【感想・レビュー】Blossom Tales II: The Minotaur Prince(ブロッサムテイルズⅡ:ミノタウロス王子)

こんにちは、まよねーずです!

先日、積みゲーとなっていた「イースⅧ」をクリアしました、イースシリーズは昔から好きで、オリジナルからリメイク、黒歴史と呼ばれたバージョンもプレイしているほどです。

先月だったかに新作となる「イースⅩ」が発表され、赤毛の冒険野郎アドル・クリスティンの冒険もついに10回目となります。しかも今回はⅠ&Ⅱのすぐ後とのことで、イースシリーズの時系列はⅠ&Ⅱ⇒Ⅹ⇒Ⅳ(セルセタの樹海)⇒Ⅲ(フェルガナの誓い)⇒Ⅴ⇒Ⅷ⇒Ⅵ⇒SEVEN⇒Ⅸとなりました。

ちなみにイースは世界にある一部の大陸や島などでの冒険を描いているのですが、そこから世界を巻き込む事態に発展することが多いため、現時点でアドルは9回人知れず世界を救っています(ⅠとⅡは同じだから1回か?)。生涯100以上の冒険をしたそうですが、一つ一つがゲーム規模の冒険だと考えると、累計100回は世界を救った感じなんでしょうかね。もはや神じゃん。

さて今回は、おじいちゃんが語る孫たちを主人公にしたゼルダライクアドベンチャー「Blossom Tales II: The Minotaur Prince(ブロッサムテイルズⅡ:ミノタウロス王子)」です。

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作品について

開発Castle Pixel
リリースプラットフォームSteam、Switch
価格Steam:¥ 1,520
Switch:¥ 1,520

本作はカナダとアメリカを拠点とするスタジオCastle Pixelが手掛けた作品です。

『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』を筆頭にした2Dゼルダをこれでもかとインスパイアした作品「Blossom Tales: The Sleeping King(ブロッサム テイルズ:花の王国と眠れる王様)」の続編としてリリースされた作品です。

前作同様Steam、Switchでリリースされたので、Switch版を購入してプレイしました。ちなみに購入したのはリリース日ですが、こちらも今の今まで積んでいました。

ストーリー、ゲーム内容はどんな感じ?

キャンプの夜に語られる双子の姉弟とミノタウロス王の物語

物語は前作同様おじいちゃんから双子の姉弟に向けて語られるところから始まります。キャンプの夜、おじいちゃんがマシュマロを焼いていると、双子の姉弟リリーとクリスがやってきます。

何やら二人は喧嘩をしている様子。そこでおじいちゃんは一つの物語を聞かせます。それは今日みたいな夜にピッタリのお話。

ブロッサムデールという小さな村では、今夜ミノタウロスの月祭りを開催しています。ミノタウロス王とはかつてこの世界を支配しようとした悪い王様でしたが、勇者によって封印されます。

今夜はその破滅を祝った記念の祭りです。お昼寝をしていた双子の姉弟リリーとクリスは、おばあちゃんに起こされミノタウロスの月祭りへと向かいます。

先に行ってしまったクリスをよそに、リリーは祭りで開かれているゲーム屋でミノタウロスコイン5枚を集め、バトルトーナメントに参加します。並みいる大人たちを抑え順調に勝ち上がっていくリリー。

そしてついに決勝戦。その相手は弟のクリスです。激しいバトルの末、何とかクリスを追い詰めたリリーでしたが、クリスの卑怯な作戦に騙され逆に追い詰められ負けてしまいます。

弟のあまりにも卑怯な行動に激怒したリリーは、ミノタウロス王に弟をどこかへ連れていくよう願います。するとその願いに呼応するかのようにリリーの目の前にミノタウロス王が現れます。ミノタウロス王はリリーの願いの力により復活してしまったのです。

ミノタウロス王はクリスをどこか遠くへと連れ去ってしまいます。自身のせいで弟がさらわれてしまったため、リリーは気が気ではありません。リリーはクリスを助けるため冒険へと旅立ちます。

最悪な形で離れ離れとなった双子の姉弟。果たしてリリーはクリスを見つけ助け出すことができるのでしょうか。そして二人は仲直りすることができるのでしょうか。

さらにパワーアップしたゼルダインスパイアのアクションアドベンチャー

ぶっちゃけ本作はゼルダをガッツリインスパイアした、というかほぼゼルダと同じつくりになっているため、説明はほぼ必要ないレベルだったりします。

マップの広さは前作とほぼ変わりありませんが、素材を集めることで様々な効果を持つ薬の調合ができるようになったり、釣りなどのミニゲームが楽しめるようになったりと、新しい要素が追加されました。

また、前作よりも探索用アイテムの種類が増えたため、より探索を楽しめるようになりました。その点は良かった点で語ろうと思います。

全体的には正直前作とほぼ変わらないつくりにはなっていますが、王道のゼルダライクとしてのおもしろさは変わらずに備わっています。

良かった点

アイテムの種類が増え探索の幅が広がった

本作一番の要素としては様々な探索アイテムが追加となり、より探索を楽しめるようになった点です。爆弾やブーメランに弓矢はお約束かと思いますが、それ以外にも様々なアイテムが追加になっています。

落とし穴の先にある杭に引っ掛けて向こう岸に渡れるヨーヨー(フッ〇ショットって言わない!)や、燭台に火をともす松明(〇ンテラじゃないよ!)、任意の場所に印をつけてボタン一つでその場所にテレポートできるテレポーターなど、様々なアイテムが追加されています。

探索アイテムを駆使したアスレチック地帯や、もちろんボス戦でもアイテムを駆使したバトルが楽しめるようになった点は良かったです。

それにしてもヨーヨーや松明など、見事にゼルダですね!着実に本家に近づいてるなと感じます。もし3作目が出たらどうなるんでしょうか。気になります。

気になった点

続編なのに変化を感じられない

正直かなり残念だった点です。マップは前作と同じで広くなっておらず、ダンジョンの数も前作と同じためボリュームアップはありません。

グラフィックも特に変わった点はなく、ミニゲームやアイテムの追加はあったものの、それ以外はほぼ前作と同じで、あまり変化を感じられなかったのは残念でした。

せっかくの続編なので、何かしらボリュームアップがあると良かったなと思いました。

アイテムの効果に若干不親切な点がある

ゲーム序盤に獲得できるアイテムに関して説明がまったくないため、序盤から詰みそうなってしまう場面がありました。

よく考えればわかる内容ではあったと思うのですが、できれば何かしたらのヒントなり説明は欲しかったです。

まとめ

ここが良かった
  • アイテムの種類が増え探索の幅が広がった
ここが気になった
  • 続編なのに変化を感じられない
  • アイテムの効果に若干不親切な点がある

王道のゼルダライクの続編です。続編としては残念な印象が強く、これなら前作だけでも満足できてしまうレベルだなと思いました。

ただ決してつまらない訳ではないので、逆にまだ前作をプレイされていない方は楽しめると思います。もちろん前作をプレイ済みの方も決して楽しめない訳ではないので気になる方はぜひプレイしてみてください。

という訳で今回はこの辺で。
また次回!

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