しました。
しかしレイス戦争から数年が経った今、暗黒の力はまたも世界に迫っていました。この物語は、そんな世界にあるアダムという村から始まります。
アダムの村に住むケランとアスラエルは、異変が起きたという村近くの谷へと調査に向かいます。
そこで彼らは一冊の本と、10年前に謎の失踪を遂げたケランの父オラツィオの魂?に遭遇します。
手に入れた本は一体何なのか?そしてオラツィオはどこにいるのか?
2人は多くの謎を解き明かしオラツィオを見つけ出すため、森で出会ったカーティスとケランとアスラエルの幼馴染であるタロンとオラツィオを探すため世界を巡っていきます。
2Dドットグラフィックが懐かしいRPG
ゲームは16ビットのスーファミグラフィックで展開されるRPGです。
キャラクターは全部で4人。戦士、魔法使い、モンクにシーフといったおなじみの職業のキャラクターになっています。
戦闘はターン制のフロントビューですが、ドラクエのような敵だけ見えるタイプではなく、敵の前に味方キャラがいてそのキャラがアクションするという感じ。
敵とのエンカウントもランダムではなくシンボルエンカウントになっていて、しかも道を塞ぐようにして立っている敵に自分からぶつかっていくという、ファイナルファンタジーUSAのようなつくりになっています。
ファイナルファンタジーUSA、懐かしいなぁ。あれおもしろいんですよ。FF本編ほど壮大ではないんですけど、シンプルにおもしろい名作です。本作はかなりファイナルファンタジーUSAをインスパイアしているんじゃないかなと思います。
また、ダンジョンの探索はちょっとしたパズル要素なんかもあったりして、ただ奥へ奥へと進んでいくだけではない点など、プレイヤーを退屈させないようなつくりになっています。川の間の足場を使って向こう岸にジャンプしたりといったアクション要素もあり…うん、やっぱりファイナルファンタジーUSAですね。
良かった点
シンプルでプレイしやすい
最近のRPGはシステム周りが複雑なものが多いですよね。僕の知人もそうですが複雑なバトルやシステムを嫌う人は多いです。「たたかう!じゅもん!もちもの!にげる!それだけでいい!」なんて言う昔かたぎの人までいたりします。
ファミコン世代やスーファミ世代は難しいことわかんないんですよね。僕もその一人です。スキルツリーとかすごい好きですけど、割り振る時は何も考えてません(笑)。
そんな人たちに向けたつくりになっているかはわかりませんが、本作は難しいバトルやシステムは一切なく、とてもシンプルなつくりになっています。
スキル習得に関しても「アレをあーしてコレをこーして」なんて煩わしさはなく、決まったレベルに到達したら決まったスキルを覚えるタイプです。そこも良かったです。シンプルイズベストって奴ですね。
スキルが使いやすい
こういったRPGのスキルというと、基本MPやAPといったポイントを使用して行い、減ってきたら回復してまた使うという流れになっていると思います。しかし本作はちょっと違います。
基本APを消費してスキルを使うのは同じなんですが、APはパーセント表示になっており、各スキルごとに消費するAPのパーセントが違います。戦闘中APが消費した場合は敵に攻撃をするか、パーセント消費のないキャラ固有のスキルを使用しAPを回復します。
また、1ターン過ぎるとある程度APが回復されるため消費の少ないスキルなら毎ターン利用できます。
もちろんアイテムを使ってAPを回復することはできますが、そこまで難易度の高い作品ではないので問題ありません。途切れることなくスキルを使っていけるのは便利でした。
気になった点
ボリュームが少ない
シンプルでプレイしやすいRPGではありますが、クリアまで10~12時間程度と他のRPGと比べてボリュームが少ないです。その影響もあってか一本道で物語が進みます。
乗り物も獲得できますが世界がとても狭いつくりのため、乗り物が必要な大陸や島はほとんどなく、ただ以前行った場所に簡単に移動できる程度にしか利用しませんでした。
昨今のRPGは100時間とか平気で行く作品も多く大ボリュームですが、そこまではさすがに多すぎるので必要ありません。
ただ、昔のRPGは大体20~25時間くらいはあったイメージなので、もう少しボリュームをプラスして冒険が楽しめるつくりにしてほしかったです。
まとめ
- シンプルでプレイしやすい
- スキルが使いやすい
- ボリュームが少ない
ボリュームは少ないですがとてもシンプルでプレイしやすい作品です。昨今の複雑なシステムのRPGが苦手な方、昔の懐かしいRPGをプレイしたい方にはオススメなので、気になった方はぜひプレイしてみてください。
という訳で今回はこの辺で。
また次回!