【感想・レビュー】Clunky Hero(クランキーヒーロー)

こんにちは、まよねーずです!

先日、グランディアHDコレクションでグランディア2をクリアしたと報告したのですが、「もっと色々なHDコレクション出ないかなぁ」なんて思いました。

昨年の秋頃に「幻想水滸伝」のⅠとⅡをパックにしてリマスターしたものが今後リリースされると発表がありました。

また、以前配信されたニンテンドーダイレクトでは、ゲームキューブでリリースされた「バテンカイトス」ⅠとⅡのリマスターコレクションが発表されました。

そんな感じで過去の名作シリーズ達をリマスターコレクションにしてリリースしてくれたら良いなぁ、なんて思った訳です。

ちなみに僕がリマスターコレクションにして欲しい作品は、まず2作品からなる「レガイア」シリーズや、PS、サターン版の「LUNAR」シリーズも良い。あと「シャドウハーツ」シリーズも…あげたらキリがないけど、何かしら出てくれたら良いなぁ、なんて思ってます。

さて今回はバケツ兜のおじさんが頑張るメトロイドヴァニア「Clunky Hero(クランキーヒーロー)」です。

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Clunky Hero(クランキーヒーロー)について

開発元Chaosmonger Studio
リリースプラットフォームSteam、PS4、Switch、Xbox Series X/S、Xbox one
価格Steam:¥1,700
PS4:¥1,760
Switch:¥1,699
Xbox Series X/S、Xbox one:¥1,750

本作はエストニアの開発スタジオChaosmonger Studioが手がけた作品です。

2021年11月ににSteamにて早期アクセスが開始され、1年以上の開発期間の後、2023年1月26日にSteamの正式リリースと家庭用機版をリリースしました。

また、本作の日本語翻訳には「ゲーマー放射線化医」という肩書きを持つ日本人翻訳者の方が監修されており、日本語翻訳にも力を入れている作品です。

例のごとくSwitch版を購入してプレイしております。ちなみに余談ですが、当初の計画通りSwitchが着実にインディーゲーム専用機になっておりますが、最近増えすぎて整理が大変です。3dsにあったフォルダ機能をSwitchに付けてー。グループじゃダメなんだー。

ストーリー、ゲーム内容はどんな感じ?

愛する妻を救うためへっぽこ勇者が立ち上がる

本作の舞台はどこかのファンタジー世界。その世界の村に住む農夫のルーファスは、愛する妻ブリュンヒルデと貧しくも楽しい生活を送っていました。

しかし、突如復活した「邪悪なる者」によって、妻のブリュンヒルデが魔法によりアヒル口のギャルに姿を変えられた上にさらわれてしまいます。

愛する妻の一大事!ルーファスは手近にあったバケツを被りほうきを手に取って、ブリュンヒルデを救うため邪悪なる者がいるという城を目指します。

しかし、城へ行くのは一筋縄ではいかなそう。城に入るためには「聖なるポテト」が必要になるらしく、ポテトを求めて様々な場所で冒険をするハメになりそうです。

さらに色んな人にクエストを頼まれたりして寄り道もいっぱいします。それでもルーファスは愛する妻を救うため、諦めずに城を目指します。

バケツとほうき、あとは体一つで城を目指すルーファス。果たして彼は無事ブリュンヒルデを救うことができるのでしょうか。へっぽこ勇者のハチャメチャな大冒険が始まります。

オーソドックスだけど色々クセの強いメトロイド寄り作品

本作は主人公のルーファスを操作して様々な場所を探索していくメトロイド寄りの作品です。

マップもキャラクターも3Dで作られていますが、メトロイドヴァニアなのでちゃんと横スクロールです。

ゲーム内容はオーソドックスなメトロイドヴァニアで、各地を探索しスキルやアイテムを獲得しながら進んでいきます。

特徴的な要素はなく、ゲーム自体は地味目な印象ですが、それに有り余ってストーリーやキャラクターのクセが強いです。

どれほどクセが強いかは後ほど語るとして、全体的には無難に仕上がっている印象です。

難易度的にも難しくないため、こういったアクションが苦手な方でも手軽に楽しめるかと思います。

良かった点

メタ要素満載なおバカなノリとキャラ

本作で1番重要視しているであろう要素。とにかくクセの強いおバカなキャラ達が、おバカなノリで物語を展開していきます。

翻訳に力を入れているだけあり、ルーファスは主人公だけにかなり良いキャラに仕上がっています。

他のキャラクターに向かって「サイドクエストよこせ」だの「あんたはNPCだから」だのとメタ的な発言をバンバン出します。

そうかと思えば、クセの強いキャラクター達に的確なツッコミを入れたりと、とにかく会話を盛り上げてくれます。

このノリはアイテムの説明欄にも反映されており、某フライドチキンの白いおじさんや、僕と同じ世代の方ならわかる「ミッ、ミッ」と声を発しながら高速で走り、コヨーテをおちょくる青い鳥の話などをぶっ込んできます。

ゲームの雰囲気や音楽は至って普通に感じるんですが、クセのあるキャラ達がそれをぶち壊している所があり、色んな意味ですごかったです。

気になった点

手に入れたアイテムはアイテム欄から使わないと効果がない

マップを探索し体力アップを手に入れたり、店でスキルスロット拡張アイテムを購入したりと、様々な方法でアイテムを獲得します。

しかし、ただ手に入れただけでは何の効果もなく、アイテム欄から使用することでアンロックされる仕様になっています。

本来なら獲得したらすぐ反映されるものですが、いちいち使う必要があるというのが地味に面倒、かつ持てる数が決められたアイテム欄を逼迫してしまうのも地味に厄介でした。

エリアの地図が細切れにされていて面倒

本作のエリアはいくつかのフロアに分かれているのですが、フロアごとに地図を拾わないとマップがわかりません。そのため洞窟1の地図があっても、となりの洞窟2ではまた洞窟2の地図を手に入れる必要があります。

しかも前述したアイテムとして使用しないといけない点があるため、取っただけでは意味がないのは面倒でした。エリアごとにまとめて欲しかったです。

一時的に操作不能になるバグあり

条件がよくわからないのですが、キャラの移動を受け付けなくなるバグがありました。

僕はよくセーブした後に発生するのですが、そうでない時にも発生する時がありました。

しばらくすると元に戻るため進行不能になることはないのですが、安定していないようなバグのため、早く対処していただきたいです。

まとめ

ここが良かった
  • メタ要素満載なおバカなノリとキャラ
ここが気になった
  • 手に入れたアイテムはアイテム欄から使わないと効果がない
  • エリアの地図が細切れにされていて面倒
  • 一時的に操作不能になるバグあり

細かい粗やバグが厄介ですが、難易度はマイルドなため、誰でもプレイしやすい作品です。

メタ要素やジョークが気になる方、アクションやバトルの難易度が高いメトロイドヴァニアに疲れた方は一度プレイしてみてください。

という訳で今回はこの辺で。
また次回!

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